2010年4月16日(金)
おはようございます。
今週に入って2度の雨で東京地方の桜はすっかり
散ってしまいした。
今年の桜は例年よりかなり早く開花したわりには
花はよくもちました。
途中寒い日が何日かあったせいでしょうか。
桜は花を落とすとすぐに新しい葉を出します。
そして、今度は新緑を楽しませてくれます。
そいえば、鎌倉八幡宮の「大銀杏」も折れた
残りの樹から新し葉が育っています。
自然の力強さ、すばらしさを感じずにはいられません。
それにしても今朝の寒さは異常です。
春物が売れずに困っているそうです。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 円は三度(みたび)93円を挟む展開で、NY市場では 92円台まで上昇したものの前日同様、92円半ばを試さず反落、 93円絡みで引け。
- 昨日の夕方に中国の預金準備率引き上げの噂から円買いが 進み、対ドル円を含むクロス円でも円が急伸。
- 米経済指標の発表が多かったものの、結果はまちまち。その中でも 製造業の回復基調は鮮明に。
- 米債券は短期、長期ともに買われ、金利は低下。
- 原油、金は小幅な値動きで高安まちまち。
- 1−3月期決算発表 (グーグル )→純利益は37%の増益。
- 週間失業保険申請件数 → 48.4万件(予想より悪化)
- NY連銀製造業景況指数 → 31.86(前月から拡大)
- 3月鉱工業生産 → +0.1%(9ヵ月連続のプラスながら予想を下回る)
- フィラデルフィア連銀製造業景況指数 → 20.2(前月から拡大 )
- 4月NAHB住宅市場指数 → 19(前月より4ポイント改善)
ドル/円 92.87 〜 93.47 ユーロ/円 125.93 〜 126.69 NYダウ +21.46 → 11、144.57ドル GOLD +0.70 → 1、160.30ドル WTI −0.33 → 85.51ドル 米10年国債 −0.029 → 3.836%
本日の注目点
- 米 3月住宅着工件数
- 米 3月建設許可件数
- 米 4月ミシガン大学消費者信頼感指数
- 米 1−3月期決算発表 → バンク・オブ・アメリカ、GE
昨日の昼前に中国の第1四半期GDPが11.9%と発表されました。
予想通り高い経済成長を遂げていることが裏付けられましたが、中国の
恩恵を最も受けているとされる豪ドルは売られています。
高い経済成長を遂げる一方で、住宅、株式市場ではバブルが発生している
ことは明らかです。
バブルをこれ以上拡大させないためにも「元切り上げ」「政策金利引き上げ」は
許容できる環境になってきたと言えます。
しかし、高い経済成長を維持しながらバブルを押さえるという経済運営は
そう簡単ではありません。
今、中国では貴重な前例として、日本の1990代以降のバブル崩壊後の
「失われた10年」を検証する機運が高まっているとメディアは伝えています。
ドル円は、今週初めに予想したように上下どちらにも抜けきれない「もみ合い」の
展開になっています。
昨日も夕方には円が急伸し、92円台に入りましたが押し戻され、その後のNYでも
92円80銭前後でブレイキがかかっています。
これで今週に入り3回ドルの下値を試しに行きましたが抜けきれません。
そして、同時にドルの上値は徐々に切り下がっています。
中長期的なトレンドはドル高傾向が続く中、足元ではドルが下値を試しやすい
展開が続いていると観られます。
先週末から今週にかけて94円台後半まで上昇したドルの頭が重くなった背景には
米金利の低下傾向があります。
それまでは、米株式市場の上昇から「債券から株式」へ資金が流れ、これが米金利高を
演出していました。
現在も株高は変わりません。
昨日もNYダウ、ナスダックともに最高値を更新しています。
しかし、債券からは資金が流れ出さず、いわば「株高、債券高」の状況になっており、
債券が売られないことで、これまでのように米金利高に繋がってこないという
結果になっています。
では、資金が債券から流出しないのはなぜでしょうか・・・?
これはバーナンキ発言にあると考えます。
バーナンキ議長はこのところの講演とそれに続く議会証言では金利上昇に
歯止めをかけるような発言を繰り返しています。
(参照:下記What's going on )
その結果、経済指標(とりわけ4月2日発表の雇用統計)の改善を材料に
「出口」が近付いたとする市場の見方に冷や水を浴びせた格好となり、
「出口」は近付くどころか遠のいた感さえあります。
また、長期金利上昇に抵抗するような発言を繰り返す背景は、住宅ローン金利の
上昇を懸念しているからとも考えられます。バーナンキ議長は景気回復過程でも
最大のリスクは「住宅と雇用だ」と指摘してきました。
3月の雇用統計から雇用には明るさが見えてきました。
残りの住宅市場の低迷だけが議長の「頭痛のタネ」なのかもしれません。
結局、今後ドル円が95円を目指す動きになるには「出口」までの距離が
短くなることが必須条件です。
米金利動向からはこれからも目が離せません。
よい週末を・・・・。
What's going on? 2009年4月〜(PDF)
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 4/2 | ガイトナー・財務長官 | 「われわれが取り組むべき作業はなお多く残されているが、米経済は確実に強くなっているよ考える」ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで。 | ---- |
| 4/4 | サマーズ・国家経済会議委員長 | 「雇用創出のプロセスが始まった。雇用は加速する見通しだ」ABCテレビとのインタビューで。 | ---- |
| 4/6 | ラッカー・リッチモンド連銀総裁 | 「低金利を(長期にわたり)維持するとの声明の表現に、依然として違和感は抱いていない」FOMC議事録公開後のNBCとのインタビューで。 | ---- |
| 4/7 | バーナンキ・FRB議長 | 「危機からの脱却からは程遠い状況にある」「雇用は引き続き非常に脆弱だ」ダラスでの講演で。 | ドル円93円後半→93円前半へ 。 |
| 4/8 | トリシェ・ECB総裁 | 「ギリシャがデフォルトに陥るとは考えていない」理事会で政策金利据え置きを決た後の会見で。 | (ギリシャの財政赤字が縮小とのニュースと併せ)ユーロドル1.32台後半→1.33台半ばへ。ユーロ円123円台半ば→125円台に。 |
| 4/11 | ユーロ圏16ヶ国声明 | 3月25日のユーロ圏首脳の声明を受けて、ユーロ圏各国は、域内全体としての金融の安定を守るためにギリシャに対して必要な場合に提供される金融支援の条件に合意した。 | )ユーロドル1.34台後半→1.36代台半ばへ。ユーロ円125円台半ば→127円台に。 |
| 4/14 | バーナンキ・FRB議長 | 「失業が減り雇用が上向く兆候がでている」しかし「過去2年間に失った雇用を取り戻すには極めて長い時間がかかる」と議会で証言。 | ドル円93円台半ば〜→92円台後半へ 。 |
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