今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年6月11日(水)


おはようございます。


日本の水泳選手が競技用水着を自由に選べる「オープン化」が決定しました。

平井コーチがインタビューで「嬉しいということではないんですけど、ホットしました。」

と答えていた「笑顔」が印象的でした。

これで同じ土俵の上に立ったわけですから、あとはがんばってほしいですね。


「がんばれニッポン!!」ということで

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 米 4月貿易収支 → 609億ドルの赤字(赤字幅拡大)
  • 昨日の東京市場ではなかなか届かなかった107円台には欧州市場で一旦載せ
    NYが入ると完全に107円台での動きでした。
  • ブッシュ米大統領が「我々は強いドルを信じている。」とEU首脳会議後の記者会見で発言。
  • 前日からの相次ぐドル安牽制発言で、市場はややドル買いに傾いておりドルが
    全通貨に対して強含んでいます。そのため、この日発表された貿易収支の赤字幅拡大も
    材料視されませんでした。

ドル/円106.64 〜 107.45
ユーロ/円165.53 〜 166.24
NYダウ+9.44  → 12,289.79ドル
Gold−26.90 → 871.20ドル
WTI−3.04 →  131.31ドル
米10年国債+0.107→ 4.111 %


本日の注目点

  • 米 FRB地区連銀経済報告(ベージュブック)発表
  • 米 5月財政収支
 

昨日、米金融当局者の足並みが揃ってきたというコメントをしましたが、ついに

ブッシュ大統領まで登場し「米国ナショナルチーム」の様相を呈してきました。


全員参加でドル安を阻止しようという強い意志を感じますが、個人的には「ドル買い介入」は

無いと観てますので、この辺りまでが「口先介入」の限界ではないでしょうか。

ここから110円を突破していくためには「ファンダメンタルズ」の改善を示す経済指標が

不可欠です。そして、そのためにはもう少し「時間稼」が必要ではないかと・・・

サブプライムローン問題終焉→米金融機関の収益拡大→信用収縮の終了→ドル高そんなシナリオ

を期待してはいますけど、きっかけは米不動産価格の下げ止まりではないでしょうか。


そもそもサブプライムローン問題は「住宅ローン問題」に他ならないからです。


3月17日の95円77銭からすでに12円ほどドルが値をもどしています。

「結局、あれが底値だったんですか・・・?」

「もう100円は割れませんか・・・?」

そんな問い合わせが増えてきています。だれもが知りたいところですよね。

それら対して明確に「そうです。あれが底値です。」あるいは「いや、まだドルが下げる

可能性は十分あります。」と回答できればいいんですが、残念ながらまだその検証はでき

ておりません。今しばらく時間をいただいて、参考になる何らかのコメントをしたいと考えています。


2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
6/10 ブッシュ米大統領 「われわれは強いドルを信じている」
「経済の相対的な価値が最終的には(ドルの)価値を決める」とドル安を牽制
106円台後半から107円台へ
6/10 バーナンキ
FRB議長
「米景気減速のリスクは後退した。」とインフレ抑制の決意を改めて示す。 106円台後半から107円台へ
6/9 リーマンブラザーズ 3−5月期決算の最終損益が約28億ドル(約2900億円)の赤字になるとの見通し発表。
同時に、60億ドル(約6300億円)の増資も発表。
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6/9 フイッシャー
ダラス連銀総裁
インフレ抑制のため利上げが必要になる可能性を示唆。 ドル高へ。
6/9 ガイトナー
  NY連銀総裁
「ドルの動きを非常に注視している。」 ドル高へ
6/9 ポールソン
財務長官
「為替介入の選択肢を排除しない。」米CNNのインタビューに答えて。
(これまでのドル高誘導から、介入に言及する一歩踏み込んだ発言に)
ドル高へ
6/7 日米中印韓
 五カ国エネルギー相会合
共同声明で原油高は「消費国、産油国双方の利益に反する」
 6/6NYMEXでの原油大幅高を受けて。
ユーロ/ドル1.54前半から1.55後半へ 上昇。
同時にユーロ/円も大幅にユーロ高
6/5 トリシェ
  ECB総裁
「次回会合で小幅な利上げを実施する可能性を排除しない。」定例理事会後の記者会見で。 ユーロ/ドル1.54前半から1.55後半へ 上昇。
同時にユーロ/円も大幅にユーロ高
6/4 バーナンキ
  FRB議長
最近のインフレ率について「望ましい水準よりかなり高い」と、前日に引き続き警戒感を 表す。 ドル高へ。104円後半→105円30銭
6/3 ジョージソロス
(米 投資家)
「原油価格はバブルである。」との認識を示す。 ---
6/3 ウォールストリート
  ジャーナル紙
米大手証券リーマンブラザーズが30億ー40億ドルの資本増強を検討していると報道。
近く発表される3−5月決算で3億ドル以上の赤字の可能性を指摘。
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6/3 バーナンキ
FRB議長
「ドルや安が輸入物価や消費者物価の歓迎できない上昇を招いている」
「インフレやインフレ期待の意味することに注意している」
「現在の政策は適切な位置にある」など、軸足をインフレ対策に置く発言をし、
  これまでの金融緩和政策の転換を示唆。(講演で)
ドルが全面高となり、NYダウは大幅下落
6/2 ポールソン
財務長官
「金融マーケットの混乱終焉にはもう数ヶ月時間がかかる」との「認識を示す。
サブプライムローン関連で152億ドル(約1兆5300億円)の損出を計上。
ドルが全通貨に対して下落。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和