今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2010年4月5日(月)




おはようございます。



ウオールストリートジャーナル紙(WSJ)によると、

先週金曜日に米国フロリダでこんな事件が起きたと伝えています。

フロリダに住むフィッシャ・ーポール氏が取引銀行の

サントラスト銀行にある自分の口座残高をチェックしたらなんと、

「88,888,888,888.88ドル」と表示された。

約890億ドル(約83兆円)の預金残高です。。

もちろんこれは銀行のテクニカルエラーで、すぐに修正されましたが

ポール氏はアイデアマンで、修正される前に同行担当者に尋ねました。

「このお金を利息の付く口座に移し、その利息をチャリティー

に寄付したいんですが」と。

利息額は730万ドル(約6億8千万円)以上になるそうです。

銀行はもちろん「NO!]。

かつて米国人の考え方は「大きいとはいいことだ」

と言われました。

さすがにエラーの金額も桁違いです。

何しろ日本の国家予算規模ですから。

1千万から2千万に預け入れ限度額の引き上げなんぞ

小さい、小さい・・・。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 3月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が16.2万人プラス 失業率は前月と同じ9.7%と発表。
  • 事前予想では18万人のプラスと読んでいたことから発表直後 ドル円は下落、93円60銭まで売られたもののその後はドルじり高。
  • 国勢調査のための臨時調査員は4.8万人だったことで、実質大幅な 増加だったことと、2月の同部門雇用者数も3.6万人減から1.4万人減に 上方修正されたことがドル買いに繋がった。
  • 円は昨年8月以来の94円70銭まで下落し、クロス円でも円安が進み 円の独歩安となった。
  • 為替市場以外のマーケットは休場。  
    ドル/円93.60 〜 94.70
    ユーロ/円126.73 〜 127.93
    NYダウ  ---  → 10、920.07
    GOLD --- →  1、126.10ドル
    WTI --- →  84.87ドル
    米10年国債 --- → 3.869%


    本日の注目点

         
    • 欧  ロンドンなど欧州主要市場休場(イースター)  
    • 米   3月ISM非製造業景況指数   
    • 米   2月仮契約住宅販売件数                    

    注目の3月雇用統計では数字そのものは事前予想を下回り、一時ドル売りに傾いたものの

    すぐに反転しドル円は94円70を記録しました。

    先週、先々週と円はほぼ一貫して下落しており、私も含めて市場の多くの人達が予想したように

    円安がさらに加速しています。



    雇用がプラスに転じたことで、「2010年は雇用対策が最重要」と宣言したオバマ大統領の政策も

    効果をあげ始めているものと思われます。

    米大統領経済諮問委員会のローマ委員長は今回の雇用統計の結果を踏まえ

    「2010年1−3月期でみれば月平均5万4千人の増加だった」と指摘、オバマ政権の成果を強調しました。

    昨年の3月ではマイナス65万人と、最悪の労働市場でしたが、その後米回復に伴い減少幅は縮小し

    今回は大幅増加に転じました。

    今後この増加傾向が安定してくれば、現在高止まりしている失業率もいずれ低下してくるものと

    考えられます。

    そして、その先には「利上げ」が待っており、2008年9月の「100年に一度」の金融危機を

    克服し、景気は本格的に回復、というストーリーが描けそうです。



    さて、ドル円は当面のターゲットであった95円が視野に入ってきたように思えます。

    これまで円は大きな調整もなく、ほぼ一本調子で売られてきました。

    先週初めには「週足」での長期下落を示すトレンドラインを上抜けし、ドル上昇に弾みが

    つき、93円、94円の抵抗ラインを次々に抜き、年初来高値を更新してきました。

    足元では、これまで指摘してきたように95円前後に位置する「週足」での「雲」の中を

    上昇し、現在ほぼ上限にいます。

    米長期金利の上昇や、堅調な株式市場などドルサポート材料が多いことから「雲」を抜け

    95円台乗せは近いと観られますが、注意も必要です。



    上述のように、これまで「調整」もなく円は売られ続けています。

    一旦調整があってもおかしくありません。

    むしろ、「健全な調整」を経てドルが上昇した方が、息の長いドル高に繋がるな可能性が

    高いとも言えます。

    その意味で、今週のどこかで1円〜1円50銭程度の調整も頭にに入れておきたいところです。

    下値のメドは「1時間足」でみる93円70銭の「雲」です。

    現在のレンジを90−95円と観るのか、95円を挟む展開と観るのか

    判断が難しいところですが、ひとまず前者と観るのが妥当かと思います。

    ドルの長期下落トレンドが転換した可能性が高いと観ていますが、相場は棒上げするわけでは

    ありません。

    特に、上昇相場は時間をかけゆっくりと進むものです。

    クロス円も含めた円売りのポジションはそろそろ、手放すタイミングを探す段階かと

    思います。

    95円台の「滞空時間」はそれほど長くはないと観ています。
               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
4/2  ガイトナー・財務長官 「われわれが取り組むべき作業はなお多く残されているが、米経済は確実に強くなっているよ考える」ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで。  ----
4/4  サマーズ・国家経済会議委員長 「雇用創出のプロセスが始まった。雇用は加速する見通しだ」ABCテレビとのインタビューで。  ----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和