今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2010年5月19日(水)




おはようございます。



日本のメーカーが主に国内の市場ニーズに合わせて

開発競争を繰り広げた結果、製品が世界市場では通用しない

独特なものとして発展することを「ガラパゴス化現象」と

呼ぶそうです。

代表的なものがケイタイ電話です。

写真や音楽、テレビ、あるいは財布機能など、本来の通信手段からは

大きく離れた結果、世界でノキアやサムソンなどに

大きく後れをとっています。

私などは、電話とメールができさえすればいいと

思っています。

でも、まだ「ラクラクホン」ではありません。

念のために・・・。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ユーロはアジア、欧州市場では反発。対ドルで1.24台半ば、 対円で115円台前半までユーロ高が進む。
  • その後、EU財務相会合で金融規制強化を行うことで合意との ニュースで、一転してユーロ売りが拡大。
  • ドイツでも空売り規制を独自に行うことが発表されると ユーロ売りがさらに加速し、ユーロドルは1.21台半ばと 約4年ぶりの安値まで下落。
  • ドル円はユーロ円に引っ張られ上下したものの、92円台での取引で推移。 ユーロ円が一時111円台まで下落し、5月6日に記録した110円台 も視野に。
  • ユーロの一段安を嫌気してNYダウは大幅安。
  • 安全資産としての米債券は大幅高。質への逃避が拡大し長期金利は 3.3%台に
  • 金は高値警戒感から売られ、原油は6日続落し直近高値からは 10ドルを超す下げに。
  • 4月生産者物価指数 → ー0.1%
  • 4月住宅着工件数 → 67.2万件(2ヵ月連続の前月比プラス)
  • 4月建設許可件数 → 60.0万件(市場予想を下回る) 


    ドル/円92.10 〜 92.93
    ユーロ/円111.85 〜 115.45
    NYダウ −114.88 → 10、510.95ドル
    GOLD −13.50 →  1、214.60ドル
    WTI −0.67 →  69.41ドル
    米10年国債 −0.137 → 3.354%


    本日の注目点

    • 欧   ギリシャの85億ユーロの国債償還日
    • 英   BOE議事録        
    • 米   4月消費者物価指数   
    • 米   FOMC議事録   



    昨日の東京市場終了後、ユーロドルは買い戻しが優勢となり1.23台後半まで

    上昇。さらに、欧州時間に入ると1.24台を回復し、1.24台半ばまで

    ユーロ高が進みました。

    しかし、ユーロの買い戻しによる上昇もそこまでで、NY市場では大幅に下落し

    直近のユーロ安値を更新し、一時1.2161まで下落しました。

    この水準は2006年以来約4年ぶりの安値を示現したことになります。



    きっかけはこの日行われていたEU財務相会合での合意内容でした。

    同会合でヘッジファンド等の金融規制強化を行うことで合意しました。

    この規制強化で、ユーロ圏から資金が流出するとの見方が高まりユーロが

    全面安の展開になりました。

    さらに、ドイツでも独自に「空売り」(ネーキッドショート」を19日午前零時

    から一時的に禁止することをドイツ金融監督庁(Bafin)が発表しました。

    これがユーロ下落に拍車をかけ、これまでの安値であった1.22台半ばを割り込んで

    1.21台突入へのユーロ売りに繋がったものと思われます。

    結局、この日だけでのユーロは対ドルで約300ポイント、対円でも3円50銭も

    大幅に下落しことになり、荒っぽい展開が続いています。



    ギリシャに対する資金融資も本日の同国の国債償還に合わせ無事に実行されたようです。

    これでひとまず最悪の事態は回避でき、これからギリシャの財政赤字削減が行程表通り

    実施されるかどうかを見極めていこうという矢先に、ユーロは再び大幅下落に

    見舞われています。

    一昨日にも同じようなコメントを書きましたが、ユーロ安は危機的状況に向かっており、

    可能性としては少ないと見られている「ECBによる市場介入」もやや現実味を

    帯びてきたようにも思えます。



    さすがにこの水準まで来ると、ユーロドルで1.20割れ。ユーロ円で110円割れが

    視野に入ってきました。

    市場にもさらなる大幅安をはやし立てる声が増えてきました。

    個人的にはこの水準は割れないと観ています。あるいは割れてもそこからは反発

    する可能性もあるのではないかと観ています。

    特に明確な根拠はありませんが、市場が急激にユーロに対して弱気になったてきたと、

    投機筋のポジションも過去最高水準のユーロ売り持ちになっているからです。

    「夜明け前が一番暗い」という格言は頭の片隅にでも入れておきたいところです。



    円は相変わらずレンジ相場を抜けきれません。

    91円半ばから93円台半ばとの予想は変わらず、ユーロ円からの流れ玉に

    その方向性が決められている状況です。



    今日も引き続きユーロ主導の展開が予想されます。

    日経平均も下落しそうです。ドル円でも上値が重そうな展開を予想します。

    ユーロ円も含め、一旦利益を確保しておくのも一案だと思いますが。





What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
5/6  トリシェ・ECB総裁 ギリシャ国債購入について「政策委員会はその問題を協議しなかった」ECB理事会後の 会見で。  ユーロドル1.27台 →1.25台に。ユーロ円118円台→110円台に。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和