今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2010年4月23日(金)




おはようございます。



2007年のNOVAに続き英会話学校のジオスが

破綻しました。テレビでも伝えていましたが、悲劇なのは

破綻の2日前に申込み、授業料を前払いしていた学生です。

30万円ほど前払いしたお金は原則返還されないとか。

まるで「詐欺」にあったようなものです。

純粋に英会話の勉強をしたいという学生が被害を受けたわけです。

語学力を磨くということは、いわば自分への投資です。

だとすれば、われわれFXに投資する投資家が守られるのと

同じように、法で投資家を保護するしかありません。

少なくとも前払いの授業料は「金銭信託」させるくらいの

規制が必要かもしれません。

それにしても解せないのは、破綻申請の記者会見で、

一取締役が「生徒数の減少が原因で・・・。」と説明していました。

本来は代表取締役がすべきはずですが・・・。



真冬に戻ったような天候ですが、よい週末を・・・・。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ユーロが急落したことに伴い、円も対ドルで下落。一時93円台の 半ばを超え、直近のドル戻り高値を抜く。
  • ユーロドルは1.34台から急落し、1.3261まで売られ、 約1年ぶりの安値を記録。その後もほぼ安値圏での推移。
  • きっかけは、ムーディーズがギリシャ国債の格付けを引き下げた ことと、2009年度の財政赤字がGDP比13.6%と、昨年の 想定より悪化していたことが背景。
  • ユーロドルの下落スピードが円よりも早かったことから ユーロ円も一時123円台前半を示現。
  • NY株式市場はギリシャ問題から前日比マイナスで取引が 始まったが、前日同、様企業の好決算の発表を受け連日の小幅高。                    
  • 米債券相場は生産者物価の上昇などを嫌気され反落。
  • 金相場は反落したが、原油価格は小幅続伸。米経済指標の 改善見通しから買い需要は旺盛との見方も。
  • 週間失業保険申請件数 → 45.6万件(市場予想45.0万件)
  • 3月生産者物価指数  → +0.7%(市場予想を上回る)
  • 3月中古住宅販売件数 → 年率換算535万戸(4ヵ月ぶりの上昇)                        
  • 2月住宅価格指数 →   −0.2%(予想通り)                  
    ドル/円92.80 〜 93.62
    ユーロ/円123.30 〜 124.62
    NYダウ +9.37 → 11、134.29ドル
    GOLD −5.90 →  1、142.90ドル
    WTI +0.02 →  83.70ドル
    米10年国債 +0.027 → 3.770%


    本日の注目点

         
    • 欧   4月独IFO景況指数  
    • 英   第1四半期GDP  
    • 米   3月耐久財受注
    • 米   3月新築住宅販売件数  
    • 米   G7,G20(ワシントン)                  

    市場では再びギリシャ問題が注目を浴びてきました。

    これまでに何回か、「ユーロを買う理由は見つからない」とのコメントを繰り返して

    きましたが、ギリシャ問題をきっかけにユーロが急落し、対ドルでは約1年ぶりの

    安値圏まで売られています。

    米格付け会社ムーディーズインベスターズは同国の国債を「A2]から「A3」に

    格下げをし、さらにもう一段の格下げもあると発表しました。

    この発表を受け、同国国債のデフォルトの可能性がたかまり、同国債に対するCDSは

    大きく上昇しています。

    また、財政赤字削減が至上命題の中、2009年度財政赤字の対GDP比が、昨年11月

    時点の想定12.7%から拡大し、13.6%だったことも市場はユーロ売りに

    走りました。



    ユーロは対ドルで一時1.3261まで下落し、昨年5月以来のユーロ安水準まで

    売られています。

    テクニカルで観ても、全ての「足」はユーロ下落を示唆しています。

    「週足」では200日移動平均線も、また「雲」も下抜けしており、2008年9月の

    「リーマンショック」後の安値1.23台からのトレンドラインである1.28台まで

    目立ったサポートはありません。

    さらに、「月足」でも「雲」の下限を下抜けしており、ここからもユーロ反発の気配は

    見られません。

    あえて探せば過熱感を示す「ストキャスティクス」が20以下の位置にあり、限りなく

    ゼロに近付いており売られすぎを示したいますが、はたしてこの展開の中ロングポジション

    を取れるでしょうか?

    せいぜいショート筋が買い戻しを考える程度でしょう。

    やや大げさな言い方をすればユーロは「構造変化」を起こしている可能性もあります。

    円もユーロに引っ張られる形で弱含んでいます。

    世界で最も取引量の多い通貨ペアであるユーロドルが大きく「ドル高ユーロ安」に振れている

    わけですから、影響を受けないはずもありません。

    ドル円は今週のドル戻り高値93円45レベルを超えてきています。

    NY株式市場を中心に世界的な株高であること、あるいは米景気が順調に回復してきて

    いること等を考えると、円は下落スピード緩やかではあるが徐々に売られ易い展開に

    なると思います。

    さすがに95円台に乗せるには米国の利上げ観測が高まることが条件にはなりますが、

    ドル円は上昇傾向にあると観ています。

    下落リスクは「人民元切り上げ」であることに変わりはありません。
               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
4/2  ガイトナー・財務長官 「われわれが取り組むべき作業はなお多く残されているが、米経済は確実に強くなっているよ考える」ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで。  ----
4/4  サマーズ・国家経済会議委員長 「雇用創出のプロセスが始まった。雇用は加速する見通しだ」ABCテレビとのインタビューで。  ----
4/6  ラッカー・リッチモンド連銀総裁 「低金利を(長期にわたり)維持するとの声明の表現に、依然として違和感は抱いていない」FOMC議事録公開後のNBCとのインタビューで。  ----
4/7 バーナンキ・FRB議長 「危機からの脱却からは程遠い状況にある」「雇用は引き続き非常に脆弱だ」ダラスでの講演で。  ドル円93円後半→93円前半へ 。
4/8  トリシェ・ECB総裁 「ギリシャがデフォルトに陥るとは考えていない」理事会で政策金利据え置きを決た後の会見で。 (ギリシャの財政赤字が縮小とのニュースと併せ)ユーロドル1.32台後半→1.33台半ばへ。ユーロ円123円台半ば→125円台に。 
4/11  ユーロ圏16ヶ国声明 3月25日のユーロ圏首脳の声明を受けて、ユーロ圏各国は、域内全体としての金融の安定を守るためにギリシャに対して必要な場合に提供される金融支援の条件に合意した。 )ユーロドル1.34台後半→1.36代台半ばへ。ユーロ円125円台半ば→127円台に。 
4/14 バーナンキ・FRB議長 「失業が減り雇用が上向く兆候がでている」しかし「過去2年間に失った雇用を取り戻すには極めて長い時間がかかる」と議会で証言。  ドル円93円台半ば〜→92円台後半へ 。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和