今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2010年6月15日(火)




おはようございます。



先週、学生時代の集まりがあり久々に母校へ行ってきました。

そこで紹介された先輩に吉田さんという方がおり、

話を聞くと、東京日本橋、小舟町で扇子を売っているとのこと。

聞いて驚いたのは、創業1590年というから、江戸時代の前です。

もともとは浜松の出で、徳川家康と一緒に江戸に出て来たとか。

吉田さんは14代目でした。

店の名は「伊場仙」。

400年超す歴史を持ちながら、気さくに話された氏に好感を

持ちました。

一度店を訪ねてみようかと思っています。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ユーロ圏4月の鉱工業生産が市場予想を大きく上回ったことから ユーロが買い戻され、対ドルで1.22台後半、対円で112円台 後半までユーロ高が進む。
  • 円はユーロ円の上昇に引っ張られる形で92円台まで売られたものの 92円台ではドル売り意欲も強く、91円台半ばまで押し戻されて引け。
  • NYダウは朝方から続伸したものの、ムーディーズによるギリシャ国債の 格下げをきっかけにユーロが下落、ダウも大幅に下落し前日比マイナスに。
  • ムーディーズはギリシャ国債を4段階格下げし、ジャンク債(投機的)に。
  • 金価格は下落し、原油は反発。
  • 米国債は売りもの優勢からやや下落し長期金利は上昇。
  • 中国政府は米国の人民元切り上げ圧力に対し、「政治問題化させている」 と、不快感を表明。
  • スペインの貯蓄銀行はECBから856億ユーロを借り入れている ことがスペインの中央銀行のデータから判明。
  • 4月ユーロ圏鉱工業生産 → 0.8%
    ドル/円91.41 〜 91.96
    ユーロ/円111.77 〜 112.86
    NYダウ −20.18 → 10、190.89ドル
    GOLD −5.70 →  1、224.50ドル
    WTI +1.34 →  75.12ドル
    米10年国債 +0.029 → 3.262%


    本日の注目点

    • 豪   RBA議事録   
    • 欧   6月ユーロ圏ZEW景況感調査      
    • 欧   4月ユーロ圏貿易収支 
    • 米   6月NY連銀製造業景気指数
    • 米   6月NAHB住宅市場指数                            

    ユーロ圏経済指標が好調だったことからユーロが反発しました。

    戻り高値は1.2298と6月3日以来の水準まで買われました。

    しかし、その後はギリシャ国債の4段階格下げに下落に転じ1.22台

    前半まで売られています。

    経済指標で買われたものの、ネガティブな情報にはすぐに反応するあたりは、

    やはり欧州の財政問題は小康状態を保っているだけで、ユーロの上値は重いと

    見られます。

    ギリシャ国債のジャンク債への格下げは既に、S&Pが行っており

    とりわけ目新し材料ではなかったにも関わらず、ユーロ売りで反応したことが、

    足元のユーロ安を物語っています。



    スペイン最大の銀行ビルバオ・ビスカヤ(BBVA)の会長は、同行を含め

    スペインの金融機関が国際資本市場からの資金調達に苦労している、と

    講演で述べています。

    そのため、ECBからの借り入れを余儀なくされ、その額は5月に過去最大の

    856億ユーロ(約9兆6300億円)に達したと報告されています。

    財政危機に見舞われているスペイン、ポルトガルなどの金融機関が欧州市場での

    資金調達に苦慮する状況が徐々に表面化してきそうで、今後ユーロ売りに

    繋がる可能性が出てきそうです。



    円の値幅は限定的です。

    短期的には「三角保ち合い」の上限を試す格好になっていますが、それでも

    昨日の欧州市場の円安値は92円12銭でした。

    現在のところ上値抵抗線は92円25銭辺りに位置しており、少なくとも

    この水準をクリアしない限り上昇に弾みはつきません。

    そのためにはNY株式市場の上昇から、市場がリスク選好の地合いに

    転換することが必要です。

    また、ドル買い材料の強力なサポートとして、利上げ期待の高まりが挙げられますが、

    市場ではむしろ後退しており、「利上げは来年」との見方が優勢です。

    円を積極的に買う材料がない中、円安が進むとしても緩やかなペースで進むという

    ことになりそうです。



    もちろん、ユーロドルが再び1.20を割り込むと、安全資産として「円」が

    見なおされるということになり、「円高、ドル高」のシナリオも残されています。

    「欧州」「中国」の二つのリスクを背負いながらのトレードは当分続きそうです。

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
6/1  李克強・中国副首相 「人民元の相場形成メカニズムの改革をさらに進める必要がある」中国共産党理論紙「求是」に寄稿。。  -----
6/5  ガイトナー・財務長官 「中国については民間需要による持続的な成長と、より柔軟な為替政策をとる必要性について議論した」釜山でのG20後の記者会見で。  -----
6/7  バーナンキ・FRB議長 「米景気が二番底に陥る可能性は低い」下院での議会証言で。  NY株式市場が上昇し、為替市場ではドル高に。
6/10  ガイトナー・財務長官 「中国の為替改革は極めて重要」「中国の胡錦濤国家主席も為替改革を確約した」上院での証言で。  -----
6/14  泰剛・中国外務省副報道局長 「人民元問題を政治化し、中国に対して保護貿易主義的な行動をとることは全く筋が通らない」米国の人民元切り上げ圧力に不快感を表す。  -----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和