2011年4月5日(火)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は比較的小動きな展開。84円を割り込む場面もあったが
円売りの流れは変わらず84円台前半での取り引きに。 - ユーロドルは昨日のアジア時間に1.4269までユーロ高が
進んだが、これまでと同様に1.4270辺りのレジスタンスを
抜けられず反落。 - クロス円はこのところの急騰に利益確定の売りが優勢となり、
やや値を切り下げたが依然高値圏でのもみ合い。 - 株式市場はまちまち。ダウは活発なM&Aを背景に小幅に続伸し、
ナスダックは小幅に反落。 - 債券相場は続伸。アトランタ連銀総裁の「ハト派」的発言で、
利上げ観測がやや後退。 - 金、原油は共に続伸。原油価格はリビアの石油積み出し港で
反政府軍と政府軍が交戦したことなどで、約2年半ぶりに108ドル台
後半まで続伸。
| ドル/円 | 83.86 〜 84.17 |
| ユーロ/ドル | 1.4197 〜 1.4250 |
| ユーロ/円 | 119.20 〜 119.66 |
| NYダウ | +23.31 → 12,400.03ドル |
| GOLD | +4.10 → 1,433.00ドル |
| WTI | +0.53 → 108.47ドル |
| 米10年国債 | −0.024 → 3.425% |
本日の注目イベント
- 米 バーナンキ・FRB議長講演
- 豪 2月豪貿易収支
- 豪 キャッシュターゲット
- 欧 2月ユーロ圏小売売高
- 欧 OECD経済見通し
- 欧 バローゾ欧州委員長講演
- 欧 ユンケル・ユーロ圏議長講演
- 米 FOMC議事録(3/15分)
- 米 3月ISM非製造業景況指数
- 米 ロックハート・アトランタ連銀総裁会合で挨拶
- 米 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁会合で挨拶
昨日の海外市場では経済指標の発表がなかったこともあり、相場の値動きは小幅でした。
ドル円は終始84円台前半での取引で、84円を割り込む場面もありましたが、さらに円を買い進める
状況でもなく、すぐに84円台に戻されもみ合いが続いています。
しかし、上値でも先週のNY市場で記録した84円台後半を一度も試さなかったことから、一気に85円を
超えて行く展開でもなさそうです。
そんな中、昨日は「タカ派」と観られる連銀総裁から「意外感のある」発言がありました。
アトランタ連銀のロックハート総裁はフロリダ州での講演で「米景気は依然として課題に直面している」
と発言し、これまでの緩和政策の解除を主張してきた内容とは異なる発言をしています。
この発言に対してブルームバーグは、NYの為替担当者に意見として「タカ派の当局者は米国でのインフレ期待
について少なくとも一種の理解を高めようと努めている」とのコメントを紹介しています。
昨日の為替市場の値動きが限定的だったもう一つの理由が、日本時間8時15分からバーナンキ・FRB議長の講演
が行われることで、この内容を確かめたいとする雰囲気があったからです。
先週は地区連銀総裁の発言で為替が大きく動きました。
やはりFOMCでの中心的存在である議長が現在どのような景気認識を持っているのかが、今後の相場に大きく影響してくる
ことからそのコメントを待っているところです。
特に今回は、先週末の雇用統計の結果を踏まえての発言となることから、今後の金融政策の変更に言及があるかどうか
注目されています。
市場にはその発言内容によっては「ポストQE2」が読み取れるのではとの期待感もあるようです。
豪ドル円が昨年5月以来の88円に迫る水準まで急騰しています。
3月17日の円急騰時には、一時74円台まで売り込まれていましたが、その後はほぼ一本調子で上昇を続けています。
ドル円では「ドル高円安」が続く一方、豪ドル対米ドルの基軸では「豪ドル高米ドル安」が急速に強まり、その結果、
豪ドル円がわずか2週間ほどで13円もの上昇をみせたことになります。
背景にはいくつか要因があろうかと思います。
もともと高金利通貨である上、本日の政策金利発表で利上げの可能性もあること。さらに円は大震災による景気立て直しの
ため、金融緩和策が長期にわたり継続されるとの見通しがあること。
また折からの資源高や大洪水後の復興の影響から、オーストラリア自体好景気が見込まれることも挙げられます。
すでに「週足」でも「200日移動平均線」を抜けていることから、今後90円を目指す展開を予想しますが、
気になるのは投機筋の豪ドル買いのポジションが大きく膨らんでいることです。
先週末発表された3月29日現在のシカゴ先物市場での建て玉では、「豪ドル買い米ドル売り」のネットポジションが
85、565枚まで積み上がっています。
その前の週と比較しても、わずか1週間で3万5千枚ほど増えたことになり、この買い持ち額は過去1年で最も多い枚数です。
この買い越しが豪ドル相場を押し上げたことは言うまでもありませんが、対ドルでもパリティー(1=1)を大きく超えて
います。
豪ドルはこれまで、シカゴの先物市場でのポジションが、6−7万枚に達すると相場が反転すると言われていました。
その意味では、現在の8万5千枚を超えるロングポジションを考えると、いつ反転してもおかしくありません。
本日にも政策金利が引き上げられる可能性があることから、豪ドルがすぐに下落に向かうとも考えられませんが、
一旦調整が行われることは十分考えられます。
この水準からのロングには注意が必要かと思います。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 3/31 | ラッカー・リッチモンド連銀総裁 | 「米経済指標が改善されていることから、FOMCが米国債6000億ドル購入を圧縮するかを検討すべきだ」 | ドル円82円後半から → 83円台前半に |
| 3/31 | コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁 | 「フェデラルファンド(FF)金利が2011年遅くまでに75ベーシスポント上昇する必要があるかも知れない」 | ----- |
| 4/1 | ダドリー・NY連銀総裁 | 3月の雇用統計について「歓迎するが、方針を転換する理由にはならない」 | ドル円84円台後半 → 84円台前半に |
| 4/4 | ロックハート・アトランタ連銀総裁 | 「米景気は依然として課題に直面している」フロリダ州の講演で。 | これまでと異なり「ハト派」的な発言だったことから、市場はややドル売りで反応。 |
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