今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2010年5月6日(木)




おはようございます。



大型連休後半に沖縄に飛んだ鳩山首相。

「最低でも県外」と公約していた米軍基地は

「結局県内」になってしまった。

政権交代を実現した先の衆院選での公約は

「人気取り」だったことになります。

少なくとも前首相に比べ、マスコミ等の対応にも

非常に低姿勢で真摯な態度は好感がもてます。

しかし、やはり国のトップしてはリーダーシップが

足りないとの批判。

このままでは次の参院選ではとんでもないことに・・・。

「頑張れ鳩山」の声がだんだん小さくなります。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 格付け会社ムーディーズがポルトガル国債の引き下げの可能性を 指摘したことでユーロは大幅下落。
  • ギリシャでは抗議デモの火炎瓶火災で3人が死亡。政府と市民の対立が 激化し、混乱が続く。
  • ユーロドルは前日の1.3台割れから1.28台まで売られ、 2009年3月以来のユーロ安水準に。
  • 欧州の混乱から、この日のNYダウは朝方から売りが優勢に。 前日に200ドル以上下げたもかかわらず、この日も大幅下落。
  • リスク回避の動きから円が買われ、一時93円54銭まで円高が進む。
  • 米経済誌指標の改善から、ドルは円以外の通貨に対して上昇。
  • 連日の株安から債券は続伸。米長期金利は4ヵ月振りに3.54%台に。
  • 原油価格は大幅下落し、80ドル割れ。金は続伸。
  • 4月ADP雇用者数 → 3.2万人増。(2008年1月以来の増加)   
  • 4月ISM非製造業景況指数 → 55.4(市場予想を下回る)                                
    ドル/円93.54 〜 94.93
    ユーロ/円119.95 〜 122.54
    NYダウ −58.65 → 10、868.12ドル
    GOLD +5.80 →  1、175.00ドル
    WTI −2.77 →  79.97ドル
    米10年国債 −0.051 → 3.546%


    本日の注目点

    • 豪   3月小売売上高
    • 豪   3月貿易収支                      
    • 欧   ECB理事会  
    • 欧   1−3月期決算発表 → BNPパリバ
    • 米   週間失業保険申請件数
    • 米   4月小売各社既存店売上高
    • 米   バーナンキ・FRB議長講演
    • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演             

    昨日この欄で、ドル円の下落リスクはNY株式市場だとのコメントを書きました。

    結果は当たってしまいました。

    NYダウは前日に220ドルを超す大幅な下落を演じましたが、昨日も58ドル安

    でした。

    震源地は欧州です。

    ギリシャに対する金融支援問題で、市場は支援規模が十分でないとの判断に

    動きました。

    加えて、デモ隊の火炎瓶による火災が原因で3人が亡くなっており、ギリシャの

    抗議デモはますますエスカレートし混乱は収まりません。



    これらを材料に通貨ユーロは下げ止まらず、節目の1.30を割り込んでからは

    わずか1日で200ポイント以上も売り込まれています。

    欧州の不安がNY株式市場を直撃し、この日発表の雇用市場の改善なども

    ドル買いユーロ売りを加速させました。

    欧州の混乱が直接NY株式市場に与える影響は少ないと思いますが、欧州各国の

    株式市場が軒並み下落したことや、そもそもNYダウなどに「高値警戒感」が

    広がっていたことが背景にあります。

    専門家の中には、NYダウは今後10〜15%の調整が必要との見方もありました。



    欧州発の混乱は「リスク回避」への動きを加速させ、これまでの高金利通貨などを

    売却する一方、円が買われる展開となっています。

    ドル円は前日「微妙な値位置」である94円99銭を記録した後、昨日もアジア時間で

    同値の94円99銭まで上昇しましたが、「95円の壁」を意識する展開になっています。

    NY市場では株安から債券が買われ、米長金利も約4ヵ月振りとなる3.54%台まで

    下落。日米金利差縮小からドル売り円買いの展開となり、93円54銭まで円が買われています。



    対ドルで円が買われ、ユーロは対ドルで大きく売られたため、ユーロ円は一時

    120円を割り込み、こちらも2ヵ月振りの水準を記録しています。

    ギリシャがひとまず資金繰りのメドをつけた矢先、再び世界の注目を浴びる

    形で悲観論が台頭しています。

    最悪のケースは「ギリシャ国債のデフォルト」や「ギリシャのユーロからの離脱」といった

    ことでしょうが、現状を考えるとまったくあり得ない話ではなくなってきていると

    思えます。

    少なくとも、今週初めには1.33台だったユーロドルを1.27台後半まで売り込む

    ということは、市場が最悪のケースを徐々に織り込んできているということの現れと

    観るべきでしょう。



    ムーディーズはポルトガル国債の格付けを見直すと発表しています。

    近いうちに2段階ほど引き下げられそうな気配です。

    懸念されるのは、今回の財政危機がポルトガルやスペインまで拡大することです。

    仮にそうなった場合には、もはやユーロ圏やEUだけで対処できないことになり、

    本格的な「「ユーロの暴落」に繋がる危険性があるからです。



    今日の東京株式市場も大幅に下落しそうです。

    その結果、円高に振れそうですが、ポイントはNYの円高値水準である93円50を

    維持できるかどうか。

    また、日経平均の下げ幅が500円を超える大幅な下げになるのかが注目されます。

    個人的には500円を超えてくるのでは、と観ていますが、株価を睨みながらの

    展開となりそうです。
               
What's going on? 2009年4月〜(PDF)



What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
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※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和