今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2010年4月19日(月)




おはようございます。



「せめて1年は首相を続けたい。あの安倍晋三さんだって

1年やったのだから・・・。」先週鳩山首相は側近に

そうもらしたと新聞は伝えていました。

支持率の急落、普天間問題での窮地、

さらには閣僚内での不協和音、と首相を取り巻く状況は

悪化するばかり。

退陣は予想外に早いかもしれません。

そういえば、テレビで見る首相の髪、就任前より

白髪の数が増えたように見えます。

と言うか、毎日髪型が変わっているようにも

見えます。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 米証券取引委員会(SEC)がゴールドマン・サックスを 詐欺の疑いで提訴したことを受けて、安全資産としての「円」が 全ての通貨に対して買われた。
  • 円は一時、91円台後半まで上昇。3月25日以来、約1ヵ月ぶりの 91円台を記録した円はその他主要通貨に対しても大幅に続伸。
  • NYダウはゴールドマンなど金融株を中心に全面安。ゴールドマン株は この日だけで13%を超す下げに。
  • 「リスク回避」の動きが加速したことで、金、原油は大きく 値を下げ、「質への逃避」から債券は大幅上昇。                          
  • 3月住宅着工件数 → 62.6万戸(事前予想を上回る)
  • 3月建設許可件数 → 68.5万戸(同様に予想を上回る)
  • 4月ミシガン大学消費者信頼感指数 → 69.5(市場予想は75.0)            
    ドル/円91.90 〜 92.74
    ユーロ/円123.86 〜 125.42
    NYダウ −125.91  → 11、018.66ドル
    GOLD −23.40 →  1、136.90ドル
    WTI −2.27 →  83.24ドル
    米10年国債 −0.066 → 3.770%


    本日の注目点

         
    • 米  3月景気先行指標
    • 米  1−3月期決算発表 → シティーグループ、IBM                

    4月2日にドル高値94円78銭を記録した後、ドル円は調整が続き92円半ば〜93円半ばの展開が

    続いてきました。

    その中でも、先週はどちらかといえば「ドルの下値を探る」展開だったわけですが、

    そこに、予期せぬニュースが飛び込んで来ました。



    米証券取引委員会(SEC)がゴールドマン・サックスを証券詐欺の疑いで訴追すると発表しました。

    このニュースに市場は、2008年9月の「リーマンショック」後の金融市場の混乱を連想し、

    一気に「リスク回避」の動きを加速させました。

    毎回のことですが、為替市場では円に買いが集まり、ドル円は一時92円を割り込みました。

    また、その他主要通貨に対しても円は買われ、クロス円は大幅な円高に振れています。



    株式市場でもNYダウは一時150ドルを超す下げに転じ、ゴールドマンなど金融株は

    軒並み大きく下落しています。

    さらに、商品市場でもリスク回避の動きから、金、原油などが大幅に下落しました。

    そして、その資金が「円」や「米国債」に向かったわけです。



    さて今後の動きですが、ゴールドマンはSECの申し立てに対して徹底的に戦う姿勢を
    見せていますが、米SECだけではなく、訴追の動きは英独にも広がっています。

    土曜日にはEUの欧州委員会レーン委員は、ギリシャの財政赤字圧縮に関する

    スワップ契約についてEU財務相会合とEU統計局に徹底した調査を行うよう

    指示した、と発表しており、今回の米SECの提訴をきっかけにして、ゴールドマンの

    「過去の古傷」も洗い出されそうな状況になってきました。

    米SECとゴールドマンとの争いは、法に基づいた重要事項の開示を行っていたかどうかの

    判断を巡る戦いになりそうです。



    さて、ドル円ですが、3月25日以来約1ヵ月ぶりに91円台後半まで買われました。

    まず下値のメドですが、今回の上げ幅の50%戻しにあたる91円46銭がメドになりそうです。
    いわゆる「半値戻し」にあたる水準です。

    又、91円の大台を維持できるかどうかも注目されます。90-95円の取引レンジの中で
    90円割れは考えにくいところですが、市場が予期せぬ出来事だっただけに、

    争いの展開次第では予断を許しません。

    「リーマンショック」に次ぐ「ゴールドマンショック」に市場はどこまで振り回されるのか

    を、しっかりと見極めなければなりません。
               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
4/2  ガイトナー・財務長官 「われわれが取り組むべき作業はなお多く残されているが、米経済は確実に強くなっているよ考える」ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで。  ----
4/4  サマーズ・国家経済会議委員長 「雇用創出のプロセスが始まった。雇用は加速する見通しだ」ABCテレビとのインタビューで。  ----
4/6  ラッカー・リッチモンド連銀総裁 「低金利を(長期にわたり)維持するとの声明の表現に、依然として違和感は抱いていない」FOMC議事録公開後のNBCとのインタビューで。  ----
4/7 バーナンキ・FRB議長 「危機からの脱却からは程遠い状況にある」「雇用は引き続き非常に脆弱だ」ダラスでの講演で。  ドル円93円後半→93円前半へ 。
4/8  トリシェ・ECB総裁 「ギリシャがデフォルトに陥るとは考えていない」理事会で政策金利据え置きを決た後の会見で。 (ギリシャの財政赤字が縮小とのニュースと併せ)ユーロドル1.32台後半→1.33台半ばへ。ユーロ円123円台半ば→125円台に。 
4/11  ユーロ圏16ヶ国声明 3月25日のユーロ圏首脳の声明を受けて、ユーロ圏各国は、域内全体としての金融の安定を守るためにギリシャに対して必要な場合に提供される金融支援の条件に合意した。 )ユーロドル1.34台後半→1.36代台半ばへ。ユーロ円125円台半ば→127円台に。 
4/14 バーナンキ・FRB議長 「失業が減り雇用が上向く兆候がでている」しかし「過去2年間に失った雇用を取り戻すには極めて長い時間がかかる」と議会で証言。  ドル円93円台半ば〜→92円台後半へ 。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和