今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2010年4月22日(木)




おはようございます。



早いもので来週後半からは「黄金週間」が始まります。

今年は昨年より全体的に短期間になるようですが、

それでも5月1日からは5日連休になります。

子供手当も始まり、公立高校の授業料は無料、

株価も比較的堅調。さらに今年の夏のボーナスは

4年ぶりに前年比増加の予想もあります。

我が家には全く無関係ですが、

これが個人消費の伸びに繋ってくれれば

景気にはプラスです。。

収入増を目論んで、せめてGWだけでも「安・近・短」

ではなく、「高・遠・長」で行ってくれればいいんですが。。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 円はやや買い戻されたものの、93円台前半での取り引き に終始し動意のない展開。
  • ドル円は前日のNYでのドル高値93円40近辺を試す場面が あったものの抜け切れずに一進一退。
  • ユーロが対ドルで下落したことから円も売られ易い展開が 続く。ユーロはギリシャ国債のプレミアムが拡大したことから 続落し、対ドルでは1.33台半ばと直近安値の1.32台に接近。
  • 米株式市場は前日比マイナスで始まったものの 、アップルや ボーイング、金融機関の決算が予想以上に好調だったことでプラス に転じ3日続伸。                    
  • 米債券は買い物を集め上昇、金利は低下し3.74%台に。
  • 原油、金は続伸したものの小動き。                      
  • 市場は、この日始まったEUのギリシャ支援会議の 行方と、本日予定されているオバマ大統領の金融規制に 関する講演を見守る雰囲気が優勢。            
    ドル/円93.02 〜 93.45
    ユーロ/円124.27 〜 125.25
    NYダウ +7.86  → 11、124.92ドル
    GOLD +9.60 →  1、148.80ドル
    WTI +0.23 →  83.68ドル
    米10年国債 −0.054 → 3.743%


    本日の注目点

         
    • 欧   4月ユーロ圏消費者信頼感    
    • 米   週間失業保険申請件数 
    • 米   3月生産者物価指数    
    • 米   3月中古住宅販売件数                           
    • 米   2月住宅価格指数                           

    ドル円は底堅い動きを続けています。

    少なくとも、先週末の「Gショック」以来一度も大きな調整もなく

    上昇しています。

    昨日も海外市場では93円割れが一瞬ありましたが、すぐに買い戻されています。

    最も、上値の方も、93円40−45付近が頭になりつつあるような気配もあります。

    要するに、91円60を記録した後、市場のセンチメントはドル高だったことから

    買い戻しが進んだものの、94円に乗せるには材料不足といった状況でしょうか。



    ユーロドルが予想通り下落してきました。

    ギリシャ問題の不透明さとアイスランドでの火山噴火の影響から欧州全体に与える

    景気への影響は少なくないと見られます。

    昨日も、ドイツの第1四半期のGDPがマイナスに転じるのではないかという

    見通しが発表されユーロが下落する場面もありました。

    ギリシャが財政支援を要請するのか、という点と、今後の欧州の景気実態がポイントになりそうですが、

    中期的に観てユーロが反発する材料を探すのは難しいというのが実感です。



    米企業の好決算が相次いでいます。

    大手米銀6行の決算はほぼ増収増益です。

    中でも、シティーグループとモルガンスタンレーは前期の赤字から大幅な黒字を

    確保していますが、それも空前の規模の黒字です。

    さらにITや製造業も好決算でした。

    その結果NY株式市場は堅調に推移し、これが世界の株式市場にも好影響を与える

    「好循環」が続いています。

    専門家の見方では、これは人員を大幅に削減しコストを圧縮した結果だとの指摘も

    あることを考えると、問題は好決算が雇用の増加に繋がるかどうかという点です。

    米労働市場は改善傾向を見せてはいるものの、依然として失業率は9.7%

    (今年に入って3ヵ月連続)で高止まり、雇用者数はようやく増加に転じたところです。

    FRBが利上げに踏み切るための要件としても、失業率の8%台、雇用者数の

    20〜30万人の増加が欠かせません。

    現在でも米利上げに関しては「秋口に利上げ」「年内利上げはない」と見方に大きく割れて

    いる状況で、この見通しが結局今後の為替の見通しにも直結しています。

    今から米企業の第2四半期決算が気になるところです。



    昨日もこの欄で豪ドル円の87円前半から半ばが抜けるかどうかが重要だと、書きました。

    何度がトライしましたが結局抜けきれずに、86円台前半まで押し戻されています。

    どうやら「週足」の200日移動平均線がここでもまた機能したと言えます。

    これで4週連続この水準への「アッタク」に失敗しています。

    今現在、この200日移動平均線は87円4銭にあり、ますますその存在感を増していますが、

    逆に84円を下に抜けると調整も長引きそうな気配です。

    足元では「一目の基準線」は横ばいで明確な方向感は示していません。

    豪ドルドルでの急落はなさそうなことから、ドル円次第と言えます。

    そのドル円は短期的には92円80を割り込めばやや円高、93円50を抜ければ

    ややドル高・・・。非常に近視眼的ですが、そんなスタンスで観ています。
               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
4/2  ガイトナー・財務長官 「われわれが取り組むべき作業はなお多く残されているが、米経済は確実に強くなっているよ考える」ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで。  ----
4/4  サマーズ・国家経済会議委員長 「雇用創出のプロセスが始まった。雇用は加速する見通しだ」ABCテレビとのインタビューで。  ----
4/6  ラッカー・リッチモンド連銀総裁 「低金利を(長期にわたり)維持するとの声明の表現に、依然として違和感は抱いていない」FOMC議事録公開後のNBCとのインタビューで。  ----
4/7 バーナンキ・FRB議長 「危機からの脱却からは程遠い状況にある」「雇用は引き続き非常に脆弱だ」ダラスでの講演で。  ドル円93円後半→93円前半へ 。
4/8  トリシェ・ECB総裁 「ギリシャがデフォルトに陥るとは考えていない」理事会で政策金利据え置きを決た後の会見で。 (ギリシャの財政赤字が縮小とのニュースと併せ)ユーロドル1.32台後半→1.33台半ばへ。ユーロ円123円台半ば→125円台に。 
4/11  ユーロ圏16ヶ国声明 3月25日のユーロ圏首脳の声明を受けて、ユーロ圏各国は、域内全体としての金融の安定を守るためにギリシャに対して必要な場合に提供される金融支援の条件に合意した。 )ユーロドル1.34台後半→1.36代台半ばへ。ユーロ円125円台半ば→127円台に。 
4/14 バーナンキ・FRB議長 「失業が減り雇用が上向く兆候がでている」しかし「過去2年間に失った雇用を取り戻すには極めて長い時間がかかる」と議会で証言。  ドル円93円台半ば〜→92円台後半へ 。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和