今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2010年4月2日(金)




おはようございます。



今朝の通勤は大変でした。

昨夜からの強風のため、私の住んでいる千葉県地方は

JRが始発から運休。

例年この時期には起こることから、ある程度予想をし

5時すぎには起床。家内を起こし2つ先の駅までの

車で送ってもらいましたが、道は大渋滞。

そこから地下鉄を乗り継いで会社に無事到着。

ほぼいつも通りの時間でしたが、湾岸を走るJR線は

雪と風に弱く年に何度かはこんな状況になります。

あと1時間家を出るのが遅かったら、会社到着は

2時間違っていたはずです。

なにはともあれ、「週末」です。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 米経済指標の好転を受けドル円は約7ヵ月ぶりに 94円台まで上昇。円は対ユーロ、豪ドルなどでも売られ 全面安の展開に。
  • 3月の製造業活動が2004年7月以来、最も早いペースでの 拡大を示したことで、原油価格が大幅上昇。
  • これを受け、米株式市場ではエネルギー株を中心に株価が上昇し、 ドル高が進むという「好循環」の流れに。
  • 金、原油ともに続伸。原油価格は4日続伸し、一時85ドル台を記録し 2008年10月以来の高値。
  • 債券は売られ、長期金利は小幅上昇。
  • 週間失業保険申請件数  → 43.9万件
  • 3月ISM製造業景況指数 → 59.6(5年8ヵ月ぶりの高水準)     
    ドル/円93.65 〜 94.05
    ユーロ/円126.20 〜 127.55
    NYダウ +70.44 → 10、920.07
    GOLD +11.60 →  1、126.10ドル
    WTI +1.11 →  84.87ドル
    米10年国債 +0.036 → 3.869%


    本日の注目点

         
    • 欧   ロンドン欧州主要市場は休場(イースター)
    • 米   株式市場・商品市場休場(イースター)
    • 米   3月雇用統計                

    ドル高、株高、金高、原油高、金利高・・・と、ほとんどの市場で高値が

    続いています。

    「リスク選好」が急速に高まっていることを端的に現しています。

    2008年9月15日にリーマンブラザーズが破綻し、その後「リスク回避」

    の動きが鮮明になり、世界中の投資家は「リスク資産」を売却し「安全資産」へと

    投資スタンスを変えたわけです。

    それから1年半が経過し、市場には米景気期待感からリーマンショクも

    「忘却の彼方」へ忘れ去られるかのような雰囲気が漂っています。



    上記市場のリーマンショック前の水準を今一度確認しておきます。

    ドル円  → 107円近辺

    ユーロ円 → 150円近辺

    NYダウ → 11200ドル台

    金 → 790ドル台

    原油 → 103ドル台

    米10年物金利 →3.5%台

    このような水準でした。



    これら中で、金価格と長期金利がリーマンショック以前の水準を上回っていることが

    分かります。

    投資家がリスクを取って、高い利回りを求めると、「安全資産」である債券は売られ

    長期金利は上昇し、金は買われることになります。

    今まさにこのような状況になっていることが上記数字からも理解できるわけです。

    ドル円やユーロ円はまだ当時の水準を回復していませんが、米経済は回復基調とはいえ

    住宅、労働市場の低迷。個人消費の回復も先行き不透明であることから「超低金利政策」は

    依然として継続されていることを考えれば当然のことと言えます。



    その円が今年の安値を更新し、約7ヵ月振りに94円台まで下落しています。

    先週来指摘しているように、テクニカルで観た場合ドル円の下落リスクはなく、

    上昇傾向は鮮明です。

    注意をするとすれば「週足」での一目均衡表で「雲」が95円前半までかかっており、現在は

    この「雲」の中を上昇中という点です。

    95円台に完全に乗せれば上抜けしたと判断できますが、ここは注意が必要です。

    比較的薄い雲であることから抜けやすいとは思いますが、「雲の上限」で押し戻される

    可能性もないとは言えません。

    従って、上値のメドは「雲」を抜け95円台に乗せるかどうかでしょう。

    下落リスクがあるとすれば今夜の雇用統計です。

    市場では強気の声が多いのがやや気がかりです。

    ドル円のロングの向きは94−95円では、一旦手放すことが賢明かと思います。



    良い週末を・・・。
               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
3/2  スティーブンス・RBA総裁 「金利を通常の水準に戻すことが適切と判断した。」政策金利引き上を決定した後での会見で。。  ----
3/4  トリシェ・ECB総裁 「(ギリシャ問題に関しては)必要なら断固とした共同歩調を取る。」「危機対策は段階的に縮小する。」政策金利据え置きを決定した後での会見で。  ----
3/7  サルコジ・仏大統領 「明確にしたいのは、必要となれば、ユーロ圏諸国が約束をはたすだろうということだ」「この点に関しては疑問はあり得ない」財政問題でパパンドレウ首相と会談後に。  ----
3/16  ホーニング・カンザスシティー連銀総裁 「FF金利誘導目標を異例の低水準にわたって設定する可能性を引き続き示すことは、金融の不均衡を助長し、金融の安定へのリスクを高める恐れがあるため、もはや正当化されない」FOMCで反対票を投じた後の会見。。  ----
3/26  トリシェ・ECB総裁 「ユーロ圏諸国の政府が実行可能な解決策を見出したことに極めて満足している」EU首脳会議でギリシャ支援で合意に達した後に。  ユーロドル1.3台半ばから1.34台へユーロ高に。
3/28  ウェーバー・独連銀総裁 「(欧州景気の先行きは)まだらもようの回復になる」「物価上昇のリスクは少なく、金利水準は適切だ」日経新聞の取材に答えて。  ----
3/30  エバンス・シカゴ連銀総裁 「米失業率は今年末まで9%超に高止まりし、低金利を2011年まで続ける必要が生じる可能性がある。」ブルームバーグとのインタヴューで。  ----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和