今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年6月19日(木)


おはようございます。



昨日、原油高でイカ釣り漁船が一斉休魚に入ったという報道がありました。

燃料のA重油がこの5年間で2.5倍とのこと。確かに、船の燃料だけではなく、イカを

おびき寄せるあの明かりも結構コストがかかるそうです。出漁すればするほど赤字になる

なら死活問題ですね。釣り上げたイカは高級食材ではないし、冷凍保存で供給はある程度

確保できるし、何よりも値段が「セリ」で決まってしまい「市場経済」の影響をもろに受

けるわけですから厳しいですね。


そうかと言って、大好物の「イカソーメン」が高級料亭「吉兆」でしか食べられなく

なっても困りますが。

それでも前のお客さんの食べ残しだけは勘弁してほしいですけど・・・・・。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 欧州市場でドルが前日同様108円35まで上昇したことを受け、108円台で取引が開始
    されたものの、モルガン・スタンレーの大幅減益と、フィフス・サード・バンコープの66%の
    減配発表をうけてドルは下落。
  • NYダウも金融株を中心に大幅に下げたことからドル/円は107円72まで売られましたが
    このあたりは前日のドル最安値レベルで、ここから売り込む勢いもなく、小動きに。この日は特に
    重要な経済指標も無かったことで全般に動意うす。107円90近辺でクローズ。
  • 米 3−5月期モルガン・スタンレー決算→最終損益が10億2600万ドル(前年同期比60%減)

ドル/円107.72 〜 108.25
ユーロ/円167.23 〜 167.59
NYダウ−131.24 → 12,029.06ドル
Gold+6.60  → 893.50ドル
WTI+2.67  →  136.68ドル
米10年国債−0.067 → 4.140%


本日の注目点

  • 米 6月 フィラデルフィア連銀景況指数
 

奇妙なことに、ここ二日全く同じ相場の動きをしています。

東京市場はまったく動かず、午後3時〜3時半位、欧州市場が参入し始めると突然ドルが上げ

108円台へ。ドル高値を付けた後NYではじりじり売られ107円台で引ける。

市場はドルが上がるのか、下がるのか掴みきれていません。

本来なら、NYダウの軟調、米経済指標に悪化、米大手証券決算の減益・・・・とドルが大きく

売られる材料のはずですが、市場は反応しません。


少なくともこれまでとは異なり株式市場、原油価格との相関性が薄れて来ています。

しかし、今朝はなんとなくこれまでの二日とは違うと感じていますが、どうでしょう?
   
当社に「今日はドルが下がる!なぜならば、今日は木曜日だから・・・」と訳わからないことを

言う市場関係者がいますが、今のところ方向はあっています。


彼は「Fortune―teller」になれるのでしょうか?


2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
6/17 ウオールストリート
ジャーナル
米国は秋以前に利上げをする可能性は少ない、と報道。 ---
6/16 ラッカー
リッチモンド
連銀総裁
「インフレは許容できないほど高い。」と発言。 ---
6/14 ポールソン
財務長官
同時に、「米経済は依然として試練に直面している。」とも発言。 ---
6/14 ポールソン
財務長官
G8財務相会合で「米経済は長期的潜在力は強い。ファンダメンタルズを反映すればドルが強くなるのは自然。」 ---
6/12 ブロッサー
フィラデルフィア
連銀総裁
「インフレ期待抑制のため予防的利上げをすべき」と講演で発言。 米債券価格下落(金利上昇)
長期金利が4.2%に急上昇。
6/11 ベージュブック 「経済活動は引き続き弱い」と総括 ---
6/11 シュタルク
  ECB理事
「連続利上げを考えているわけではない」 ---
6/10 ブッシュ米大統領 「われわれは強いドルを信じている」
「経済の相対的な価値が最終的には(ドルの)価値を決める」とドル安を牽制
106円台後半から107円台へ
6/10 バーナンキ
FRB議長
「米景気減速のリスクは後退した。」とインフレ抑制の決意を改めて示す。 106円台後半から107円台へ
6/9 リーマンブラザーズ 3−5月期決算の最終損益が約28億ドル(約2900億円)の赤字になるとの見通し発表。
同時に、60億ドル(約6300億円)の増資も発表。
---
6/9 フイッシャー
ダラス連銀総裁
インフレ抑制のため利上げが必要になる可能性を示唆。 ドル高へ。
6/9 ガイトナー
  NY連銀総裁
「ドルの動きを非常に注視している。」 ドル高へ
6/9 ポールソン
財務長官
「為替介入の選択肢を排除しない。」米CNNのインタビューに答えて。
(これまでのドル高誘導から、介入に言及する一歩踏み込んだ発言に)
ドル高へ
6/7 日米中印韓
 五カ国エネルギー相会合
共同声明で原油高は「消費国、産油国双方の利益に反する」
 6/6NYMEXでの原油大幅高を受けて。
ユーロ/ドル1.54前半から1.55後半へ 上昇。
同時にユーロ/円も大幅にユーロ高
6/5 トリシェ
  ECB総裁
「次回会合で小幅な利上げを実施する可能性を排除しない。」定例理事会後の記者会見で。 ユーロ/ドル1.54前半から1.55後半へ 上昇。
同時にユーロ/円も大幅にユーロ高
6/4 バーナンキ
  FRB議長
最近のインフレ率について「望ましい水準よりかなり高い」と、前日に引き続き警戒感を 表す。 ドル高へ。104円後半→105円30銭
6/3 ジョージソロス
(米 投資家)
「原油価格はバブルである。」との認識を示す。 ---
6/3 ウォールストリート
  ジャーナル紙
米大手証券リーマンブラザーズが30億ー40億ドルの資本増強を検討していると報道。
近く発表される3−5月決算で3億ドル以上の赤字の可能性を指摘。
---
6/3 バーナンキ
FRB議長
「ドルや安が輸入物価や消費者物価の歓迎できない上昇を招いている」
「インフレやインフレ期待の意味することに注意している」
「現在の政策は適切な位置にある」など、軸足をインフレ対策に置く発言をし、
  これまでの金融緩和政策の転換を示唆。(講演で)
ドルが全面高となり、NYダウは大幅下落
6/2 ポールソン
財務長官
「金融マーケットの混乱終焉にはもう数ヶ月時間がかかる」との「認識を示す。
サブプライムローン関連で152億ドル(約1兆5300億円)の損出を計上。
ドルが全通貨に対して下落。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和