2011年1月24日(月)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 重要な米経済指標がなかったこともあり、ドル円は82円台半ばから
後半で小動き。ユーロが対ドルで上昇したことや米長期金利が低下した
ことから、ややドル安円高が進み82円55銭近辺で引け。 - 1月ドイツのifo景況感指数が高水準だったことからユーロが上昇。
対ドルでは2ヵ月ぶりとなる1.36台に乗せ。対円でも昨年11月下旬以来
となる112円台半ばまでユーロ高が進む。 - 株式市場はGEの決算を好感し反発。ダウは49ドルだったものの
ナスダックは小幅安。 - 株高から債券相場は上昇。FRBの国債購入額が通常よりも多かった
ことから買い安心感が広がる。長期金利は小幅に低下。 - 金は続落。原油は小反発。
- オバマ大統領は一般教書演説を前に、ネットを通じて国民向け
メッセージを配信。雇用の創出と競争力の確保を訴えた。
| ドル/円 | 82.53 〜 82.81 |
| ユーロ/ドル | 1.3514 〜 1.3627 |
| ユーロ/円 | 111.79 〜 112.47 |
| NYダウ | +49.04 → 11,871.84ドル |
| GOLD | −5.50 → 1,341.00ドル |
| WTI | +0.25 → 89.11ドル |
| 米10年国債 | −0.027 → 3.410% |
本日の注目イベント
- 日 日銀金融政策決定会合(1/25まで)
- 欧 1月ユーロ圏総合景気指数(速報値)
- 欧 1月ユーロ圏製造業景気指数(速報値)
- 欧 1月ユーロ圏鉱工業新規受注
ドル円は83円台が重く、ユーロが対ドルで強含み「ドル安ユーロ高」が進んことで、円もやや上昇し、
82円台半ばまで買われました。
円は先週、米中首脳会議が行われ「中国人民元に上昇圧力がかかる」との見方から買われ、一時82円を割り込み
81円85銭まで円高が進みました。
しかしその後、米中古住宅販売件数などが予想外に改善していたことでドルが買い戻され83円まで上昇しています。
結局、円は81円50銭ー83円50銭のレンジを抜け切れず、やや膠着感が強まっています。
先週は82円台を割り込んだこと、ドル円が動きだすのではとの期待感もありましたが「空振り」に終わっています。
依然として、方向感は無くユーロに左右される展開が続いているようです。
この先、ユーロに高値警戒感が出て来、再び1.33方向に向かうようだと、ドル円も83円台に乗せ、83円半ばをテストする
可能性はありますが、このままじりじりとユーロの上昇が続くようだと逆に82円割れも考えられます。
いつどのような材料で上記レンジを抜けてくるのか判断に迷うところですが、先週同様、それほど遠いタイミングでは
ないと考えています。
いずれにしても、抜けた方向への「順張り」が有効だと言えるでしょう。
ユーロは先週末、11月22日以来となる1.36台半ばまで上昇しています。
この日発表された1月のドイツifo景況感指数が110.3と、市場予想を超えただけではなく、1991年の調査開始以来の
高水準となりました。
ユーロは1.36台に乗せたことで、日足の「雲」は上抜けしたようにも見えます。
この上には週足の「100日移動平均線」が1.36台半ばにあることから目先、この水準が意識されます。
ユーロドルは今年に入ってからすでに、最安値1.28台後半から約750ポイントも上昇しています。
南欧諸国の国債入札が順調に消化されるなど「ユーロ買い材料」が続きましたが、ストップロスの買い戻しも
ユーロ急反発の一役を担っていると観られます。
ユーロが「底入れを完了」し、本格的に上昇に向かうには週足の「200日移動平均線」が抵抗する1.40を抜ける
必要があります。
さすがにこの水準を抜けると、テクニカルでも長期的な上昇を示唆することになります。
今週の注目は26日(水)のFOMCです。
今年初めての会合ということもあり、投票権を持つメンバーも一部代わっています。
行き過ぎた緩和政策には反対の立場を取ってるメンバーが投票権を得たことで、FOMCの決定にどのような影響を
及ぼすのか注目されますが、それでも多数決になった場合の「大勢」は変わらないとの見方が一般的です。
さらに中国の「旧正月」も近付いています。
一部にはこのタイミングで、中国人民銀行が再利上げに踏み切る可能性も取りざたされています。
もし実施されたら、足元では調整を続け上値の重い豪ドルへの影響は避けられないものと観られます。
今年に入っての為替相場は全般的に読みにくくなっています。
特にドルストレートの読みが難しくなっています。
ユーロ円の買い、あるいは豪ドル、ポンドなどを対円で買っていればうまく機能しそうですが、これもドル円が
81円50銭を割り込むようだと下落リスクは大きいと思われます。
ある程度こまめに利益確定をしていく方法をお薦めします。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 1/7 | バーナンキ・FRB議長 | 「雇用市場が完全に正常化するにはあと4−5年掛かる可能性がある」上院予算委員会で議会証言。 | 債券市場では金融緩和継続との見方から債券が買われ、長期金利は下落。 |
| 1/7 | グールズビー・米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長 | 「失業率が大きく低下したが、依然として受け入れがたいほど高い。過去2年の雇用喪失を取り戻すためには、力強い雇用改善が必要だ」2010/12月の雇用統計発表を受けて。 | ----- |
| 1/11 | プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 | 「米経済が成長ペースを速め始め、景気回復の持続性の高まりが続けば、国債購入プログラムを見直す必要が出て来る」「徐々に針路を反転し始めなければ、われわれの緩和策への積極性が裏目に出る可能性がある」講演で。 | ----- |
| 1/12 | メルケル・ドイツ首相 | 「われわれは必要ないかなる手段も講じる意向であり、あらゆる点について段階を追って協議する」「ドイツはユーロの安定を維持するために必要なあらゆる措置を取る」ベルリンの講演で。 | ----- |
| 1/13 | トリシェ・ECB総裁 | 「インフレ率が数カ月にわたり2%超を維持する可能性がある」政策金利据え置きを決めた後の記者会見で。 | ユーロドル1.32台 → 1.33台に |
| 1/14 | ガイトナー・米財務長官 | 「もっと急速な人民元上昇が中国の利益にかなうとの認識に変わりはない」胡錦濤主席の訪米を前に記者団に。 | ----- |
| 1/17 | プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 | 「米国で経済成長の勢いが増し続け、景気見通しが一段と明るくなった場合、アクセルから足を徐々に離す方法について考え始める時となる可能性がある」利上げについて「可能性はあり、これを否定できない」サンチャゴで記者団に。 | ----- |
| 1/19 | オバマ・米大統領 | 「中国の人民元が今も過小評価されている」「中国のさらなる柔軟化を歓迎する」米中首脳会談で。 | ----- |
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