今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2010年6月9日(水)




おはようございます。



ある食品卸大手の女性の小売店支援チームが、全国の

主婦1000人に冷蔵庫の中身を尋ねる調査を実施したそうです。

その結果、高齢者の夫婦の世帯でも週末になるとケーキや肉類が

増えていたことが分かりました。

普通、高齢者は小食のはずなのに何故冷蔵庫に食べ物が増えるのでしょう?

答えは、週末になると近所に住む子供や、孫が訪ねてきて

一緒に食事をするからだそうです。

両親にとって、自分の子供の面倒は見てくれるは、

食事の用意は全てやってくれるは・・で万々歳です。

高齢者はけなげです。

あげくのはて、帰りに「孫に何か買ってやって・・」

と、お小遣いまで。

ここでも子供手当が支給されます。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 重要な経済指標の発表がなかった中、ユーロは神経質な 動きからもみ合いの展開。
  • 欧州市場ではユーロが買いもされる場面があったものの、NYでは 株式市場の軟化から1.19台割れ目前まで下落。その後株価が上昇 すると買い戻される展開に。
  • 円も同様に、91円台後半まで円安が進んだが、NYでは90円84まで 急伸。その後は株式市場を睨む展開に、91円半ばで引け。
  • NYダウは前日までの2日間で440ドルの大幅な下げを演じただけに 急反発。バーナンキ議長の発言に前日比マイナスから123ドルのプラスに。
  • 金は3日続伸し、史上最高値を更新。原油は小反発。
  • 債券相場は小幅反落し、長期金利はやや上昇し、3.18%台に。
  • ハンガリー政府は公務員給与削減などを含む財政政策を発表。
  • EUは財政赤字問題の拡大を防ぐ目的から、加盟国の財政状況を 監査する権限をEU統計局に付与することで合意。まずはブルガリアに 調査団を派遣することを発表。   
    ドル/円90.84 〜 91.69
    ユーロ/円108.33 〜 109.67
    NYダウ +123.49 → 9、939.98ドル
    GOLD +4.80 →  1、245.60ドル
    WTI +0.55 →  71.99ドル
    米10年国債 +0.043 → 3.189%


    本日の注目点

    • 米   米地区連銀経済報告(ベージュブック)          
    • 米   バーナンキ・FRB議長議会証言と講演
    • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演                   

    為替市場は重要経済指標の発表がなかったものの、神経質な展開でした。

    値幅もそこそこありもみ合う展開でしたが、やはり株式市場の動向が

    最大の材料だったと言えます。

    昨日の東京株式市場がNYの大幅下落にもかかわらず、小幅ながらプラスで

    引けたことで、直後の欧州市場ではリスク回避の動きが後退。

    ドル高円安が進み、円は91円93銭まで下落。

    ユーロドルもユーロの買い戻しが見られ、1.19台後半まで上昇しましたが、

    反発もここまで。

    これまで通り、反発力は弱く、上昇が止まるとすぐに下落に転じる展開でした。



    NY市場に入っても株式市場がマイナスでスタートしたことから円が買われ、ユーロが

    売られる、これまでの展開に逆戻りし、再びリスク回避の動きになりました。

    株価の上値も重く、昨日までと同様重苦しい雰囲気でしたが一変させたのが

    バーナンキ議長の発言でした。

    議長は「米国が二番底に陥る可能性は少ない」との見方を示しました。

    先週末の雇用統計で非農業部門の雇用者数の増加が市場予想を大幅に下回ったことから

    この日の発言が注目されていましたが、議長の発言で安心感が広がり、ダウは急反発

    しています。



    NY株式市場の反発は大幅な下げの後だっただけに、ある程度は予想していました。

    しかし、ダウは急反発したものの、ナスダックが小幅続落に終わったことから

    ユーロの反発も限定的だったものと思われます。

    ユーロドルは現在、1時間足の「雲」の中に位置しています。

    この「雲」が比較的厚いことからユーロの反発も容易ではないことを示唆しています。

    むしろ昨日のNYで1.1901まで下落したように、ユーロの下値リスクの方を

    意識すべきでしょう。

    先週末5日に1.20を割り込んでから一度も1.20台を回復していません。

    今後も株式市場の動向と、欧州からのニュースに耳を傾けざるを得ません。

    ハンガリーが突然注目されたと思ったら、今度はブルガリアです。

    財政問題は南欧から旧東欧地域に波及したという見方もできます。



    米株式市場の大幅下落から資金は債券市場へと流れておりそれが、米長期金利の

    低下を誘導しています。

    本来、米金利の低下は「ドル売り要因」ですが、少なくとも高金利通貨である

    ユーロや豪ドルに対しては全く材料にされていません。

    市場が落ち着きを取り戻してくれば、金利差に着目され、ドルが売られる展開も

    あるかもしれませんが、足元ではそんな気配は微塵も感じられません。

    しかし、このままドル高が続けば「輸出による景気回復」を志向している

    オバマ政権から「圧力」がかかることも予想されます。

    その水準がユーロドルで1.15なのか、1.0なのか分かりませんが、

    市場はその水準までユーロ売りで臨むというスタンスなのかも知れません。



    さて、本日もバーナンキ議長の下院での議会証言と講演が予定されています。

    また、地区連銀経済報告も行われることから、米経済の現状認識が改めて示される

    ことになります。

    4月の下旬にピークをつけ、1ヵ月半も米株式市場は調整を続けていることから

    個人消費等に影響があるものと思われます。

    労働市場も製造業を中心に回復傾向は鮮明ですが、ややブレイキがかかってきた感もあります。

    そのあたりの認識がどのように表現されるのかを注目しています。

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
6/1  李克強・中国副首相 「人民元の相場形成メカニズムの改革をさらに進める必要がある」中国共産党理論紙「求是」に寄稿。。  -----
6/5  ガイトナー・財務長官 「中国については民間需要による持続的な成長と、より柔軟な為替政策をとる必要性について議論した」釜山でのG20後の記者会見で。  -----
6/7  バーナンキ・FRB議長 「米景気が二番底に陥る可能性は低い」との認識示す。  NY株式市場が上昇し、為替市場ではドル高に。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和