今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2010年4月20日(火)




おはようございます。



本欄のネタ探しに毎週、土日のどちらかは近くの図書館に行きます。

昨年あたりから気がついたことは、朝から図書館が混んで

いることです。

10時に開館ですが10時半には、座って雑誌を読む席は

一杯になります。

それも多くは、最近定年を迎えれたとおぼしき男性が圧倒的です。

これも景気の悪さを反映しているからでしょうか。。

今後夏場に向け気温が上がればさらに混みそうです。

これも一種のエコです。私もせっせと通うつもりですが

朝方の読書席争奪戦はますます厳しさが増しそうです。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は昨日の夕方91円60円を記録し約1ヵ月ぶりの 円高水準を記録したがその後NYでは、「リスク回避」の動きが後退。 ドル円92円半ばまで反発し、クロス円も円安に。
  • 午前中は先週末の引け値水準で一進一退だったNYダウは 午後反発。シティーグループが好決算を発表したことや、 景気先行指数が予想を上回ったことが背景。
  • 結局、NYダウは先週末比73ドル高で引け。
  • 「質への逃避」が和らいだことで債券は下落し、金利は上昇。                         
  • 商品市場は依然不透明感が残り、金、原油ともに続落。
  • シティーグループ1−3月期決算 →純利益は4千億円と、2四半期ぶりに                    黒字に。
  • IBM1−3月期決算 → 増収増益を確保。            
    ドル/円91.86 〜 92.47
    ユーロ/円123.37 〜 124.81
    NYダウ +73.39  → 11、092.05ドル
    GOLD −1.10 →  1、135.80ドル
    WTI −1.79 →  81.45ドル
    米10年国債 +0.033 → 3.803%


    本日の注目点

         
    • 豪   RBA議事録   
    • 欧   4月独ZEW景況感調査                                
    • 米   1−3月期決算発表 → ゴールドマン、アップル                    

    「リスク回避」の動きが後退したことで、昨日のアジア市場とは逆の展開になりました。

    ゴールドマン訴追に関して、SECの委員投票の結果が明らかになり、賛成票3、

    反対票2、と訴追を巡って意見が分かれていたことが、その背景です。

    このため、前場は先週末引け値近辺でもみ合っていたNYダウは後場上昇に向かい、

    ゴールドマンを始め、この日好決算を発表したシティーグループなど、金融セクター

    を中心に値を上げました。



    株式市場が反発したことから、為替市場でも先週末とは反対の動きとなり、

    ドル高円安、さらにはリスク選好通貨がドルに対して買われたことで、クロス円は

    上昇する結果となりました。

    株式市場上昇の背景は、この日、カンファレンスボードが発表した3月景気先行指数が

    予想を上回ったことや、シティーグループの決算が大幅に黒字に転換していたこと

    なども作用しました。



    結局、「リスク回避」の動きが進むのか、後退するのかが相場の方向を決めています。

    それには昨日のケースではNY株式市場や、シカゴの恐怖指数(VIX指数)が非常に

    重要な動きをしました。残念んながら、われわれ日本の個人投資家は「夜中」ということもあり、

    地域的には不利な立場にいます。

    先日の当社セミナーに参加した人の意見にも「「もし、自分がNYの時間帯にずーと市場を

    観ていられるなら、もっと勝てるのに・・・。」といった声もありました。



    昨日もこの欄で述べましたが、現在は米景気回復が鮮明になりつつある中での、

    予想外のアクシデントが発生した状況です。

    このまま景気回復が順調に続けばいずれ、「利上げ」というシナリオは描けます。

    しかし、金融セクターの存在が大きい米経済ですから、その金融に再び「リーマンショック」

    のような事件が発生すると、景気は一気に冷え込んでしまいます。

    しかも、その影響は世界中に伝播し、特に日本の場合にはその傾向が強く、金曜日のNYダウの

    下落率と、昨日の日経平均の下落率では、日本の方が大きいという事実が端的に物語っています。



    ドル円は昨日夕方91円60銭を記録しその後急速に反発しています。

    この水準は「4時間足」の200日移動平均に近く、予想ではもう一段下落し、91円35−40で

    「日足」の200日移動平均にぶつかり反発するのでは、と観ていましたがその前でUターンして

    います。

    しかし今回の「ゴールドマンショック」はこのままで終わるとも思えません。

    英独ではこの問題で両国の大手銀行、RBS,IKB産業銀行がそれぞれ大きな損出をこうむっている

    こともあり、金融当局に調査を指示しています。

    従って、この問題はそう簡単には終息しないという前提に立って再度テクニカルで確認すれば、

    「日足」での一目均衡の基準線は依然下向きで相場の下落を示唆しています。

    「1時間足」のトレンドラインは92円60銭近辺でレジスタンスを示しています。

    再び93円に乗せるパワーは今のところないものと思います。



    今夜は「渦中」のゴールドマンの決算発表です。

    これまでは発表の3行はいずれも好決算でした。

    「リスク回避」が再び進むのか、あるいは「「リスク選好」が優勢になるのか

    現時点では難しい判断です。
               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
4/2  ガイトナー・財務長官 「われわれが取り組むべき作業はなお多く残されているが、米経済は確実に強くなっているよ考える」ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで。  ----
4/4  サマーズ・国家経済会議委員長 「雇用創出のプロセスが始まった。雇用は加速する見通しだ」ABCテレビとのインタビューで。  ----
4/6  ラッカー・リッチモンド連銀総裁 「低金利を(長期にわたり)維持するとの声明の表現に、依然として違和感は抱いていない」FOMC議事録公開後のNBCとのインタビューで。  ----
4/7 バーナンキ・FRB議長 「危機からの脱却からは程遠い状況にある」「雇用は引き続き非常に脆弱だ」ダラスでの講演で。  ドル円93円後半→93円前半へ 。
4/8  トリシェ・ECB総裁 「ギリシャがデフォルトに陥るとは考えていない」理事会で政策金利据え置きを決た後の会見で。 (ギリシャの財政赤字が縮小とのニュースと併せ)ユーロドル1.32台後半→1.33台半ばへ。ユーロ円123円台半ば→125円台に。 
4/11  ユーロ圏16ヶ国声明 3月25日のユーロ圏首脳の声明を受けて、ユーロ圏各国は、域内全体としての金融の安定を守るためにギリシャに対して必要な場合に提供される金融支援の条件に合意した。 )ユーロドル1.34台後半→1.36代台半ばへ。ユーロ円125円台半ば→127円台に。 
4/14 バーナンキ・FRB議長 「失業が減り雇用が上向く兆候がでている」しかし「過去2年間に失った雇用を取り戻すには極めて長い時間がかかる」と議会で証言。  ドル円93円台半ば〜→92円台後半へ 。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和