今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2010年8月27日(金)




おはようございます。



本日は外為オンラインシニアアナリストの佐藤がお休みのため

外為オンラインの高谷が書かせていただきますので

宜しくお願い致します。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • NYダウは週間失業保険申請件数が市場予想より強い結果が好感され、買い優勢の展開に。
  • しかし、バーナンキFRB議長講演やGDP(改訂値)が本日控えているため 警戒感から上値は重く徐々に値を下げ、終値では1万ドルを割る。
  • ドル円もバーナンキ議長講演を控え、積極的な買いも売りも出ず様子見ムードが広がる。
  • ユーロは対ドルで続伸。アイルランド等の国債入札が好調だったことや米指標の好結果を背景に 若干リスク選考の動きになるもNYダウの下落を受け乱高下の展開になり、結局東京タイムの終わり頃の水準に落ち着く。
  • 債券は大幅反発。長期金利は反落し2.5%割れに。
  • 金は小幅に反落。原油は続伸。
  • 米週間失業保険申請件数 → 47万3千件(市場予想49万件)



ドル/円84.32 〜 84.72
ユーロ/円107.08 〜 107.92
NYダウ −74.25 → 9,985.81ドル
GOLD −3.60 →  1,237.70ドル
WTI +0.84 →  73.36ドル
米10年国債−0.058 → 2.481%


本日の注目イベント

  • 日   7月消費者物価指数
  • 日   7月失業率
  • 独   8月消費者物価指数
  • 米   第2四半期GDP(改定値)
  • 米   8月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
  • 米   バーナンキ議長講演



昨日は若干材料がありましたが様子見の展開になりました。



バーナンキ議長の発言、GDP(改訂値)の結果を見極めたく



市場は積極的に動けず、ポジション調整をしたといったところでしょう。



本邦の円高対策も進まず各方面から様々な意見が出ていますが



政府日銀はまだまだ重い腰が上がりきっていません。



白川日銀総裁の訪米が新たな展開を促しそうですが



政府は小沢前幹事長が代表選出馬表明をしたことで



政策より政局が話題となりつつあるようです。



海外メディアからは批判的な意見が多く、日本は政治も経済もさらなる混乱を示唆されています。






本日はNYダウの下落からドル円はドル安円高の流れとなりそうですが



様子見ムードから東京タイムではもみ合いが予想されます。



夕方から欧州勢の動きで東京タイムよりは活発な取引が期待できそうです。



というものの根本はバーナンキ議長発言などのイベント待ちでレンジは狭いと考えます。



もちろん日本の為替介入についての要人発言には



常に注目しなければなりません。



84円を割らなければ実弾での介入は考えづらいので



円安に期待するより



政府日銀に対する失望感からの円高を念頭に置いておいた方が良いと思います。



さらにはバーナンキ議長の発言によりドル安加速も十分あり得ます。






歴史的ドル安円高が賑わっているなか



ユーロ圏の財政危機が再浮上しそうです。



先日のアイルランド国債の入札が不調だったり、



ECBがアイルランド国債を買い入れを進めているとの報道や



格下げの噂が出ています。



ユーロの買い戻しが進み、対ドルで1.33台まで付けたのが



3週間ほどで約600〜700ポイントも下落し



現在1.27付近で推移しています。



ここでアイルランドの国債が格下げされれば



さらなるユーロ安円高も考えられるでしょう。






ユーロドルの本日の値動きとしては



テクニカルを見ますと「1時間足」の100日移動平均線が



1.2670ほどにあり下値をサポートし



上値としては「1時間足」の200日移動平均線が



1.2750にありますので



このレンジ内でおさまると見ています。



大きな材料があれば上抜け、下抜けは有ると思いますので



その点は注意が必要です。






白川日銀総裁、バーナンキFRB議長、トリシェECB総裁が



本日の米カンザスシティ連銀主催シンポジウム前後で



情報交換、意見交換が行われる可能性があるということですので



週末にニュースが出て



来週月曜の始値から大きく値が動くというパターンも



考えておいた方が良いのかもしれません。



過度なポジション保有は控えておくべきかと思います。




良い週末を・・・。








What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
8/2 バーナンキ・FRB議長 「米経済の完全な回復までには相当な道のりが残っている」「家計や企業の支出増加が持続的な成長に寄与するはずだ」サウスカロライナ州チャールストンでの講演で。 NYダウが200ドルを超える上昇の一要因に。
8/5 トリシェ・ECB総裁 「7−9月期について入手できたデータは予想より良好だ」「市場の機能は若干改善している」政策委員会後の記者会見で。  ややユーロ高に振れる。
8/5 ジョセフ・スティグリッツ米コロンビア大学教授 米経済が「活気のない景気回復に直面しており、米政府はよりよく計画された新たな景気刺激策が必要になるだろう」ブルームバーグテレビジョンのインタヴューに答えて。 -----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和