今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2010年7月27日(火)




おはようございます。



先週、NHK「ワンダーワンダー」で東京スカイツリーの

特集を観ました。

非常に高度な技術を駆使し、これまで経験したこともない

困難に立ち向かう技術者が紹介されていました。

東京の新し観光名所としても既にぬきんでています。

テレビでは明るい未来像が描かれていましたが、必ずしも

そうではない部分もあるようです。

まず、その建設費用です。総工費は1430億円にもなります。

一方、収入は展望台の観覧料のみ。回収するのに25年かかるとの

試算もあります。

高さもダントツですが、資金回収期間もダントツです。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 米新築住宅販売件数が市場予想を大きく上回ったものの、 全般的にはドル安傾向が進む。
  • 欧州金融機関のストレステストの結果を受け、海外勢の ユーロ買い戻しが優勢となり、ユーロドルは1.30台乗せ。
  • 円はアジア時間に87円80近辺まで買い戻されたが、 依然として上値は重く、再び86円台に。やや方向感の乏しい 展開に。
  • 豪ドルが対米ドルで約2ヵ月半ぶりの0.90台を示現。 利上げ観測の高まりと、リスク選好が背景。
  • 米経済指標の改善を受け、NY株式市場は3日連続で100ドル を超す上昇。フェデックスなど運輸株が買い物を集める。 ダウは100ドル高で1万500ドル台を回復。
  • 債券相場は小幅に上昇し、長期金利はやや下落。
  • 金価格は続落、原油は先週末と変わらず。   
  • 6月新築住宅販売件数 → +23.6%                                         



    ドル/円86.82 〜 87.40
    ユーロ/円112.21 〜 113.31
    NYダウ +100.81 → 10、525.43ドル
    GOLD −4.70 →  1、183.10ドル
    WTI 変わらず  →  78.98ドル
    米10年国債 −0.004 → 2.996%


    本日の注目点

    • 独   8月GFK消費者信頼感調査  
    • 米   5月S&Pケースシラー住宅価格指数 
    • 米   7月リッチモンド連銀製造業指数   
    • 米   7月消費者信頼感指数                                                                                                                      

    ドル円の動きは「円高ドル安」傾向ですが、明確な方向性は見えないというのが正直な感想です。

    昨日のアジア市場でも、欧州金融機関のストレステストがひとまず無難に終わった

    ことから、ドル円の買い戻しが見られましたが87円台後半で息切れ。

    欧州市場では逆にドル売りが優勢となりNY時間に掛けては再び86円台まで

    ドルが下落しています。

    昨日は6月の新築住宅販売件数が発表され、5月の反動もあり大幅な伸びを見せましたが

    ドル上昇には繋がっていません。

    むしろ、ユーロが対ドルで買い戻されたことに引っ張られ、ドル売り円買いに繋がっています。

    88円に戻ることなく下落したドル円は上値の重さを確認した格好になりましたが、

    下値の方も勢いがなく、やや「夏相場」の様相になってきました。

    海外では「サマーバケーション」真っ盛りということで、東京市場でも来週から8月入り

    で参加者も徐々に減る傾向です。

    値動きが狭いレンジ内で固定されてきそうな気配もでてきました。



    6月の新築住宅販売件数は市場予想を上回る23.6%増でした。

    年率換算で33万戸となりましたが、これは過去2番目に低い水準で、依然として

    住宅市場は低迷していることに変わりはありません。

    過去最低水準だった5月の件数も下方修正されています。

    また、新築住宅在庫も21万戸と過去最低水準でした。

    本日は住宅指標の中でも注目度の高い「ケースシラー」が発表されますが、内容的には

    期待できません。

    因みに4月の同指数は前年比3.81%の伸びを見せました。本日の同指標の市場予想は3.9%ですが

    これまで発表された住宅関連指標を考慮すると落ち込みは避けられない状況です。



    米株式市場が3日連続で大幅に上昇し、この間の上げ幅は400ドルを超えてきました。

    昨日は国際貨物のフェデックスが収益見通しを上方修正したことから、UPSなど

    大手の輸送銘柄が株価をけん引しました。

    国際貨物の流通が盛んだということから、米景気の失速の可能性はなく、回復基調は

    続くとの連想が株価を押し上げたようです。

    2010年度では、1−3月期には米景気は回復基調が鮮明だったものの、4−6月期は明らかに

    失速しています。

    第3四半期の7−9月期で再び回復基調に戻ることを先取りした動きと言えないこともありませんが、

    現段階での判断は時期尚早と言えます。

    再び景気回復基調に戻すための新たな政策が求められる状況です。



    豪ドルが出直りそうな気配になってきました。

    対ドルでは5月初め以来の200日移動平均線(日足)を超えてきました。

    対円でも78円台半ばまで上昇しています。

    問題はこの水準から80円まで上昇できるかどうかです。これまでも80円台乗せには

    失敗していることから、ここからが正念場と言えます。

    一目の「遅行スパン」も好転しそうなパターンに見えます。

    このまま78円台を維持できれば、好転も実現し上昇モメンタムが高まりそうですが、

    ポジションメイクはその動きを確認してからでも遅くはありません。

    今しばらく動きを観たいところです。




    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


    日時 発言者 内容 市場への影響
    7/6  スティーブンス・RBA総裁 「内外の需要や物価の追加情報が得られるまで現在の金融政策が妥当だ」政策金利据え置きを決めた後の会見で。 豪ドルは対ドルで0.83台後半から0.84台後半に。
    7/8  トリシェ・ECB総裁 「欧州は緩やかな景気回復が続いている」としながらも「高い不確実性があり、回復にはばらつきがある」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.26台半ば→1.27台乗せ。
    7/13  レンデルス・EU議長(ベルギー財務相) 「われわれが最大限の透明性を望んでいることは明らかだ」「必要ならあらゆる措置を取る」EU財務相会合後の記者会見で。 ユーロドル1.25台→1.27台乗せ。
    7/21  バーナンキ・FRB議長 「米景気は異例なほど不透明だ」上院の議会証言で NY株式市場は全面安。

    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和