今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2010年1月12日(火)




環境保護団体シー・シェパードの小型高速船

「アディ・ギル号」が日本の捕鯨監視船に衝突した

ニュースが持ちきりです。

これまでもレーザーや液体入りのボールを投げつけるなど

抗議行動がエスカレートし、ついには衝突してしまいました。

これらの一連の行動は日本サイドから見れば明らかに、

海賊行動と見られますが、この船の拠点となっている

オーストラリアでは見方が違っています。

特に、同国野党はこの問題をラット首相に「抗議すべき」と

政治問題化しそうな状況です。

それにしても、高速船に立てている旗にはどくろのマークがあり、

海賊とみなされても止むをえない威嚇行為を続けています。

もっと違った抗議行動をとれないものでしょうか?

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • NY市場では重要な経済指標の発表がなかったことも あり、為替は全般的小動き。先週末の雇用統計の影響もあり ドルが円を含む主要通貨に対して下落する展開に。
  • ドルは特に、ユーロに対して売られ、ユーロドルは1.45台 半ばと、1ヶ月振りの高値に。
  • ブラード・セントルイス連銀総裁の「主要国の低金利はしばらく 続く」との見通しもドルの上値を押さえた模様。
  • NY株式市場はまちまち。ダウはこの日決算発表予定の アルコアへの期待感から45ドル高。ナスダックは小幅下落。
  • 金価格はドルが下落したことで大幅上昇。
  • 原油は欧州が寒波に見舞われていることを材料に、一時84ドル 目前まで買われたものの、利食いの売りに押され小幅反落。
  • 債券相場はやや下落、金利は小幅に上昇。

    ドル/円 91.81 〜 92.67
    ユーロ/円 133.50 〜 134.37
    NYダウ +45.80 → 10、663.99ドル
    GOLD+12.50 →  1、151.40ドル
    WTI−0.23 →  82.52ドル
    米10年国債 −0.006 → 3.830%


本日の注目点

  • 日   12月景気ウオッチャー調査            
  • 米   11月貿易収支       
   
昨日は東京市場が休場だったこともあり値幅はありましたが、

比較的静かな取引でした。

豪ドルは昨日の朝方、対ドル、対円で続伸。

とりわけ、対ドルでは昨年のリーマンショク後の下落幅の約86%まで

回復する0.93台前半まで上昇しました。

対円でも再び86円台乗せまで上昇。市場参加者のポジションが大きく

「ロング」に傾いている中じわじわと高値更新が続いています。

目先は日足の「200日移動平均線」が位置する87円半ばがターゲット

と観ていますが、その前に大幅な「調整」が観られる可能性もあり、

ここから上値の水準には慎重さが求められます。



円は昨日のアジア市場の流れを受け、NYでは91円台後半まで円高が

進んでいますが,動意は見られません。

先週末の雇用統計の悪化を多少引きずっている雰囲気で、ドルが買われる

展開ではないものの、90円に向かって下落する勢いも無いようです。



今週は米小売売上高や鉱工業生産などの経済指標を控えていますが、

注目は米主要企業の10−12月期決算発表の結果です。

日本時間の今朝7時40分に米企業の先陣を切ってアルミ大手「アルコア」が

決算発表を行いました。

結果は2期ぶりの赤字でした。

売上高は4%減少し、2憶7千7百万ドルの純損出と発表されました。

この結果を受けて同社株は時間外取引きで売られているようです。



アルコアの決算は市場予想を下回りましたが、米主要500社の10−12月期決算は

大幅な増益が見込まれています。

トムソンロイターの調査によると、米主要500社の10−12月期決算は

2年半ぶりに増益との見通しを発表しています。特に、金融機関の収益が

大幅に伸びているとの報告です。

今週末からは大手米銀の決算発表も始まります。

収益改善への期待感が強いだけにその結果次第では、NY株式市場、為替にも

影響を与えることから注目したいところです。



ドル円はNYの円高値である91円80レベルで下げ止まるか、また、その下の

91円をキープできるかどうかに注目しています。

短期的にはドルの戻りを売る展開でしょうか・・・。
                                                                                                       

               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
1/4 デューク FRB理事 米経済は部分的に潜在成長率を下回る拡大にとどまるため、インフレは「抑制された状態が続き、2010年の経済活動は今後も緩やかに回復するだろう。」との見方を示した。(ノースカロライナ州の講演で) ----- 
1/7 菅財務相 「もう少し円安が望ましい。」「経済界では90円台半ばが適切だとの意見が多い。」財務大臣就任での記者会見で。 92円15近辺 →92円台後半へ。NYでは93円台半ばまでドル高が進む。    
1/8 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 雇用は「失業率を大きく引き下げるほどの速度では回復しそうにない。」雇用統計の発表を受けて。 ----- 

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和