2010年11月2日(火)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は昨日のアジア市場で介入と観られるドル買いで、一気に 81円台半ばまで押し上げられたが、その後はドルジリ安の展開に。
- NY市場では80円台前半から後半での取引。FOMCを控え 売り買い交錯。
- ISM製造業景況指数が予想を上回ったことから、ドル買い戻し の動き優勢となり、ユーロドルは1,40台から1.38台半ばに。
- 株式市場は朝方、米経済指標の好転からインテルなどが買われダウは 120ドルを超す上昇を見せたが、引けにかけては利食いの売り押され 小幅高に。ナスダックは先週末比小幅に下落。
- 債券はISM製造業景況指数や株高を受け売りもの優勢。 長期金利は再び2.6%台に上昇。
- 金は反落、原油は大幅反発。中国の消費量拡大の見通し。
- 10月個人所得 → −0.1%(市場予想は+0.2%)
- 10月個人支出 → +0.2%(市場予想は+0.4%)
- 10月ISM製造業景況指数 → 56.9(市場予想は54.0)
| ドル/円 | 80.32 〜 80.80 |
| ユーロ/ドル | 1.3864 〜 1.3952 |
| ユーロ/円 | 111.78 〜 112.15 |
| NYダウ | +6.13 → 11,124.62ドル |
| GOLD | −7.00 → 1,350.60ドル |
| WTI | +1.52 → 82.95 |
| 米10年国債 | +0.026 → 2.628% |
本日の注目イベント
- 豪 RBAキャッシュターゲット
- 米 中間選挙
円は80円の大台を割りそうでなかなか割り込みません。
昨日の朝方、80円22銭を記録し、週明けの東京市場での80円割れ実現の雰囲気もありましたが、
9時ちょうどの東京市場のオープンに合わせるかのようにドルが急反発。
わずか数分で80円台前半から81円台半ばまでドル高が進みました。
この動きについて財務省幹部はコメントを避けています。
システムトラブルとの一部報道もありましたが、あのスピードとタイミングは介入の可能性が高いと
思われます。
81円台まで持ち上げられたドル円は、その後いつものようにじりじりと売られる展開となり、
依然として上値の重さを意識する流れとなっています。
上値の重さは言うまでもありませんが、一方で、80円台も「底堅い」と言えないこともありません。
80円台に初めて突入したのは10月15日のNY市場でした。
81円を割り込み80円88銭を付け「円15年ぶりの80円台」と、紙上には大見出しが躍りました。
その後じりじりと円の上値を切り上げて行ったものの、その上昇幅は極めて緩慢で、その後2週間以上も
「80円の大台割れ」を死守している現状です。
やはり「80円」という大台はこれまでの大台とは異なり、割り込むことは、史上最高値更新と同義語に近いことから
簡単ではないということのようです。
通常の経済指標の結果に反応して割り込むことは難しく、それなりの大きな材料が必要ということです。
その「大きな材料」に当たるのが今回のFOMCということになります。
市場では紆余曲折の末、一時言われていた2兆ドルにのぼる追加緩和の線はほぼ消えました。
「5000億ドル」が中心値で、それ以上ではドル売り、それ以下ではドル買い、との図式で
落ち着いてきたようです。
FRBとしてもこれまで再三「追加緩和の用意がある」と市場にメッセージを送り続けて来ました。
これは、突然大規模な追加緩和を実施すれば、市場は一気にドル売りで反応することが予想され、これをできるだけ
回避したいという、FRB一流の周到な方法と解釈できます。
大規模な追加緩和は「ドル安」と同時に「新興国の通貨高」という副作用をもたらします。
FRBとしては「ソフトランディング」させることによって副作用を最小限に抑えたいという意向です。
追加緩和の決定は明日の朝方3時15分に予定されています。
日銀は既に11月の金融政策決定会合の開催日を、FOMC決定後に合わせる形で今週の4−5日に前倒しし「臨戦態勢」を
敷いています。場合によっては日銀がさらなる追加緩和に踏み切る可能性も残されています。
BOE(イングランド銀行)のキング総裁も一段の緩和措置に踏み切る可能性を示唆しています。
可能性としては低いものの、ECB(欧州中央銀行)でさえユーロ高がさらに進めば追加緩和を決定することも
考えられます。
「通貨戦争」は裏を返せば「追加緩和戦争」です。
ドル安がさらに進んだ場合、「日欧英」で自国通貨売りドル買いの「協調介入」を行うという案は
単なる「絵空事」に過ぎないでしょうか・・・・。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
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