今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2010年3月25日(木)




おはようございます。



いま政府で「大型連休の分散化」が真剣に検討されています。

全国を4〜6つに分け、GW等の大型連休を「ずらす」

というわけです。

確かにディズニーランドなどのテーマパークはGWなどの

大型連休には超満員になり、道路も大渋滞になります。

しかし、連休をずらすことによるメリットよりにも

デメリットも大きいと予想されます。

例えば息子が大阪で働いていて、GWに東京の実家に

帰ったら、お父さんは仕事で家にいなかった。

大したことではありませんが、そんな事も起こりえます。

行楽地の混雑、道路の渋滞を緩和することが目的なら

もう少し専門家の方にチエを絞ってもらってからでも

いいのではないでしょうか。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ユーロドルが欧州時間に入り、ギリシャ救済問題が難航するとの 見通しから1.34台を割り込むドル高ユーロ安に。
  • 円もつれ安となり、重要なポイントであった90円70−80を 超えると、ストップロスも巻き込み91円台に。
  • 大手格付け会社フィチがポルトガルの格付けを「AA」から 「AA−」に引き下げたことで、NYでは一段のドル高ユーロ安が加速。 円も約2カ月半ぶりの92円台半ばまで売られ一気に円安に。
  • ドル全面高の中、金、原油も売られ、好調だったNY株式市場も 欧州の信用不安から大幅安。
  • 米債券市場では5年物の入札が不調だったことで、金利が大幅に上昇。 1月以来となる3.8%台と、日米金利差の拡大が円売りを加速させた面も。
  • 米経済指標はまちまち。住宅市場に再び先行き懸念が台頭。
  • 2月耐久財受注 → +0.5%(3か月連続のプラス)
  • 2月新築住宅販売件数 → −2.2%・30.8万戸(4か月連続のマイナス)
    ドル/円91.33 〜 92.42
    ユーロ/円121.91 〜 123.03
    NYダウ −52.68 → 10、836.15
    GOLD −14.90 →  1、088.80ドル
    WTI −1.30 →  80.61ドル
    米10年国債 +0.161 → 3.851%


    本日の注目点

         
    • 欧   EU首脳会議                         
    • 米   週間失業保険申請件数              

    あれだけ動かなかったドル円が昨日の夕方から一気に動意を見せ大きく

    値を飛ばしました。

    昨日のこの欄でも、「原点に戻り、いつ動き出してもいいような準備を」」という意味合いの

    言葉を残しておきました。

    しかも、この大きな値動きは劇的に「ドル高円安」に走りだした可能性があるのです。



    主導したのはやはりユーロドルですが、結果として円の値動きが大きく、昨日の朝方の

    レベルと比べ約2円の円安です。

    今年の値動きの中でも1日で2円の値幅は特筆すべきものです。

    まずは、欧州時間に90円70−80を抜けたことでした。

    この水準は3月に入り何度か試した水準で、その度に押し戻され、ある意味「壁」に

    なっていた水準です。

    当然なことですが、トレーディングを行っている市場参加者はこの「壁」を背景に

    ドルが上昇したらドル売りを行い、ストップはこの「壁」が抜けたところにセット

    していました。

    実際、この水準を抜けてから91円台に乗せるのに多くの時間は必要ありませんでした。



    さらにNY市場がオープンすると米長期金利が大幅に上昇し、金利差を意識した

    ドル買い円売りを誘発。

    加えて、格付け会社フィッチによるポルトガルの格下げがドル高ユーロ安に追い打ちを

    かけたことで、92円台半ばまで、約2円もの「ドル高円安劇」が演出されました。

    先週からドル高円安を予測していましたが、このスピードは予想外でした。

    後講釈にはなりますが、約2週間以上小康状態を続けた円は「エネルギー」を

    蓄えていたということがいえます。



    テクニカルを観てみます。

    「「日足」では既に200日移動平均線を上抜けし、ドル上昇傾向がはっきりと読み取れます。

    下落リスクは、一目の「雲」が200日移動平均線にぶつかり押し戻されていることで、

    目先天井を付ける可能性もやや意識しておきたいと思います。

    「週足」では2007年6月の123円台を頂点に右下に引ける「トレンドライン」にちょうど

    絡んでいる状態です。

    この水準が抜けるかどうかが最大のポイントを観ていいと思います。

    なぜなら、この水準を完全に上抜けしたら、約3年間続いたドル安が「転換」した可能性が

    高いとみられるからです。

    「週足」という長期のトレンドが転換するわけですから相場の流れが変わったと観てとれる

    ことになります。

    欲をいえば、今年1月の第1週に記録した93円78銭が抜ければドル上昇が「確認」

    できると考えています。



    約2カ月半のぶりにドル高水準です。

    今日はある程度の実需のドル売りが出ることが予想されます。

    そのドル売りをこなし92円半ばを維持できることが、ドル高継続の第一条件です。

    また、主要通貨に対しては全般的にドルが買い戻されています。

    今回のドル高を演出した「ユーロ」がどこまで売られるのか、という点も重要です。

    それには本日から行われるEU首脳会議でギリシャ救済案が合意でくるのか

    どうかがカギになることは言うまでもありません。

    個人的には合意すると観ていますが、救済策にIMFが絡んでくるのかどうかが

    ポイントなのかもしれません。
               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
3/2  スティーブンス・RBA総裁 「金利を通常の水準に戻すことが適切と判断した。」政策金利引き上を決定した後での会見で。。  ----
3/4  トリシェ・ECB総裁 「(ギリシャ問題に関しては)必要なら断固とした共同歩調を取る。」「危機対策は段階的に縮小する。」政策金利据え置きを決定した後での会見で。  ----
3/7  サルコジ・仏大統領 「明確にしたいのは、必要となれば、ユーロ圏諸国が約束をはたすだろうということだ」「この点に関しては疑問はあり得ない」財政問題でパパンドレウ首相と会談後に。  ----
3/16  ホーニング・カンザスシティー連銀総裁 「FF金利誘導目標を異例の低水準にわたって設定する可能性を引き続き示すことは、金融の不均衡を助長し、金融の安定へのリスクを高める恐れがあるため、もはや正当化されない」FOMCで反対票を投じた後の会見。。  ----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和