今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2010年3月30日(火)




おはようございます。



今朝の東京地方は朝から快晴です。

桜の花の下ではチューリップも首を伸ばし、

春到来。

しかし、すぐ横の水たまりでは氷が張って

ていて、なんともちぐはぐな光景。

昨日の午後にはみぞれも降りました。

今朝の最低気温は1度くらいでしょうか、

まもなく4月です。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 全般的に方向感の定まらない取引の中、ドルが軟調に推移し、 円も92円台半ばを挟んで小動き。
  • ユーロドルが上昇。ギリシャが国債を発行したことが好感され 1.35台に乗せる場面もあったが長続きせず。
  • 豪ドルが大幅に続伸。RBAのスティーブンス総裁が、 利上げが必要になる可能性があると指摘したことがきっかけ。
  • NYダウは続伸。原油価格が大きく上昇したことを受け 資源株が相場をけん引。
  • 株式市場の上昇を背景に債券は終日軟調。米長期金利は 4%を目指すとの指摘も。
  • 2月個人所得 → 変わらず
  • 2月個人消費 → +0.3%(5ヵ月連続のプラス)
    ドル/円92.41 〜 92.71
    ユーロ/円124.32 〜 124.89
    NYダウ +45.l50 → 10、895.86
    GOLD +6.00 →  1、110.30ドル
    WTI +2.17 →  82.17ドル
    米10年国債 +0.018 → 3.868%


    本日の注目点

         
    • 日  2月失業率 
    • 日   2月鉱工業生産    
    • 米   1月S&Pケースシラー住宅価格指数  
    • 米   3月消費者信頼感指数              

    ドル円は92円の半ばを挟み値動きの少ない1日でした。

    今のところ、93円に近付く局面ではドル売りが優勢で押し戻される展開です。

    しかし、下値も底堅く、重要な経済指標を控えて様子見、といったところでしょうか。



    ユーロドルがやや戻り基調です。

    ギリシャがEUの救済策合意後、初めて国債を発行しました。

    これにより、ギリシャのデフォルトリスクは後退したと観られ、ユーロ買いに

    繋がったようです。

    ユーロドルは一時1.35台に乗せる場面もありましたが、滞空時間は短く、

    1.35台は戻りの上限のようにも見えます。

    先週のユーロ反発局面でも1.35台の後半で頭を押さえられており、

    依然として戻り売りのスタンスは根強いようです。



    海外市場では豪ドルの急伸が際立っています。

    昨日の東京時間の午後から上昇し始め、対ドルでは0.91台後半まで

    買われています。先週末と比べ180ポイント近い上昇です。

    資源価格が上昇傾向を強めていることが背景にありますが、RBAの

    スティーブンス総裁は今後再利上げを行う可能性を示唆したことがきっかけです。

    現在4%の政策金利は今年中にも5%程度まで引き上げられるとの見方が有力で、

    今回の発言もこれを裏付けた格好になりました。



    豪ドルは対円でも84円台後半まで買われ、約2ヵ月半ぶりの高値を見せています。

    これで今年1月に記録した86円16銭が視野に入ってきたものと思われます。

    個人投資家の豪ドル買いも根強く、このところのスタンスは短期売買から、

    やや長期投資に変わってきたようにも思えます。

    今後ますます円との金利差が拡大することを考えると、カナダ円とともに、下値リスクの

    少ない通貨と言えます。



    市場は今週末の雇用統計を睨んだ展開になり、動きづらそうです。

    非農業部門雇用者数については、既に市場のコンセンサスは18万人程度の増加を見込んでおり

    この点からすればドル円の下落は予想しにくい展開になっています。

    現在のところ上値も重たいことから、まだ週末まで時間はありますが92円台は上下とも抜けない

    可能性もありそうです。

    円のボラティリティーも低下し、先行き弱含むとの見方が定着すれば「円キャリートレード」

    の復活もあり得るかもしれません。

    通貨がキャリートレードに利用されるには、安定した流動性、低金利、低ボラティリティー、

    先安感、があります。

    現在の円はそれらを全て満たしています。
               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
3/2  スティーブンス・RBA総裁 「金利を通常の水準に戻すことが適切と判断した。」政策金利引き上を決定した後での会見で。。  ----
3/4  トリシェ・ECB総裁 「(ギリシャ問題に関しては)必要なら断固とした共同歩調を取る。」「危機対策は段階的に縮小する。」政策金利据え置きを決定した後での会見で。  ----
3/7  サルコジ・仏大統領 「明確にしたいのは、必要となれば、ユーロ圏諸国が約束をはたすだろうということだ」「この点に関しては疑問はあり得ない」財政問題でパパンドレウ首相と会談後に。  ----
3/16  ホーニング・カンザスシティー連銀総裁 「FF金利誘導目標を異例の低水準にわたって設定する可能性を引き続き示すことは、金融の不均衡を助長し、金融の安定へのリスクを高める恐れがあるため、もはや正当化されない」FOMCで反対票を投じた後の会見。。  ----
3/26  トリシェ・ECB総裁 「ユーロ圏諸国の政府が実行可能な解決策を見出したことに極めて満足している」EU首脳会議でギリシャ支援で合意に達した後に。  ユーロドル1.3台半ばから1.34台へユーロ高に。
3/28  ウェーバー・独連銀総裁 「(欧州景気の先行きは)まだらもようの回復になる」「物価上昇のリスクは少なく、金利水準は適切だ」日経新聞の取材に答えて。  ----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和