今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2010年5月18日(火)




おはようございます。



日経ヴェリタス紙が2008年のリーマンショック以降

円べースで見た場合、どこの国の株式に投資したら

最もリターンが高かったかランキングを出しています。

それによると、意外にも第一位はスリランカでした。

たまたまスリランカ人の知人がいるので彼に尋ねると、

「当然だよ、スリランカは今政治的にも安定し、国の

社会インフラ整備のため世界中からお金が集まっているから」

との答えだった。

政策金利も7.5%と高く、GDPも6%以上とのこと。

スリランカの旧国名は「セイロン」。

紅茶しか採れないと思っていました。

認識が古いと痛感しました。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ユーロドルはアジア市場で1.22台前半まで下落。 その後の欧州では買い戻しが進み1.23台後半まで上昇。
  • NY市場では株式市場の軟調から売られる場面があったものの、 ショートカバーが優勢で1.23台半ばで引け。
  • 円も同様に、アジアでは91円台後半まで買われたが、 ユーロ円の買い戻しに伴い下落。92円台半ばでの動きと、 ユーロにつられる動きが続き方向感は見えない。
  • ECBはユーロ圏での国債購入が165億ユーロ(約1兆8千億円) になったと発表。同時に、市場から資金を吸収するため ターム物預金の入札も行う予定。
  • NYダウは午前中、米経済指標の悪化を材料に一時180ドル安の場面も。 午後には前日比プラスに転じ小幅高で取引終了。
  • 原油価格は5日続落。一時69.27ドルと70ドル割れと なり下落傾向が止まらず。金は小幅続伸。
  • 債券は株高からやや下落し金利は上昇。
  • 5月NY連銀製造業景況指数  → 19.11(受注、出荷が減少) 
  • 5月NAHB住宅市場指数  → 22(市場予想は22)    

                                
    ドル/円91.84 〜 92.63
    ユーロ/円112.80 〜 114.91
    NYダウ +5.67 → 10、625.83ドル
    GOLD +0.30 →  1、228.10ドル
    WTI −1.53 →  70.08ドル
    米10年国債 +0.034 → 3.491%


    本日の注目点

    • 豪   RBA議事録 
    • 欧   EU財務相会合 
    • 欧   5月独ZEW景況調査        
    • 米   4月生産者物価指数 
    • 米   4月住宅着工件数 
    • 米   4月建設許可件数   


    昨日のアジア市場で1.22台前半まで急落したユーロドルは、その後の

    欧州、NYでは買い戻しが優勢となり、1.24台まで反発しました。

    しかし、それでも下落のスピードに比べ反発力は鈍いと言えます。

    約1週間前には1.30台後半まで反発したユーロは、結局この間

    800ポイント以上の急落でした。

    市場は明らかに投機的な動きになっていると思われ、ヘッジファンド等の

    大口プレイヤーの動向に左右される展開が続いています。



    明日19日にはギリシャ国債85億ユーロが償還を迎えます。

    ブルームバーグによると、IMFからの融資55億ユーロは先週、ギリシャに

    届いており、EU融資の初回分、145億ユーロについても18日には

    実行されるようです。

    これでひとまず、目先の資金繰りはついた格好になっていますが、

    1.20−1.25の新しいレンジ入りしたユーロが、上限の1.25を

    大きく抜けていくとは思えません。

    1.24台では1.25でのストップを入れつつ、ショートのタイミング

    探すスタンスでいいのではないでしょか。



    世界中の株式市場が調整局面入りし、それに伴いリスク回避の動きから資金が

    円とドル、さらには、金と債権に向かっています。

    ドルは円以外の通貨に対しては全面高の様相です。高金利で資源国通貨の代表

    である豪ドルに対してもドルは買われています。リスク回避の動きが商品相場にも

    及んでいることが背景です。

    ただ、弱いユーロにつれ安しているという部分はありますが、豪ドル円では78円から80円に

    かけて「週足」の100日移動平均線と「雲」がサポートしており、この水準を抜けると

    反転までの調整期間は長引くのではないかと観ています。



    一方、ドル円については依然底固いと思われます。

    昨日のようにユーロ円が売られる局面では91円台まで円買いが進みましたが、

    ユーロの下落が止まるとすぐに92円台に戻す展開です。

    下値のメドは91円40と90円65辺りと観ています。

    しばらは91−93円のレンジが続き、ユーロの動きに左右される展開は

    変わりそうもありません。



    本日はEU財務相会合が予定されています。昨日のユーロ圏財務相会合に引き続き

    南欧諸国の財政問題やユーロ安について議論されるものと思われます。

    また、ドイツのZEW景況調査の発表もあることから、相場は欧州からの情報に

    左右されそうです。

    今朝の経済紙に掲載されていたトリシェECB総裁の写真は、これまでになく

    悩んでいるように見えます。

    見方によっては神に祈っているようにも見えたのは、私だけでしょうか・・。
               

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
5/6  トリシェ・ECB総裁 ギリシャ国債購入について「政策委員会はその問題を協議しなかった」ECB理事会後の 会見で。  ユーロドル1.27台 →1.25台に。ユーロ円118円台→110円台に。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和