今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2010年1月26日(火)




先日、偶然テレビで米大統領専用のカバン「フットボール」

についての番組を観ました。

アメリカが攻撃された場合、核を含むあらゆる攻撃の

最後のボタンを押すのが大統領だという話は

聞いたことがありますが、そのカバンが大統領と常に
共にあることは初めて知りました。

それはジョギング中であろうと、海外訪問時であろうと

いつも身近にあるそうです。

昨年の初来日の際も、オバマ大統領が首相官邸に

入ると、遅れて征服姿の軍人が「フットボール」を

右手に提げて官邸に入っていく姿が放映されていました、

一昨年の大統領就任式の時も、このカバンが渡されて

初めて「権力の移転」が完了したとの記事も紹介されていました。

米大統領は世界一の激務です。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 注目のNY株式市場が小幅反発したことで、円は90円 前半での取引となり、依然としてドル上値の重い展開に。
  • 円は90円割れの場面もあったものの、値幅は限定的。 東京市場でのレンジ内を抜けきれない展開。
  • バーナンキFRB議長の再任に対する見方が増えたことから 株式市場、為替市場ではやや落ち着きを取り戻し、楽観的に。
  • 金相場、原油ともに4日ぶりに小幅反発。
  •  米債券相場は株式市場の上昇に加え、2年物が高水準の入札を 控えていることが重しとなり下落。     
  • NY株式市場は鉄鋼株などが上昇し、NYダウは24ドル高。
  • 12月中古住宅販売件数 → 前月比−16.7%(4ヶ月振りのマイナス)

    ドル/円 89.95 〜 90.34
    ユーロ/円 127.20 〜 127.81
    NYダウ +23.88 → 10,196.86ドル
    GOLD +6.00→  1,095.70ドル
    WTI +0.72→  75.26ドル
    米10年国債 +0.025  → 3.627%


本日の注目点

  • 欧   1月独IFO景況指数  
  • 英   第4四半期GDP(速報値)
  • 米   議会予算局2010年の経済・財政見通しを発表             
  • 米   11月S&Pケースシラー住宅価格指数   
  • 米   1月消費者信頼感指数
  • 米   11月FHFA住宅価格指数
  • 米   1月リッチモンド連銀製造業指数                          
   
NY株式市場は小幅ながら反発しました。

さすがに先週の550ドルもの大幅場下げで、「値頃感」や「ショート筋」の

買い戻しが入り相場を押し上げたものと観られます。

ただ上昇幅を見る限り小幅で、依然として市場は「不確実性」が支配しており

先行き不透明感が払拭されていません。



円は株式市場が小幅反発したものの、動意はなく、90円台前半で小動き。

この日はその他の主要通貨でも値幅は限定的で、本日から始まるFOMCの行方や、

ケースシラー住宅価格の結果を見たいとう雰囲気が支配的でした。

クロス円は昨日の東京市場と同水準で、円は90円35近辺まで売られるものの

そこからはドルの上値が重いように見えます。

従って、今日の取引ではこの水準から90円50を上抜けするかどうかに

注目したいと思います。

一方で、下値も89円80近辺でサポートされそうな雰囲気です。

こちらも下抜けするかどうかは注目です。



WSJ紙は、エコノミスト50人にバーナンキ議長再任に関する調査を行ったところ、

17人が再任に反対だったと伝えています。

それでもでも多いように感じますが、先週の米株式市場の大幅下落の一因だった

「再任反対」の意見は少数派となり再任される見通しとなります。



12月の中古住宅販売件数が発表されましたが、結果は4ヶ月ぶりに前月比マイナス

でした。

住宅減税の影響から11月の反動と観られていますが、大幅な落ち込みに米住宅市場の

底入れは依然として先行き厳しいとの見方が台頭しています。

本日のケ−スシラー住宅価格指数の生みの親であるシラー教授は「米住宅市場は底割れ

する可能性がある。」とのコメントを残しています。

米景気回復には個人消費の拡大が欠かせません。

その個人消費は雇用の安定の上に成りたちます。

オバマ大統領は「子育て減税」の拡充を発表しました。

年収1000万円以下の中低所得層の生活を支援するというものですが、消費には直接

結びつく可能性は低く、このままでは年後半と観られている「「出口戦略」にも

影響を与えることにもなります。
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What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
1/4 デューク FRB理事 米経済は部分的に潜在成長率を下回る拡大にとどまるため、インフレは「抑制された状態が続き、2010年の経済活動は今後も緩やかに回復するだろう。」との見方を示した。(ノースカロライナ州の講演で) ----- 
1/7 菅財務相 「もう少し円安が望ましい。」「経済界では90円台半ばが適切だとの意見が多い。」財務大臣就任での記者会見で。 92円15近辺 →92円台後半へ。NYでは93円台半ばまでドル高が進む。    
1/8 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 雇用は「失業率を大きく引き下げるほどの速度では回復しそうにない。」雇用統計の発表を受けて。 ----- 

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和