2010年3月18日(木)
おはようございます。
日銀は昨日開いた金融政策決定会合で、新型オペによる
資金供給額を「10兆円程度」から「20兆円程度」に
拡大するすることを賛成多数で決定しました。
日銀政策委員は現在総裁を含めて7名います。
2名の政策委員が新型オペの拡大には反対したそうです。
何かFOMCの構図に似ていますが、これで日米ともに
低金利はしばらく続き、株式市場にはプラス材料です。
しかし、それでも日経平均は1万1千円を下回っており、
依然として低空飛行中です。
日経平均株価が1万5千円を超えて来るのは
いつのことでしょうか・・・。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- バーナンキ議長は議会証言で金融規制に関して 証言を行ったが市場は特に反応せず。
- 前日のFOMC声明文で低金利政策の継続が確認され 株式市場は好感したものの、為替の方向性は定まらず。
- 円は90円台半ばを挟む展開ながらも、上下どちらへも 動けず。日銀政策決定会合で資金供給枠の拡大が決定されたものの 織り込み済みから反応は限定的。
- ユーロは対ドルで1.38台に乗せたものの、その後100ポイント 下落し、依然反発はするものの上値が重い。
- NYダウは7連騰し、1年5ヶ月振りの高値更新。
- 原油、金ともに続伸。OPEC総会では原油生産量の 据え置を決定。現在の80ドル台の価格は妥当との認識。
- 2月卸売物価指数 → −0.6%(5ヶ月振りのマイナス)
ドル/円 90.10 〜 90.62 ユーロ/円 123.91 〜 124.66 NYダウ +47.69 → 10、733.67 GOLD +1.70 → 1、124.20ドル WTI +1.23 → 82.93ドル 米10年国債 −0.011 → 3.642%
本日の注目点
- 欧 1月ユーロ圏貿易収支
- 米 2月消費者物価指数
- 米 10〜12月経常収支
- 米 週間失業保険申請件数
- 米 3月フィラデルフィア連銀景況指
円の明確は方向性が定まりません。
先週末、一時91円台に乗せた円もその後は90円半ばを挟む狭いレンジでの
取引が続いています。
200日移動平均線のトレンドラインが意識されていることと、日足では「雲」の上限に
ぶつかり押し戻される展開となっており、今のところ「雲」が抵抗滞として機能して
います。
一方、下値も90円台を割り込む勢いは見られないことから「ドル反発の機会を伺いながらも
頭の重い展開」から動けないという状況が続いています。
90円を再び大きく割り込むと、ドル先高観も修正を余議なくされますが、
中期的にはドル上昇シグナルが点灯しつつも、目先頭が重くなったことで
その」見方もやや後退しつつある、というところでしょうか。
日米ともに重要な金融政策会合を終え、ほぼ市場予想通りだったことからさらに
値動きが狭まったと言えます。
金融政策にサプライズがなったことで、株式市場では好調な展開が続いています。
昨日もNYダウ、ナスダックともに高値を更新し、その影響から日経平均も続伸しています。
市場は明らかに「リスク選好」を高めており、現状では、商品高、高金利通貨高、
円安という流れが継続される可能性は高いと観られます。
先行きに不透明感が残る米住宅、雇用に、急回復するシナリオの台頭などのサプライズが
無い限り、市場は楽観的な動きを選択するものと観ています。
ユーロドルは昨日欧州で一時1.3818まで上昇しました。
3月2日に1.34台前半を記録して以来、2週間で400ポイントの回復です。
ヘッジファンドなどのシカゴ先物市場の建て玉を観ると、依然として大幅な「ドル買いユーロ売り」
のポジションをキープしており、本格的な買い戻しには入っていません。
ギリシャ問題はここにきてやや小康状態を保っていますが、一部にはギリシャのユーロ圏
離脱の可能性を指摘する声もでてきました。
この件に関して、ギリシャのパパンドレウ首相は「財政赤字削減計画を前倒しで実行
している」ことから「離脱の可能性はゼロ」とのコメントを残しています。
市場は、離脱は現実的ではないとしながらも、財政削減の実効性を注意深く観ているという
ところです。
このところの動きを反映し、ユーロドルのボラティリテーは1ヶ月物で9.08%と
1ヶ月前の11.305から大幅に低下し、2008年8月以来の水準となっています。
このままユーロが買い戻されるとは思えません。
テクニカルでは1.39台から1.40台にかけて強い抵抗が観測されます。
むしろ今後、「ギリシャ問題」から「南欧問題」に拡大する危険性もあるということを
意識しておきたいと思います。
What's going on? 2009年4月〜(PDF)
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 3/2 | スティーブンス・RBA総裁 | 「金利を通常の水準に戻すことが適切と判断した。」政策金利引き上を決定した後での会見で。。 | ---- |
| 3/4 | トリシェ・ECB総裁 | 「(ギリシャ問題に関しては)必要なら断固とした共同歩調を取る。」「危機対策は段階的に縮小する。」政策金利据え置きを決定した後での会見で。 | ---- |
| 3/7 | サルコジ・仏大統領 | 「明確にしたいのは、必要となれば、ユーロ圏諸国が約束をはたすだろうということだ」「この点に関しては疑問はあり得ない」財政問題でパパンドレウ首相と会談後に。 | ---- |
| 3/16 | ホーニング・カンザスシティー連銀総裁 | 「FF金利誘導目標を異例の低水準にわたって設定する可能性を引き続き示すことは、金融の不均衡を助長し、金融の安定へのリスクを高める恐れがあるため、もはや正当化されない」FOMCで反対票を投じた後の会見。。 | ---- |
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