今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年6月5日(木)


おはようございます。


民主党の大統領候補にバラク・オバマ氏が決まりました。

黒人初の大統領か、女性初の大統領か、と話題に事欠かなかった今回の民主党の候補者選び、

選挙前の予想とは違った結果になったようです。
 

これで11月の大統領選で共和党マケイン候補と戦うことになったわけですが、現ブッシュ

大統領の不人気がどう影響するのか見ものですね。

オバマ氏に敗れたクリントン女史、今度は副大統領就任に虎視眈々とか・・・・

さすが、転んでもたたでは起きない女史、前大統領クリントン氏が手玉にとられる のもうなずけます。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 8.15a.m.に発表されたADP雇用者数は前月比プラス4万人と予想を上回る数字に、
    今週末の雇用統計「本番」に期待感膨らむ。
  • ISM非製造業景況指標も二ヶ月連続で好不況の分かれ目50を超えました。
  • このため、104円台後半で推移していたドル/円は105.40まで上昇。
    ただ、前日のドル高値105円57を抜く力は観られませんでした。
  • 米週間原油在庫が先週に比べ減少していたものの、FRB議長の金利引き下げ休止への
    思惑からWTIは続落しました。
  • ISM非製造業景況指数 → 51.7(予想を下回ったものの二ヶ月連続50超え)
  • ADP雇用者数    → +4万人

ドル/円104.53 〜 105.40
ユーロ/円161.75 〜162.55
NYダウ−12.37→ 12,390.48ドル
Gold−1.70 → 883.80ドル
WTI−2.01 →  122.30ドル
米10年国債+0.082→  3.982%


本日の注目点

  • 欧 ECB理事会 金融政策発表


105円台半ばでも粘りもなく、かといって103円半ばに突っ込む訳でもなくなんとも力の

無い相場が続いています。ポジションを取って反対方向へ行ったから早目のロスカットをしたら、

そこが底値・・・・そんな相場展開です。
 

ここは明日の「雇用統計」頼みということになりますが、小さな三角保ち合いを形成しつつ

あることと、エネルギーも溜まっていることを考えると、今度は方向感が決まってくると期待したいと

思います。

それにしても原油価格の下落が止まりません。

135ドルの史上最高値を記録した後、昨日は121ドル台まで下落しました。

急激に上げた反動ということもあると思いますが、最近のバーナンキ議長のコメントが鍵を握って

いると思います。つまり、金融緩和休止と強いインフレ懸念です。

どちらも原油価格に大きく関係していますが、皮肉なことにゴールドマンがリポート発表した後に

大きく上昇していますので、今回の価格形成に影響を与えたことは間違いないでしょう。

120ドルを大きく割り込むのかどうかに注目しています。


2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
6/4 バーナンキ
  FRB議長
最近のインフレ率について「望ましい水準よりかなり高い」と、前日に引き続き警戒感を 表す。 ドル高へ。104円後半→105円30銭
6/3 ジョージソロス
(米 投資家)
「原油価格はバブルである。」との認識を示す。 ---
6/3 ウォールストリート
  ジャーナル紙
米大手証券リーマンブラザーズが30億ー40億ドルの資本増強を検討していると報道。
近く発表される3−5月決算で3億ドル以上の赤字の可能性を指摘。
---
6/3 バーナンキ
FRB議長
「ドルや安が輸入物価や消費者物価の歓迎できない上昇を招いている」
「インフレやインフレ期待の意味することに注意している」
「現在の政策は適切な位置にある」など、軸足をインフレ対策に置く発言をし、
  これまでの金融緩和政策の転換を示唆。(講演で)
ドルが全面高となり、NYダウは大幅下落
6/2 ポールソン
財務長官
「金融マーケットの混乱終焉にはもう数ヶ月時間がかかる」との「認識を示す。
サブプライムローン関連で152億ドル(約1兆5300億円)の損出を計上。
ドルが全通貨に対して下落。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和