2010年8月24日(火)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は膠着状態。85円前半での値動きが続き、値幅も 伸びず動きずらい展開。円以外の主要通貨が対ドルで売られたことで、 クロス円は大幅に下落。
- ユーロ円は7月1日以来の107円台後半を示現。ユーロ圏の 景気指数が低下したことが背景。
- NY株式市場は活発なM&Aを材料に朝方は上昇したものの、 買いは続かず、商品相場の下落に合わせ3日続落。ダウは約1ヵ月ぶりに 1万200ドル台割れ。
- 債券相場は2年債利回りが再び下落したことから、買い物を集め 小幅上昇。長期金利は2.60%に。
- 金、原油ともに続落。原油は7月初旬以来の73ドル台をつけるなど 商品市況全体が軟調。
- 独8月製造業PMI → 58.2
- ユーロ圏8月消費者信頼感 → −12(前月はー14)
| ドル/円 | 85.12〜 85.34 |
| ユーロ/円 | 107.71 〜 108.41 |
| NYダウ | −39.21 → 10,174.41ドル |
| GOLD | −0.30 → 1,228.50ドル |
| WTI | −0.36 → 73.10ドル |
| 米10年国債 | −0.016 → 2.600% |
本日の注目イベント
- 独 第2四半期GDP(確報)
- 米 7月中古住宅販売件数
- 米 8月リッチモンド連銀製造業指数
ドル円はますます膠着状態を深めています。
昨日のNYでの値幅はわずか22銭。
これでここ1週間も86円台にさえ戻らない相場展開が続いています。
期待されていた「菅総理と白川総裁会談」は昨日朝方、わずか15分程度の電話会談で
済んでしまいました。
しかも、為替介入や追加金融緩和策など、具体的な話し合いは無かったと伝えられています。
結局、為替介入は行われないのではないかとの観測が広まり、海外市場では円がやや買われる
流れになりました。
しかし、下値も限定的とも言えます。
85円を割り込むことも無く85円前半の微妙な位置で小康状態を保っています。
上値が重たいにもかかわらず、一気に84円台定着を目指す展開でもなさそうです。
85円近辺にはドルショートの買い戻しや、反発を期待したドル買い指値が下値を支えている
との指摘もありますが、今後米経済指標がどちらかに大きくぶれるか、日米の株価が大幅な下落を
見せない限り、84円70−85円70のレンジは破られない可能性もあります。
今夜には米中古住宅販売件数の発表予定もありますが、サプライズがない限り値動きは小幅に
終始するかもしれません。
ユーロ円が先月1日以来の107円70銭水準まで下落し、これまでの109円ー111円の
レンジを下抜けした様です。
ドル円の水準は大きく変わってはいませんが、ユーロドルがこれまでサポートされていた1.27の水準を
割り込んできたためです。
きっかけは先週末のウェーバー独連銀総裁のコメントでした。
ユーロ圏の金融緩和政策は長引くとの発言にユーロが急落した訳ですが、市場はやや過剰反応だった
ようにも思えます。
日米だけでなく、ユーロ圏についても「出口戦略」が年内に実施されるとは思われず、来年1-3月
に議論されることは「既定路線」だったように思われます。
景気についてもユーロ安を背景にドイツを中心に輸出がけん引していることから、やはり
「ユーロ安によって景気の回復を早急に図りたい」との思惑が見え隠れしているようです。
ユーロ円は7月の107円31銭を割り込むと、2001年9月以来約9年ぶりの水準となりますが
ユーロドルの動きがカギを握っていると思われます。
ユーロドルがもう一段下落しドル高が進行すると、ドル円でも円がやや軟化する可能性があります。
ユーロ円の107円割れを試すにはドル円が現在の水準に留まり、ユーロドルが1.26を割り込む
というストーリーが最も考えられそうなシナリオです。
昨日年初来安値を更新した日経平均株価ですが、本日も軟調な展開が予想されます。
9000円の大台を割り込むと弱気相場が長びきそうですが、大台割れまでの余裕は116円しか残されていません。
今日もし、この大台を割り込むことがあると上記ドル円のレンジをブレイクする可能性も出てきそうです。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 8/2 | バーナンキ・FRB議長 | 「米経済の完全な回復までには相当な道のりが残っている」「家計や企業の支出増加が持続的な成長に寄与するはずだ」サウスカロライナ州チャールストンでの講演で。 | NYダウが200ドルを超える上昇の一要因に。 |
| 8/5 | トリシェ・ECB総裁 | 「7−9月期について入手できたデータは予想より良好だ」「市場の機能は若干改善している」政策委員会後の記者会見で。 | ややユーロ高に振れる。 |
| 8/5 | ジョセフ・スティグリッツ米コロンビア大学教授 | 米経済が「活気のない景気回復に直面しており、米政府はよりよく計画された新たな景気刺激策が必要になるだろう」ブルームバーグテレビジョンのインタヴューに答えて。 | ----- |
| 8/13 | ホーニング・カンザスシティー連銀総裁 | 「回復を一段と加速させる目的でゼロ金利が継続されれば、予期せぬ結果や不確実性をもたらすため、プラスであると同様にマイナスとなる公算が大きい。」ネブラスカ州の講演で。 | ----- |
| 8/20 | ウェーバー・独連銀総裁 | 「出口戦略続行に関する議論の大半は、第1四半期に集中しておこなわれると考えている」と述べ、緊急の融資措置を解除する時期を決定するのは来年1−3月にすべきとの認識を示す。「ブルームバーグテレビジョンでのインタビューで)。 | ユーロドル1.27台半ば→ 1.26台後半へ。 |
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