2010年7月8日(木)
おはようございます。
財政赤字で苦しんでいるのはギリシャだけではありません。
英国も財政赤字削減のため、消費税やたばこ税などの増税を
行い、歳出削減を余儀なくされています。
その影響を受け、英国エリザベス女王の皇室関連費も
削減されています。
英バッキンガム宮殿が公開した資料によると
王室維持費は38百万ポンド(約50億円)で、2008年度
に比べ3百万ポンド(約4億円)も減額されているそうです。
女王は7.9百万ポンド(約10億円)を公費として受け取り、
その中から宮殿職員の給与や他の費用を賄っているそうです。
しかも、この受取額は過去20年間変わっていないことから
赤字となり、これまで女王が積み立ててきた資金から
6.5百万ポンド(約8,6億円)も毎年赤字補てんのため引き出して
いるとのこと。
問題はこのままだと2012年には、その資金も底をつき無くなって
しまうそうです。2012年は女王即位60周年の式典が行われれます。
「To be or not to be」・・・シャイクスピアならそう言うでしょうか。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- NY株式市場の大幅高と米長期金利の上昇を受け 円を除く主要通貨ではドル安に。
- 円は欧州時間に一時87円2銭まで上昇し、87円割れも 視野に入ったものの、欧州各国の株が堅調だったことから 87円前半に押し戻された。
- NYでは高金利通貨が上昇したことからやや円安が進み 87円台半ばから後半での値動き。
- ユーロドルが再び1.26台半ばまで上昇。
- 欧州銀行監督者委員会がストレステストでの対象行は91行 になるとの発表も好材料に。
- NY株式市場が急反発。銀行株、小売株などが急伸し、全面高の 展開に。これまで下落を見込み売り込んでいたファンド等の買い戻し も入り、ダウは274ドル高で1万ドルの大台を回復。
- 株高から債券相場は下落し、長期金利は上昇。
- ドルが主要通貨に対して下落したことから金は反発、原油価格も 大幅に反発。
- 独5月製造業受注 → −0.5%
ドル/円 87.07 〜 87.78 ユーロ/円 109.67 〜 110.95 NYダウ +274.66 → 10,018.28ドル GOLD +3.80 → 1、198.90ドル WTI +2.09 → 74.07ドル 米10年国債 +0.048 → 2.984%
本日の注目点
- 豪 6月雇用統計
- 日 6月景気ウオッチャー調査
- 独 5月貿易収支
- 独 5月鉱工業生産
- 英 BOE政策金利発表
- 欧 ECB理事会
- 米 週間失業保険申請件数
- 米 IMF世界経済見通し
- 米 6月小売各社の既存店売上高
NY市場での株高からリスク回避の流れが一変しました。
欧州金融機関のストレステスト結果はそれほど悪くはないとの見通しや、
米ステイトストリート銀行の四半期決算が好調だったことを受け、銀行株や
小売株などが軒並み上昇。
これまで大きく売り込まれていたことから株価の「割安感」なども台頭し、ナスダックも
大幅高となり、ほぼ全面高の展開になりました。
やはり、現在の為替は株の影響を大きく受けるという象徴的な動きでした。
円はロンドン市場で87円2銭まで買われ、7月1日に記録した86円96銭を
再び試しに行く流れでしたが、株高が円を押し戻した格好になりました。
株高は円だけではなく、ユーロ、豪ドルなどリスク敏感通貨を大幅に上昇させドル安へと
影響を与えています。
ユーロドルは再び1.26台半ばまで買われ、豪ドル、NZドルなども大幅に上昇した結果、
クロス円は概ね円安方向へと上昇しています。
また、商品相場も反発し、米長期金利も上昇したことで金利の低い円が売られ結果にも
なりました。
これまで続いた流れが逆流したという、そんなイメージでしょうか。
昨日この欄でドル円の上値は88円で「壁」になりつつある、と書きましたが、下値も87円が
底堅くなっています。
昨日の欧州時間での動きをみても、ドル売り出攻めてはいるものの、一気に下抜けする
勢いもなく、売るが止むと押し戻される展開でした。
ドル円については依然として下落リスクの方が高いと見ていますが、87円を突破できない
状況が続くと、88円台から90円に戻す可能性があることも頭の片隅に入れておきたい
ところです。
欧州銀行監督者委員会は、ストレステストの対象にはスペインの27行、ドイツの14行、
ギリシャの6行が含まれていると発表しました。
また、ギリシャ国債に約17%、スペイン国債には3%の割引率を適用する可能性がある
ことも欧州各行に通知した模様です。(ブルームバーグ)
欧州大手行は大量のギリシャ、スペイン国債を保有しており、含み損を抱えていることに
一定の配慮を行ったということですが、健全性という意味では不安を残すことになりそうです。
市場はこの発表をひとまず好感したようで、ユーロドルは再び1.2665まで上昇しています。
これまでの下落幅の半値戻しが1.27台後半であることは昨日も書きましたが、現在の1.26台が
「売り場」なのか「買い場」なのか徐々に判断が難しくなってきました。
ユーロドルのショート筋が買い戻しを進めていることがユーロを底堅くしているものと思われますが、
背景にはドル安材料が続出していることが挙げられます。
今しばらく米経済指標の悪化が続くと見れば、ユーロドルの1.27台乗せは十分考えられます。
米経済指標の「改善」がいつ見られるのかがポイントになります。
本日の日経平均は300円程度の反発が予想されます。
株高はドル高円安に繋がることから、ドル円がどこまで上昇するのか、「壁」になりつつある
88円を上抜けできるのかどうかが注目されます。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 7/6 | スティーブンス・RBA総裁 | 「内外の需要や物価の追加情報が得られるまで現在の金融政策が妥当だ」政策金利据え置きを決めた後の会見で。 | 豪ドルは対ドルで0.83台後半から0.84台後半に。 |
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