今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2010年1月13日(水)




最近よく耳にする言葉に「草食系男子」というのがあります。

肉食は闘争本能が強く、攻撃型。草食は大人しく、控え目。

というイメージなのでしょうか。

ある調査によると、この草食系男子は育児参加志向が強いとのこと。

妻との育児分担割合いをもっと増やしたいという「旦那さま」が

以外に多いということです。

共稼ぎの奥さんにとってはありがたいことで、草食系が

選ばれる理由はこんなところにあるのかもしれません。

そして、育児に積極的な「旦那さま」を「イケメン」に

語呂合わせして「イクメン」と称するそうです。

「イクメン」がもっと増えてくれば、世の中の少子化の

流れにもブレーキがかかるかもしれません。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 米低金利政策は長引くとの見通しからドルは全面安 の展開に。中でも円に対して弱く、ドル円は一時90円73銭と 昨年12月半ば以来、約1ヶ月振りの90円台に。
  • 円はその他主要通貨に対しても強含み、豪ドル円も83円半ば まで豪ドル安が進む。
  • 米11月の貿易赤字幅が2ヶ月振りに拡大。原油、コンピューター の輸入増加が一因。
  • 株式市場は昨日、取引終了後に発表されたアルコアの決算が 予想外に悪かったこと、オバマ政権が銀行に新たな手数料を課金 することを検討しているなどを嫌気して下落。
  • ダウは前日比36ドル安。VIX指数上昇。
  • 米債券相場株式市場の下落を受け大幅上昇。金利は同様に 大きく下落。
  • 中国人民銀行が預金準備率を引き上げると発表。 金融引き締めへの一歩と受け止められ、これまで買われて 来たドル、株式、原油、金などが軒並み下落。

    ドル/円 90.73 〜 91.43
    ユーロ/円 131.63 〜 132.66
    NYダウ −36.73 → 10、627.26ドル
    GOLD−22.00 →  1、129.40ドル
    WTI−1.73 →  80.79ドル
    米10年国債 −0.099 → 3.721%


本日の注目点

  • 欧   11月ユーロ圏鉱工業生産    
  • 米   地区連銀経済報告(ベージュブック)              
   
円は下値のメドであった91円を割り込んだことから手仕舞いのドル売りに押され

90円73まで上昇、ドルは約1ヶ月ぶりの安値となりました。

この日はユーロ、豪ドルなどの主要通貨はドルに対して弱く、そのドルに対しても

円が強含んだことから、円は独歩高の様相でした。

米貿易赤字の拡大が材料視された面もありますが、米国の場合には「輸入の拡大」は

景気回復を示す傾向が強く、それ事体はドル売りには繋がりにくいと思われます。



むしろ中国人民銀行が預金準備率を引き上げたことと、米金利の下落の方に影響されたと

観られます。

拡大の一途をたどっている中国経済ですが、ここに来た不動産価格が大幅に上昇。

上海などの沿岸部では年率40%ほど値上がりしており、市民の85%は「住宅購入は諦めた」

との声が高まっていました。

これまで続けてきた金融緩和策と、景気刺激策から金融機関は積極的に融資を増やし、

資金がだぶついている状況が続いていました。

中国の中央銀行がこうした状況から金融引き締めへの第一歩を踏み出したとの見方が支配的です。



世界経済を牽引してきた中国がその成長にブレーキがかかるとすれば、「リスク資産」の縮小に

動くのは、ある意味当然と言えます。

昨日の各市場を観ても金、原油は大幅安。さらに通貨でも高金利通貨は大きく下落しています。

とりわけ、中国経済の恩恵を最も受けている豪ドルの下落が目立ちました。

このような状況で「唯一買われる」のが円であることは、昨年からの非常時で学習済みです。

円は大幅に値を上げて90円73銭まで上昇。

昨年11月までの「円高への流れ」を彷彿させました。



さて約1ヶ月ぶりに90円台まで反落したドル円ですが、昨年11月の円最高値84円82銭から

先週の円安値93円78銭までの下落幅は8円96銭という計算になります。

「フィボナッチトレースメント」でのサポートは90円36とその下の89円39が導き出されます。

また、その前にはに「日足の100日移動平均線」が90円50に位置することから、目先このレベル

がキープできるかどうかが重要になりそうですし、さらに90円が心理的なサポートであることは

言うまでもありません。



仮に90円を割り込むような展開になると、再び昨年11月までのような「円先高観」が台頭し、

実需のドル売りも出易くなると思われます。

逆に言えば、90円を割り込まない限り「短期的な」ドル上昇パターンは変わってないと観ます。
                                                                                                       

               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
1/4 デューク FRB理事 米経済は部分的に潜在成長率を下回る拡大にとどまるため、インフレは「抑制された状態が続き、2010年の経済活動は今後も緩やかに回復するだろう。」との見方を示した。(ノースカロライナ州の講演で) ----- 
1/7 菅財務相 「もう少し円安が望ましい。」「経済界では90円台半ばが適切だとの意見が多い。」財務大臣就任での記者会見で。 92円15近辺 →92円台後半へ。NYでは93円台半ばまでドル高が進む。    
1/8 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 雇用は「失業率を大きく引き下げるほどの速度では回復しそうにない。」雇用統計の発表を受けて。 ----- 

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和