2010年1月8日(金)
先日、米シンクタンクの「ユーラシアグループ」が
2010年の「10大リスク」を発表しました。
第1位は「米中関係」でしたが、5番目に「日本」が
ランクされています。
その根拠は鳩山政権は小沢一郎氏にコントロール
されており、年内に交代の可能性が高いとのこと。
もしかしたら、藤井財務大臣の辞任も何やら関係
ありそうだと、もっぱらの噂。
そう考えると、りスクとしてはもう少し上位に
ランクされてもいいような気もしますが・・・・。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 円は昨日夕方の菅新財務相の発言から弱含み、 NY市場では93円半ばまでドル高円安進み約4ヶ月 びりの円安水準を示現。
- その他主要通貨も対ドルでは軟調に推移、雇用統計 を控えながらも、ドル全面安の展開に。雇用改善への 期待が高まる。
- NY株式市場はまちまち。ダウは一時前日比70ドル以上の 下げを見せたものの、引けで33ドル高。金融セクターの 収益が改善するとのリポートで株価を押し上げた。
- 金、原油ともに利益確定の売りと、ドル高ににより 小幅反落。
- 週間失業保険申請件数 →43万4千件(市場予想より改善)
- 米既存店小売売上高が前年比2.8%増加。クリスマス商戦 はまずまずの結果に。
- 米長期金利は横ばい。
| ドル/円 | 92.97 〜 93.41 |
| ユーロ/円 | 133.21 〜 133.66 |
| NYダウ | +33.18 → 10、606.86ドル |
| GOLD | −2.80 → 1、133.70ドル |
| WTI | −0.52 → 82.66ドル |
| 米10年国債 | −0.002 → 3.827% |
本日の注目点
- 日 11月景気動向指数(速報値)
- 欧 独11月小売売上高
- 欧 独11月貿易収支
- 欧 独11月鉱工業生産
- 欧 ユーロ圏第3四半期GDP(確報値)
- 欧 ユーロ圏11月失業率
- 米 12月雇用統計
円は今朝も早くから目まぐるしく動いています。
今朝7時前には93円40近辺で推移していた円は、20分後には
93円77まで下落。93円50近辺の「ストップロス」を狙いに
行った感もあります。
円が一段安に振れたことで、豪ドル円は昨年の高値を抜き、
2008年のあの「リーマンショック」直後の86円台に乗せる場面も
ありました。
景気回復が鮮明なオーストラリアとデフレ傾向を強めている日本の
ファンダメンタルズを反映し、豪ドルに対する円の弱さが際立っています。
昨日の夕方行われた記者会見で、菅新財務大臣は「円安が望ましい。」との
発言をしたことで、それまで92円を割り込みそうな状況だったドル円は
一気に、92円台後半まで上昇しました。
NYではその流れが続き、約4ヶ月ぶりとなる93円台半ばまで
ドルが上昇しています。
輸出企業にとっては「菅、様様」というところでしょうか。
菅財務相はまた、「経済界」という言葉を枕ことばに使いながらも、
「90円台半ばが適切」と発言しています。
現職の財務大臣が為替の水準に言及すること事態「異例」のことですが、
「90円第半ば」が居心地のよい水準であることが半明しただけでも
財務大臣が交代した効果があったのかもしれません。
だた、一方でそのために具体的な対処方法については「日銀との連携を
強める。」に留まっています。
米ワシントン・ポスト紙はこの発言を評して「菅氏の経験不足からくるもの」
と、発言そのものに批判的な論評を掲載しています。
今回の「菅発言」が予想外(?)の効果をもたらしたのは、今晩発表される
雇用統計への改善期待が相当高まっているこが挙げられます。
事前の予想では「プラスマイナスゼロ」がコンセンサスのようですが、
ここにきて一部金融機関の予想では1万人プラスとか、昨日のNYでは
大幅にプラスに転じるとの噂も駆け巡っていました。
昨日発表された週間失業保険申請件数が市場予想より改善していたことも
改善期待にバイアスをかけたようです。
さて、今後の相場展開ですが、今夜の雇用統計が全てであることは
言うまでもありません。
個人的には、上述のように改善期待が高まってきたことから、これまでの
ドルショートポジションはかなり整理されてきており、
仮に期待通り改善されていた場合、94円の半ばを超えられるかどうかが
重要なポイントなると観ています。
この水準は「週足」」での下落トレンドラインを形成しているポイントにあたり、
2007年9月の「パリバショック」以来、一度も超えていないレベルにあたります。
加えて、その上にも、一目の厚い「雲」があり、さらにその上には「100日移動平均線」
も待っています。
テクニカル的には相当なドル上昇パワーがなければ超えらないと言えますが、
これも時間の経過とともに上抜けする可能性は否定できません。
反対に、期待を裏切る結果の場合には6日に記録した91円前半までの
下落余地はあると考えます。
現在取引されている93円台半ばを基準に考えるのであれば、
数字が悪かった場合ドル下落リスクの方が高いと観ます。
What's going on? 2009年4月〜(PDF)
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 | |
| 1/4 | デューク FRB理事 | 米経済は部分的に潜在成長率を下回る拡大にとどまるため、インフレは「抑制された状態が続き、2010年の経済活動は今後も緩やかに回復するだろう。」との見方を示した。(ノースカロライナ州の講演で) | ----- | |
| 1/7 | 菅財務相 | 「もう少し円安が望ましい。」「経済界では90円台半ばが適切だとの意見が多い。」財務大臣就任での記者会見で。 | 92円15近辺 →92円台後半へ。NYでは93円台半ばまでドル高が進む。 |
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