2010年1月29日(金)
海の向こうではオバマ大統領の人気が急落して
いますが、こちらでも状況は同じ。
鳩山政権が発足いらいの不支持に苦しんでいます。
日経新聞の調査では「内閣支持が45%」で
「不支持が47%」と、初めて不支持が支持を
上回ったと報じています。
自身の「鳩ママ問題」に加え「小沢問題」が大きく影響
しているものと思われます。
加えて「マニフェスト」に縛られたちぐはぐな
政策に「何だ自民党とかわらないじゃん」という声も。
今後民主党は政権政党として存続していくためには
今年が正念場となります。
もはや「旧政権の大掃除」だから、なんて言っていられません。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドルと円が買われ、クロス円は再び下落基調に。 ユーロが1.40を切ったことから主要通貨に対して、 ドルは上昇。ユーロはギリシャ国債の保証料が過去最高に 上昇したことが嫌気された。
- 一方で、対円ではドルが売られる展開に再び89円台 半ばまで円高が進む。
- バーナンキ議長が上院で再任されたことは好感された ものの、米経済指標の悪化から株式市場は大幅下落。
- NYダウは115ドル下げ、1万ドル割れも視野には入って きたとの声も。
- 債券相場は7年債の入札が好調だったが小動き。
- 金、原油相場はまちまち。
- 12月耐久財受注 → 前月比+0.3%(市場予想を下回る)
- 週間失業保険申請件数 →47万件(市場予想より悪化)
| ドル/円 | 89.62 〜 90.29 |
| ユーロ/円 | 125.10 〜 126.51 |
| NYダウ | −115.70 → 10、120.46ドル |
| GOLD | +0.30 → 1、084.80ドル |
| WTI | −0.03 → 73.64ドル |
| 米10年国債 | +0.004 → 3.654% |
本日の注目点
- 日 12月消費者物価指数
- 日 12月失業率
- 日 12月鉱工業生産
- 日 日銀金融政策決定会合議事録要旨(12/17,18分)
- 欧 12月ユーロ圏失業率
- 欧 1月ユーロ圏消費者物価指数
- 米 第4四半期GDP(速報値)
- 米 1月シカゴ購買部協会景気指数
- 米 1月ミシガン大学消費者信頼感指数
昨日東京時間午後にオバマ大統領の「一般教書演説」がありました。
その内容が注目されていましたが、金融規制安などについて
突っ込んだ言及がなかったことからドル円は上昇。
日経平均も一時200円を超える大幅上昇をみせたこともあり、ドル円は
東京の午後から欧州時間にかけて90円50までドル高に振れました。
この水準はこれまでにも2度テストして失敗した重要なレベル。
今回も「3度目の正直」とはいかなかったようです。
NY市場に入ると、クロス円の売りも誘い、ドル安円高に推移し、89円台半ば
までドルが下落しています。
円とその他の主要通貨では動きが正反対で、この日もドルは円に対して弱含みの
動きを見せたものの、ユーロ、豪ドルなどに対しては大きく買われています。
ユーロは依然としてギリシャの財政問題が蒸し返されています。
ギリシャ国債のCDSは422bpと過去最高の保証料となっており、ドイツ国債との
格差が広がっています。
今後、スペインやポルトガルなど他のユーロ諸国に波及する可能性もあり、ユーロが
下落する主因となっています。
ユーロドルが心理的な節目であった1.40を割り込んだことで、
下値のメドが立たなくなってきました。
「日足」までのテクニカルでは全て売りシグナルがでており、「週足」の
200日移動平均線が1.3857に位置していることから、ターゲットとしては
この水準が目先重要になってきそうです。
ドル円は90円50−60水準が抜けません。
今週半ばには89円台前半までドルが売られ、その後反発したことから
目先の底値を観た雰囲気も出てきましたが、依然として上値の重い展開です。
市場全体では「ドル高傾向」が強まってきている状況のなか、円に対しては
根強い先高感があるようです。
米株式市場だけではなく、欧州市場や中国市場でも株価の調整が続いていることが
背景かと思われます。
上値の90円50−60を抜けるのか、あるいは下値の89円を割り込むのか
市場は次の材料を待っているところです。
今夜の「米第4四半期GDP」あたりがカギになりそうです。
バーナンキFRB議長の再任が上院で承認されました。
しかし、再任に反対する票が30票もあり、これは過去歴代議長のなかでは最悪の
数字となっています。
リーマンショック後の金融危機を救ったという評価がある一方、税金を使って
金融機関だけをを救済したという厳しい見方もあり、依然として雇用が増えて
いないことに「再任反対」の声も多かったようです。
What's going on? 2009年4月〜(PDF)
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 | |
| 1/4 | デューク FRB理事 | 米経済は部分的に潜在成長率を下回る拡大にとどまるため、インフレは「抑制された状態が続き、2010年の経済活動は今後も緩やかに回復するだろう。」との見方を示した。(ノースカロライナ州の講演で) | ----- | |
| 1/7 | 菅財務相 | 「もう少し円安が望ましい。」「経済界では90円台半ばが適切だとの意見が多い。」財務大臣就任での記者会見で。 | 92円15近辺 →92円台後半へ。NYでは93円台半ばまでドル高が進む。 | |
| 1/8 | ローゼングレン・ボストン連銀総裁 | 雇用は「失業率を大きく引き下げるほどの速度では回復しそうにない。」雇用統計の発表を受けて。 | ----- | |
| 1/26 | ウェーバー・ドイツ連銀総裁 | ECBは非伝統的な流動性供給策の巻き戻しを「推し進める」。「金融政策の正常化は議題に上がっている。」と述べた。(独ハンブルグの講演で) | ----- | |
| 1/27 | ホーニング・カンザスシティー連銀総裁 | 「長期にわたる超低金利の維持はもはや正当化されない。」として、FOMCで低金利継続に反対票を投じた。 | ドル円89円台前半 →90円台乗せまでドル高円安に。 |
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