今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2010年8月2日(月)




おはようございます。



本日は外為オンラインシニアアナリストの佐藤がお休みのため

外為オンラインの高谷が書かせていただきますので

宜しくお願い致します。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 米第2四半期GDP(速報値)が予想を下回る結果を受けドルは対円で 一時、約8ヶ月ぶりに85円台まで下落。
  • しかし、その後発表された7月シカゴ購買部協会景気指数、7月ミシガン大学消費者信頼感指数 が市場予想を上回り、米景気への警戒感が後退。86円台後半まで値を戻し、86円台半ばで引け。
  • NYダウは小幅に続落。GDP発表後は120ドル近く下げ幅拡大したが他の経済指標の堅調さを背景に 好調な企業決算が買いを誘い値を戻す。上値は重たく前日終値付近でもみ合う展開に。
  • ユーロは対ドルで小幅に下落。欧州時間に1.3台を割り込むもNY時間には1.3台をキープし続けた。
  • 債券は大幅続伸。長期金利は大幅続落。
  • 金、原油は続伸。
  • 米第2四半期GDP(速報値) → 2.4%(市場予想は2.6%)
  • 米7月シカゴ購買部協会景気指数 → 62.3(市場予想は56)
  • 米7月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値) → 67.8(市場予想は67.0)


    ドル/円85.95 〜 86.73
    ユーロ/円112.08 〜 113.11
    NYダウ −1.22 → 10、465.94ドル
    GOLD +12.70 →  1、183.90ドル
    WTI +0.59 →  78.95ドル
    米10年国債 −0.082 → 2.905%


    本日の注目点


    • 米   7月ISM製造業景況指数
    • 米   バーナンキFRB議長講演
    • 豪   シドニー市場休場(バンクホリデー)



    ドルが対円で85円台をつけました。

    注目だった米第2四半期GDPが市場予想を下回り、米経済回復ペースの鈍化を

    確認する形になりドル売り円買いが進みました。

    市場はこの結果にさほど驚かず、その後のシカゴ購買部協会景気指数等の

    好結果に反応しドル買いが優勢になりました。

    米経済への景気低迷の懸念はまだまだ、まとわりついている状態です。

    本日早朝にグリーンスパン元FRB議長が

    「住宅価格が下落すれば、米経済は2番底の恐れ」「米経済は緩やかな景気回復の一時休止に」

    といった発言をしました。

    住宅、雇用を中心に米経済の先行き不安は広がっています。

    今週は雇用統計も控えており、夏相場の影響からも

    様子見ムードの展開が考えられそうです。

    各国の金融政策会合も予定されており方向性を見極めたいとの声も聴かれています。



    本日は米7月ISM製造業景況指数が焦点でしょう。

    米景気鈍化が進むか、安心感が広がるか注目です。

    さらにバーナンキFRB議長の講演がありますが、

    内容が「経済」についてだそうです。

    2番底の懸念を払拭するきっかけになればいいのですが

    具体的な政策案などの発言がないとドル買いの動きは期待できません。

    相場を動かすには十分な影響力がありますので注意が必要です。

    日本時間で明日の午前5時ほどにガイトナー米財務長官の講演もありますので

    そちらも注目が集まっています。



    先週と同様、株価と経済指標を見ながらの展開は変わりそうもないです。

    米商品先物取引委員会(CFTC)発表のIMM通貨先物ポジションでは

    円は対ドルで買い越しが減少しています。

    先週、85円台をつけていますが市場は先行きを見極めたくポジションを偏らせていません。

    大きな悪材料が無い限り、85円台停滞は難しいかもしれません。

    とはいえ、その可能性があるのが恐いところなのです。

    上値は重く87円台、良くて88円台まで行けるかといったところでしょうか。



    商品相場が堅調なことと利上げ観測から、豪ドルは底堅い動きです。

    豪ドル対米ドルでのテクニカル面では、先週「週足」の一目の雲抜けを

    今のところ「月足」でも雲抜けが確認できます。

    IMM通貨先物ポジションでは豪ドル買い越しが増加しています。

    本日はシドニー市場が休場ですが、明日はRBAキャッシュターゲットがありますので

    油断はできません。

    市場は利上げ予想していませんがサプライズも可能性がありますので

    こちらも気にしておきたいところです。



    ユーロは落ち着きを取り戻してきていますが

    不安は当面、拭えませんのでこちらもまた様子見の姿勢でしょう。









What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
7/6  スティーブンス・RBA総裁 「内外の需要や物価の追加情報が得られるまで現在の金融政策が妥当だ」政策金利据え置きを決めた後の会見で。 豪ドルは対ドルで0.83台後半から0.84台後半に。
7/8  トリシェ・ECB総裁 「欧州は緩やかな景気回復が続いている」としながらも「高い不確実性があり、回復にはばらつきがある」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.26台半ば→1.27台乗せ。
7/13  レンデルス・EU議長(ベルギー財務相) 「われわれが最大限の透明性を望んでいることは明らかだ」「必要ならあらゆる措置を取る」EU財務相会合後の記者会見で。 ユーロドル1.25台→1.27台乗せ。
7/21  バーナンキ・FRB議長 「米景気は異例なほど不透明だ」上院の議会証言で NY株式市場は全面安。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和