2011年2月3日(木)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は81円30銭のサポートラインを抜けず、買い戻しが
優勢の展開。米経済指標の好転をきっかけに上昇したものの、82円台
には届かず。 - アジア市場でも1.38台半ばを超えたユ−ロは利食いの売りや
米ADP雇用者数の増加を受け売られ、1.37台半ばまで下落。 - アイルランドの格下げ発表を受け、改めて欧州財政問題が注目された
格好に。 - 収束するかに見えたエジプト情勢は、ムバラク大統領が即時辞任を
拒否したことで再びデモ行動が活発に。 - 株式市場は決算発表を嫌気した売りが優勢に。連日の高値更新
から利益確定の売りも観られたもののダウは小幅高、ナスダックは反落。 - 債券相場は3日続落し金利は上昇。一時、約1ヵ月ぶりに3.5%台に
乗せる場面も。ADP雇用者数の増加を受け今週末に発表される雇用統計の
改善観測から金利は上昇基調に。 - 金は反落、原油価格は小幅に上昇。
- 1月ADP雇用者数 → 18.7万人(市場予想は14.0万人)
| ドル/円 | 81.36 〜 81.86 |
| ユーロ/ドル | 1.3767 〜 1.3827 |
| ユーロ/円 | 112.20 〜 112.77 |
| NYダウ | +1.81 → 12,041.97ドル |
| GOLD | −8.20 → 1,332.10ドル |
| WTI | +0.09 → 90.86ドル |
| 米10年国債 | +0.044 → 3.479% |
本日の注目イベント
- 豪 12月豪住宅建設許可件数
- 豪 12月豪貿易収支
- 欧 1月ユーロ圏PMIサービス業景気指数(改定値)
- 欧 12月ユーロ圏小売売上高
- 欧 ECB理事会
- 欧 独・スペイン首脳会談(マドリード)
- 米 週間失業保険申請件数
- 米 1月ISM非製造業景況指数
- 米 バーナンキ・FRB議長講演
ユーロドルは昨日の高値水準の1.38台半ばから下落。
欧州の救済基金である欧州金融安定化基金(EFSF)での、高債務国による国債買い戻しの資金を貸し付ける案を
ドイツが認めないとしたことから、ユーロ圏内の財政危機問題が続くとの懸念が再燃しました。
また、格付け会社S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)がアイルランドの信用格付けを引き下げたことも
ユーロ売りに繋がりました。
さらに、沈静化すると観られていたエジプト情勢が、ムバラク大統領が即時辞任を拒否したことからデモ行動が拡大し
多数の負傷者がでたことなどを背景にユーロ売りが優勢でした。
ユーロは対ドルで1.38台半ばを超える水準まで買われ、1月の安値から約1000ポイントの上昇を記録した
ことから、利益確定のユーロ売りが出易い状況でした。さすがに1.40台に乗せるには不透明な材料も多く、ひとまず
ポジションを解消した格好になっています。
下落幅がどこで止まるか注目されますが、一目均衡表(日足)の雲がサポートする1.36台前半がメドとなりそうです。
ユーロは対ドルだけではなく、円を含む主要通貨に対しても下落していますが、前日急騰した反動と、欧州金融安定化基金を巡る
意見の調整に手間どっていることが背景です。
昨日、ドイツの当局者はEU首脳会議を控えた記者会見で、欧州金融安定化基金には既発債を購入する法的権限はないと発言しています。
(ブルームバーグ)
ポルトガル、スペインなどの国債借り換えがスムーズに行われたことで、市場の目も「欧州から中東」へ移っている状況の中、
再び南欧諸国の財政問題が注目されることになりそうです。
このところ、ポンドの上昇が目立っています。
利上げ観測が強まっていることが材料ですが、昨日、BOE(イングランド銀行)の金融政策委員会のセンタンス委員は、
英金利について、今後急激な上昇を回避するために今から着実なペースで引き上げる必要がある、との見解を示しています。
ポンドは対ドルで約3ヵ月ぶり、対円でも約2ヵ月振りの高値を記録しています。
「ドル安傾向に沿った流れ」との指摘もありますが、ユーロ圏の利上げ観測とともに、英国の金利動向も気になるところです。
ドル円は81円突破もかなわず上昇していますが、やはり戻りは限定的です。
ユーロドルが下落したことに伴い、ドル円も81円台後半まで買い戻される展開でしたが、82円台に乗せる勢いはなく
再び81円台半ばでの取引になっています。
ADP雇用者数が予想を超え、今週末の雇用統計でも非農業部門雇用者数が増えるのでは、との期待が高まったことは先月と同じ
状況です。
先月のADP雇用者数は29万人を超える「予想外」の増加でしたが、その後の雇用統計では10万人を超えたに留まり、
ADP雇用者数と本番の雇用統計とのギャップに翻弄(ほんろう)されました。
今回1月のADP雇用者数も市場予想を大きく上回る18万7千人だったことで、今週末の雇用統計での非農業部門雇用者数も
13万人増加から、やや上方修正されそうな気配です。
ドル円の上値は依然として重い展開を予想しますが、81円台半ばから82円に乗せるのか、あるいは81円突破を目指すのか、
週末の雇用統計を睨んだ動きになりそうで、東京時間での大きな値動きは期待できません。
本日はバーナンキ・FRB議長の講演があります。
ADP雇用者数の大幅増加を受けて、同議長が雇用に対してどのような見方を示すのか注目されます。
依然として先行きに対して厳しい見方を示すようだと、再びドル売りが強まることも考えられます。
本日の予想レンジは、下値で81円30銭を割り込むかどうか。上値ではNY市場の高値である81円85銭近辺を
超えられるかどうかが注目されます。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
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