今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2010年7月28日(水)




おはようございます。



現在売り出し中の「サマージャンボ宝くじ」は

1等前後賞を合わせると3億円が当たります。

1等2億円だけでも33本あるそうです。

しかし、私は自分のお金で宝くじを買ったことはありません。

理由は2つあります。

当たると思わないからです。「買わなければ当たらない」とか、

「夢を買うのさ」という意見もありますが、それでも買いません。

もう一つの理由は、その分配率の低さです。

収益金(売上)の45%しか分配しません。

もちろん地方自治体にも配分されていますが、それでも40%

です。残り15%が発行コストとになります。

宝くじの売り上げは年間約1兆円ですから、1500億円が

最初から差引かれていることになります。

この額を多いと見るのか、少ないと見るのは、

意見の分かれるところですが・・・。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ユーロが対ドル、対円で上昇。ドイツ銀行、UBSなど 欧州金融機関の決算が好調だったことに加え、8月GFK信頼感 指数が予想を上回ったことが理由。
  • ユーロドルは一時1.30台半ばまで上昇。ユーロ円は114円台 前半と、約2ヵ月振りの高値に。ここしばらく上抜けできなかった 113円半ばを抜けたことでもう一段の上昇も視野に。
  • ドル円は87円を挟む動きから、欧州市場ではユーロ円の買いに 引っ張られる形でドル高が進み88円手前まで円安が進む。
  • 米経済指標の結果はまちまち。ケースシラーは堅調だった ものの、消費者信頼感は市場を落胆させる内容だった。
  • NY株式市場は小幅高ながら4日続伸。
  • 債券相場は2年物国債の入札が好調だったが、長期債はやや下落し 長期金利は3%台乗せ。
  • 金は大幅下落。これで直近高値から100ドル以上も下落した ことになり、4月下旬以来3ヵ月振りの安値に。原油も大幅に下落。 
  • 5月S&Pケースシラー住宅価格指数 → +4.61%
  • 7月リッチモンド連銀製造業指数  → 16
  • 7月消費者信頼感指数 → 50.48(市場予想は51.0)                                         



    ドル/円87.26 〜 87.98
    ユーロ/円113.40 〜 114.42
    NYダウ +12.26 → 10、537.69ドル
    GOLD −25.10 →  1、158.00ドル
    WTI −1.48  →  77.50ドル
    米10年国債 +0.053 → 3.049%


    本日の注目点

    • 豪   第2四半期消費者物価  
    • 独   7月消費者物価指数
    • 米   6月耐久財受注    
    • 米   地区連銀経済報告(ベージュブック)                                                                                                              

    円は明確な方向感が見えない中、欧州、NY市場にかけて約1円、円安方向に振れています。

    86円前半のサポートが切れないまま、ややドル高方向に押し戻されたわけですが、

    背景はやはり「リスク選好」ということになろうと思います。

    先週から続いている株高から、投資家はやや余裕を持って高金利通貨へ資金をシフトしている

    と見られます。

    豪ドル、NZドルなどの高金利通貨が上昇し、金利を生まない「金」が売られていることに

    「リスク選好」が進んでいることが読み取れます。

    一時1260ドル台まで上昇した金価格は高値から100ドルの下落を見せ、一方豪ドルは

    対ドルで0.90台半ばと、こちらは5月10日以来の高値を記録しています。



    このように、リスク選好が高まると、いつものことですが低金利通貨の「円」は売られます。

    昨日はクロス円からの円売りが、ドル円でもドル買い円売りに作用したようです。

    しかし、それでも88円に届かない水準です。

    これまでも何度も述べてきましたが、ドル円が90円台に乗せるには米景気の回復が

    大前提になります。

    現状ではドル円が90円まで上昇するには材料不足であるという見方は変えていません。

    7月16日に88円の前半まで上昇しましたが、その時も88円台での滞空時間は

    わずかで、すぐに87円台に押し戻されています。

    今後上昇するためには、足元の88円30銭近辺を明確に上抜けする必要があります。

    90円台に乗せるかの議論はそれからでも遅くはありません。



    ユーロドルの動きが今いち良く見えてきません。

    1.28台から1.30台での展開ですが、ストレステストという、大きなイヴェントが

    終了し、市場の注目が欧州市場の景気に移ってきたわけですが、このあたりの判断材料も

    現状でははっきりしません。

    上述のように「リスク選好」の流れに沿った動きをするのであれば、ややユーロ高に

    推移するとも観られますが、それでも判断に迷います。

    また、このところ豪ドルとの相関性が薄れてきています。

    ドルに対してスピードの差はあっても、ある程度同じ動きをしてきてたものが

    必ずしもそうでなくなってきています。

    このあたりもユーロの動きが読めいない理由のひとつに挙げられます。



    昨日あたりから、東京時間での値動きが鈍くなって来たように思えます。

    世間は夏休みです。

    「夏相場」入りしたとすれば、ドル円の動きも1日30銭でしょう。

    株価を睨みながらの取引になるのは当然ですが、

    熱中症を避けるためにある程度こまめに水分補給を行うように、こまめに利益を

    確定していくのも「夏相場」を乗り切る一つの方法かもしれません。




    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


    日時 発言者 内容 市場への影響
    7/6  スティーブンス・RBA総裁 「内外の需要や物価の追加情報が得られるまで現在の金融政策が妥当だ」政策金利据え置きを決めた後の会見で。 豪ドルは対ドルで0.83台後半から0.84台後半に。
    7/8  トリシェ・ECB総裁 「欧州は緩やかな景気回復が続いている」としながらも「高い不確実性があり、回復にはばらつきがある」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.26台半ば→1.27台乗せ。
    7/13  レンデルス・EU議長(ベルギー財務相) 「われわれが最大限の透明性を望んでいることは明らかだ」「必要ならあらゆる措置を取る」EU財務相会合後の記者会見で。 ユーロドル1.25台→1.27台乗せ。
    7/21  バーナンキ・FRB議長 「米景気は異例なほど不透明だ」上院の議会証言で NY株式市場は全面安。

    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和