2010年12月9日(木)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 米金利の上昇を背景にドルは主要通貨に対して堅調に推移。 円は一時84円31銭まで売られ、先週末の雇用統計前の水準まで ドル高円安が進む。午後には米長期金利がやや下げに転じたことで 円も買い戻され、84円を挟む水準で引ける。
- ドル高にもかかわらずユーロは買い戻しが入り上昇。 ドイツの経済指標が市場予想を大幅に上回ったことなども ユーロ買いをサポートし、1.31台後半から1.32台後半まで反発。
- 株式市場は小幅上昇。S&P500は続伸し約2年ぶりの高値をつけ、 ダウは13ドル高。AIGが債務返済を発表したことも好感された。
- 債券相場は続落。10年債利回りは約半年ぶりに3.3%台まで上昇し、 ドル買いを誘った。引けは3.2%台に。
- ホームデポなど小売大手は売上見通しを上方修正。クリスマス商戦 の好調さを象徴し、個人消費に対する楽観的な見方も台頭。
- ドル高から、金、原油はともに利益確定の売りが優勢となり続落。 金は大幅に下落し1400ドルの大台割れ。
| ドル/円 | 83.84 〜 84.31 |
| ユーロ/ドル | 1.3192 〜 1.3279 |
| ユーロ/円 | 110.98 〜 111.48 |
| NYダウ | +13.32 → 11,372.48ドル |
| GOLD | −25.80 → 1,383.20ドル |
| WTI | −0.41 → 88.28ドル |
| 米10年国債 | +0.099 → 3.240% |
本日の注目イベント
- 豪 11月雇用統計
- 英 BOE政策金利発表
- 独 11月消費者物価指数(確報値)
- 米 週間失業保険申請件数
ドルが堅調に推移しています。
特に対円では84円31銭まで上昇し、先週末の雇用統計で急落し、82円台半ばまで売られた水準からじりじりと
切り返してきています。
ただそれでも、これまでに3回テストして抜け切れていない84円40−50銭の水準は突破できず、昨日も
一歩手前でUターンした感があります。
ドル堅調の背景は米金利の上昇につきます。
とりわけここ2日間はブッシュ減税の延長を材料に、10年債が売られ長期金利は急騰しています。
米国債の入札が軟調なことも債券相場を押し下げていますが、昨日の10年債入札はある程度順調に消化されたにもかかわらず
債券は売られ、10年債利回りは一時3.3%台に乗せ、約半年ぶりの水準まで上昇しました。
ドル円の相場と相関度の高い米2年債利回りも上昇し、2年債の日米金利差は0.4%台まで拡大しドル高円安を演出しています。
雇用統計の発表も終え、重要な経済指標も見当たらないことから「米金利の行方」が相場の行方を決定する「金利相場」の
様相です。
欧州財政問題も小康状態であることから、市場参加者の眼は米金利に集中しており、米金利が動かなければ為替相場も動かない
状況になってきそうです。
まだクリスマス相場には早いものの、値動きを観ると既にその気配も感じられます。
ドル円は84円40銭辺りで頭を抑えられていますが、再び84円台に乗せたことでテクニカルではドルの上昇傾向を
示しています。
日足のローソク足は「100日移動平均線」を上回っており、上記水準を上抜けすれば85円が見えて来る可能性もあります。
一方、下値では83円10銭前後に「雲」の上限があり、この水準では一旦サポートされそうです。
84円半ばからは実需のドル売りも観測され、米金利の上昇だけでこれらの売りをこなして85円台に乗せられるかどうかは
疑問が残るところです。
豪ドル円を観ると、82円50−83円の水準では何度も上昇を止められています。
やはりこの水準では一旦利益を確定する方が得策かと思います。
下値は80円を割り込むとすぐに反発することから、しばらく80円−83円のレンジが続き、ドル円が85円を超えてくる展開に
なれば、豪ドル円の83円超えも考えられそうです。
オーストラリアの再利上げは今のところ封印されていますが、「資源高」とう追い風もあり国内景気は堅調と観られます。
本日は9時半にオーストラリアの雇用統計が発表されます。
このところ指標発表直後にレートが大きく飛ぶ傾向があります。
ポジション管理には注意が必要です。
市場予想は、雇用者数で2万人のプラスと、前月(2.7万人のプラス)よりも弱めの数字。
失業率は5.2%で、前月の5.4%よりも改善すると予想しています。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 11/30 | バーナンキ・FRB議長 | 「米経済は失業率を大きく下げるほど十分な速度で成長していない」と指摘し、雇用創出が最優先課題であるとの認識を示す。(オハイオ州での会合で)。 | ------ |
| 12/1 | ボス・国連チーフエコノミスト | 「オバマ政権と議会が追加の景気対策で合意しなければ、景気が来年に二番底に陥り、失業率は10%に上昇する可能性がある。」と指摘。(世界経済に関する国連の分析で) | ------ |
| 12/2 | トリシェ・ECB総裁 | 「ユーロ圏の不確実性は高い」「緊張があり、これを考慮しなければならない」(ECB理事会後の記者会見で) | ユーロドル1.31台半ばから1.32台半ばに |
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