2011年2月14日(月)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
1月7日以来の円安水準に。NY市場では値幅は限られ大きな動きは
見られなかったものの、83円半ばでの動きに。
豪ドルは約2週間ぶりにパリティーを割り込み、0.99台半ばまで
まで下落。
軒並み買われた。
ダウは43ドル高の1万2273ドルと、約2年8ヶ月ぶりの高値に。
安全資産としての債券に買い物が集まり、長期金利は小幅に下落。
エジプトでの大規模デモ発生以前の水準に。
| ドル/円 | 83.31〜 83.61 |
| ユーロ/ドル | 1.3497 〜 1.3572 |
| ユーロ/円 | 112.76 〜 113.22 |
| NYダウ | +43.97 → 12,273.26ドル |
| GOLD | −2.10 → 1,360.40ドル |
| WTI | −1.15 → 85.58ドル |
| 米10年国債 | −0.07 → 3.630% |
本日の注目イベント
- 日 日銀金融政策決定会合(2/15まで)
- 日 2010年10ー12月期GDP
- 中 1月中国貿易収支
- 欧 12月ユーロ圏鉱工業生産
- 欧 ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)
- 米 タドリー・NY連銀総裁講演(NY)
- 米 オバマ大統領、2012年度予算教書を議会に提出
前日83円台に乗せたドル円は週末の海外市場でも堅調に推移しました。
先週末は東京市場が休場だったことで、実需のドル売りが出にくかったこともあり、ドル円は欧州時間に83円68銭
までドル高が進み、今年のドル最高値に並びました。
このため連休明けの本日、どの程度の実需筋のドル売りが持ち込まれるのかにも関心が集まります。
このところのドル高は、2月に入ってからの米経済指標の結果が概ね好調なことが背景ですが、さらに米企業決算の内容が
予想以上によかったことで、米景気の先行きに明るい見通しが出て来ました。
その結果、株高が進み、債券相場が下落し長期金利の上昇に繋がっています。
いわば、ファンダメンタルズを忠実に反映した相場展開になってきたとも言えます。
先週末のドル円はアジア市場からドル高が続き、節目であった83円50銭でのもみ合いはありましたが、
欧州市場に入るとあっさりと抜けて83円68銭までドルが上昇し、その後も83円台半ばでの取引になっています。
ポルトガル、スペインなど、国債の流通利回りが再び上昇し、欧州のソブリンリスクが意識されたことで、ユーロが
売られ、ドルが買われたことも円売りに繋がっているものと思われます。
ユーロドルは先週末、一時1.35台を割り込み1月20日以来の安値を観録しています。
欧州のソブリンリスクに市場の関心が再び集まり始めたことで、トリシェECB総裁は、ユーロ圏各国政府に対して
単一通貨ユーロを支えるため経済政策をより良く協調していくよう呼びかけた、とドイツ紙は伝えています。
「三角保ち合い」(さんかくもちあい)上放れ、を完成させたドル円は上昇傾向にあると見られます、
ドルが一気に買われる展開ではないものの、多くのテクニカルではドル上昇を示唆しています。
特に重要な指標である一目均衡表の「遅行スパン」(日足)でもローソク足を上抜けし、わずかですが「好転」を示して
います。
これは「上昇モメンタム」が急速に高まるシグナルとして知られており、84円を試すような展開になれば、予想外の
上昇も考えられます。
ドル円は昨年11月1日に80円21銭を記録し、その後の戻り高値は12月15日の84円52銭です。
この時も、ドルが底値を記録しての反発だっただけに「目先のドル底値を確認した」との相場観も広がりましたが、上昇幅は
4円強で、その後は再びドル安傾向に推移したことはご承知の通りです。
従って、ドル高が見込まれるとは言っても、上記84円台半ばを明確にクリアするまでは相場観を転換するには至りません。
市場参加者の見方も現在の水準を「ドル反発の上限」と観ている人たちも少なくありません。
依然として「相場観」はミックスしていると言ったところでしょうか。
その意味でも今週は83円台をキープできるのかどうか・・・。そして84円台のテストがあるのかどうかが
重要なポイントになりそうです。
今週も多くの米経済指標の発表が予定されています。
先週同様、概ね好調な内容が予想されていますが注目は水曜日のFOMC議事録です。
今回の議事録は1月25日、26日の分ということで、米経済指標の好転がある程度発表された後での議事録です。
改善傾向を示しつつある米経済指標を踏まえ、メンバーの中でも利上げに前向きな「タカ派」の委員がどのような味方を
示したのか興味のあるところです。
また、ドル円はユーロドルの動きに影響を受けやすいことからユーロの動きにも注意が必要です。
ユ−ロが対ドルでさらに下落していくようだと、円も売られ易い展開になりそうです。
先週はほぼドル全面高の展開でした。今週も、もみ合いながらもこの傾向が続くのではないかと予想します。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 2/3 | トリシェ・ECB総裁 | インフレ期待は「引き続きしっかりと抑えられている。」理事会後の記者会見で。 | ユーロドル1.37台後半から1.36台に急落。ユーロ円は112円台→111円台半ばに。 |
| 2/3 | バーナンキ・FRB議長 | 「失業率が通常の水準に低下するには数年かかるだろう。」「失業率を下げるには2.5%の成長が必要。」プレスクラブの会見で。 | ------ |
| 2/4 | ファンロンパイ・EU大統領 | 「通貨ユ−ロは強いが、唯一の弱点は域内の競争力に隔たりがあることだ。」EU首脳会談後の記者会見で。 | ------ |
| 2/8 | フィッシャー・ダラス連銀総裁 | 「FRBのバランスシートをこれ以上拡大させるのには非常に慎重だ。それに繋がるような措置には恐らく反対票を投じるだろう。」ダラスでの講演で。 | ------ |
| 2/9 | バーナンキ・FRB議長 | 「経済成長のペースは今年加速する可能性が高いとみられるものの、失業率はしばらく高水準にとどまりそうだ。」下院での議会証言で。 | ややドル安に反応。ユーロドル1.36台 → 1.37台に。 |
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