今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2010年7月9日(金)




おはようございます。



現在、日本の上場企業で公用語を英語に定めている会社は

3社あると思います。

私の記憶違いでなければ、それは、日産自動車、ユニクロ、

それに楽天です。

日産自動車はトップがフランス人ですから、ある意味当然ですが、

他の2社は日本人がトップです。

2社は2012年あたりから公用語を英語にするようですが

「TOEIC」で700点以上の取得を求めるそうです。

グローバルな経営展開を行う以上、最低限英語が必要なことは

理解できますが、大学を卒業して一体どれだけの人が英語で

意思疎通ができるのでしょう・・・。

中学校、あるいは小学校から現在行われている英語教育を

替えない限り、状況は変わりません。

「現在完了」や「仮定法」がどんなにできても

会話はできません。

「お金」は「マネー」ではなく「マニー」と

教えなくてはいけないと思います。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 円はアジア時間から全面安の展開に。日経平均の大幅高や 豪州の雇用統計改善を受け、ドル円だけではなく、クロス円でも 円売りが優勢。
  • NY市場では88円半ばまで円が売られ、リスク選好が台頭。 ユーロ、豪ドルも対ドルで大幅に上昇。
  • ユーロはECBが政策金利据え置きを決めた後、同総裁の ユーロ経済に対する楽観的な見方にも反応し1.27台まで上昇。
  • NY株式市場が前日に引き続き大幅に続伸。この日発表の 米既存店売上高が好調だったことと、経済指標の改善からダウは120ドル高 と1万100ドル台を回復。
  • 連日の株高から債券相場は続落し、長期金利は約10日振りに3%台まで 上昇し、ドル高円安に寄与。
  • 金は反落、原油価格は景気拡大期待から続伸。  
  • 米週間失業保険申請件数 → 45.4万件(予想より改善)
  • ECB理事会  →政策金利を1.0%に据え置き                   
    ドル/円88.00 〜 88.64
    ユーロ/円111.41 〜 112.51
    NYダウ +120.71 → 10、138.99ドル
    GOLD −2.80 →  1、196.10ドル
    WTI +1.37 →  75.44ドル
    米10年国債 +0.054 → 3.038%


    本日の注目点

    • 5月OECD景気先行指数         

    前日までの円独歩高から一転して円全面安の流れに変わっています。

    いつものことですが、市場は移り気で、変わり身が早いと感心させられます。

    きっかけはいくつかありました。

    前日のNダウの大幅高を受け、昨日の日経平均株価は250円を超す大幅高

    を演じました。

    このためドル円は、これまでの「壁」とみられた88円を一気に上抜け、88円30銭

    近辺まで上昇。88円超えのストップロスも巻き込んだ感がありましたが、この頃、

    豪州の雇用統計が発表され、事前予想を上回る数字に、豪ドルも急騰しました。

    豪ドル円などのクロス円の買いも誘い、円は終日弱含む展開でした。



    また、IMFが世界のGDP見通しを上方修正したことも伝わり、市場では

    リスク回避の流れが急速に後退し、低金利の円が矢面に立った格好でした。

    NY市場に入ると、再び株高と経済指標の好転を材料に円売りが継続され、88円64銭まで

    売られ、今朝のNYからのコメントなどでは「円先安観」を伝える声も聞かれています。

    つい2日前まで米国景気の悪化を示す経済指標に「ドル安円高」「ドル安ユーロ高」が

    主流(?)だったものが、この変わりようです。



    ユーロドルも昨日は1.27台まで買い戻され、1.2台割れが徐々に遠くなりつつあります。

    ユーロ自体に特別材料はなく、米経済指標の悪化を背景にユーロが買い戻されてきましたが、

    昨日は米経済指標がよかったにもかかわらず「ドル安ユーロ高」の展開となっており、

    昨年後半から続いてきたユーロ安の流れに変化がでてきました。

    直近では4月の1.36台後半から始まったユーロ安の半値戻しの水準に近付きつつあります。

    1.2778が半値戻しに当たりますが、この水準の上抜けしたら1.18台は、目先のユーロ

    ドル底値と判断できそうです。



    昨日発表された6月豪州の雇用統計はポジティブサプライズでした。

    特に、雇用者数は市場予想の1万5千人増加に対して、4万6千人の増加と、

    3倍もの増加でした。

    5月に政策金利を引き上げて以来2ヵ月連続で利上げを見送ったRBAですが、

    スティーブンス同総裁は、経済指標などの追加情報を見たい、と発言していたことから

    追加利上げの可能性がやや高まったと見られます。(参照:下記WHAT'S GOING ON)



    来週から米企業の第2四半期決算が発表されます。

    既に第1四半期に比べ増益率は27%の減少(トムソンローター調べ)するとの

    調査もでています。

    減収が発表されれば、NY株式市場への売り材料と目され、再びリスク回避から

    ドル安円高の展開も予想されます。

    ここ一両日で急速の円売りが強まってきましたが、ここはしっかりと状況を見極め

    現状が、円高の流れが変わったのか、あるいは単に円を買い進めていた筋の売り戻し

    なのか、を判断する必要があろうと思います。

    個人的には円はまだ90円を超える状況ではないと考えています。



    よい週末を・・・。

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
7/6  スティーブンス・RBA総裁 「内外の需要や物価の追加情報が得られるまで現在の金融政策が妥当だ」政策金利据え置きを決めた後の会見で。 豪ドルは対ドルで0.83台後半から0.84台後半に。
7/8  トリシェ・ECB総裁 「欧州は緩やかな景気回復が続いている」としながらも「高い不確実性があり、回復にはばらつきがある」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.26台半ば→1.27台乗せ。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和