今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]
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2010年3月5日(金)




おはようございます。



朝からワインの話で恐縮です。

およそ20年くらいワインが好きで飲み続けています。

先月、高級ワインで有名なボルドーの「5大シャトー」

を飲む栄誉に浴しました。

マルゴー、ラフィット、オーブリオン、ラトゥール、

そしてムートンの5本を一度にです。

全て1999年のビンテージで揃えてありました。

人数は6人ですが、おそらく私が一番多く飲んだはずです。

何しろ、こんな機会は人生、最初で最後だろうと

思ったからです。

エチケット(ラベル)は瓶からはがし、後でカラーコピー

をしてもらうことになっています。

「最後の晩餐」・・・・至福の時でした。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 昨日の東京時間に88円14銭と、今年の最高値を 更新した円は、NY市場では米雇用市場改善を示す指標に 一転して売られ、89円前半まで下落。
  • ユーロドルが前日の1.37台から依然として上値が重く ドル高ユーロ安が進んだことも円下落を誘った。
  • ECB,BOE共に市場予想通り政策金利は据え置き。
  • トリシェECB総裁は理事会後の記者会見で金融機関への 資金供給期間を短縮するなど、出口に向けた姿勢を表明。
  • 米2月小売既存店売上が前年比7.6%増加したことで NY株式市場では小売株を中心に上昇。ダウは47ドル高。
  • 債券相場は2年債が大きく下落し米金利が上昇し為替に影響を あたえたものの、10年物長期債は上昇。
  • ドルが上昇したことで、金、原油とも下落。
  • 週間失業保険申請件数 → 46.9万件  
  • 1月中古住宅販売留保 → −7.6%(市場予想はプラス1%)
    ドル/円 88.33 〜 89.26
    ユーロ/円 120.53 〜 121.83
    NYダウ + 47.38 → 10、444.14
    GOLD −10.20 →  1、133.10ドル
    WTI −0.66 →  80.21ドル
    米10年国債 −0.017 → 3.604%


    本日の注目点

    • 米  2月雇用統計   
    • 米  1月消費者信用残高                 

    連日、今年の円最高値を更新していますが昨日も記述したようにそのスピードは

    緩やかです。

    昨日の東京では一時88円14銭と、三日連続で小幅ながら円の高値を切り上げていました。

    雇用統計を控えている割にはある程度の値動きが見られています。

    NYでは88円台前半から、一転して89円台前半まで約1円の値幅で円が売られました。

    2月の小売既存店売り上げが大雪の割には堅調だったことや、週間失業保険申請件数が

    市場予想より減少していたなど、「材料」はあったものの、ドル円を1円持ち上げるほどの

    材料だったとは決して思えません。

    ようは、円買いのポジションが膨らんでおり、雇用統計前に整理したことと、

    市場のセンチメントは依然としてユーロに懐疑的で、ユーロ安に引っ張られたというのが

    背景だと思います。



    明日の雇用統計に関してはますます分からなくなってきました。

    失業保険申請件数は市場予想より減少し、前日のADP雇用者数は予想通り。

    しかしNY市場では「悪化を予想する声」が大きいのも事実・・・・。

    今回の予想は割れています。

    最大でマイナス7万5千人、最少で2万人のマイナスといったところです。

    失業率も9.5%から9.8%程度まで分かれています。

    弱気の見方をする向きは「雪の影響」を挙げています。

    バーナンキ議長が出口に向け最も注目しているのが労働市場の動向です。

    個人的には弱気の立場でマイナス5万人、9.7%程度と観ています。


    為替を取り巻く材料に事欠かなくなってきました。

    中国全人代での経済成長に対するコメント。あるいは注目のギリシャ問題は

    パパンドレウ首相が今日から独仏の首脳と会談し、EUに対しても協力を要請します。

    さらにその後米国に飛び、オバマ大統領との会談も予定されています。

    ギリシャの財政問題はは自力での解決が基本ですが、どの程度主要国からの協力を

    取り付けられるかも、同時に注目されています。

    そのギリシャの国債入札は好調でしたが、一方でドイツ銀行は格付けを引き下げられ

    ユーロ相場にとっては強弱まちまちです。



    また、材料は国内にもあります。

    今朝の日経新聞は一面トップで「日銀が追加緩和を検討」と報じています。

    12月の臨時政策決定会合後に新しい金融緩和の手段を発表し、その効果が「予想外」に

    あったことはまだ記憶に新しところです。

    それだけに今回の動きは再び「デフレ解消、円高阻止」に向けた意思表示と受けとられる

    ことも考えられます。



    このように為替に影響を与えるイベントが揃ってきました。

    円相場はボラティリテー(変動率)も低下傾向でしたが、これでいつ大きく値動きしても

    おかしくはありません。

    ポジションはある程度減らしておき、次の展開に備えることをお勧めします。

    良い週末を・・・。
               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
3/2  スティーブンス・RBA総裁 「金利を通常の水準に戻すことが適切と判断した。」政策金利引き上を決定した後での会見で。。  ----
3/4  トリシェ・ECB総裁 「(ギリシャ問題に関しては)必要なら断固とした共同歩調を取る。」「危機対策は段階的に縮小する。」政策金利据え置きを決定した後での会見で。  ----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和