FX
365FX[くりっく365]
【ISホールディングス】当社はISグループの一員です。
会員ログイン

一目均衡表は時間軸を未来・過去へずらした三次元チャート

一目均衡表は、株式評論家の細田悟一氏が一目山人というペンネームで戦前に発表したテクニカル指標です。外国人FXトレーダーにも「東洋の神秘」として注目され、今では「ローソク足チャート」とともに日本で生まれ、世界的に有名になった定番指標として知られています。

そんな一目均衡表の考え方を一言でまとめると、「為替レートの値動きは時間による影響を受けている」というものになります。チャートは、縦軸に為替レートの価格、横軸に時間をとった2次元的なものです。しかし、横軸の時間は単純に前に前に進んでいくわけでなく、過去に起こった値動きの支配下にあり、現在の値動きは未来に大きな影響を与えます。

時間の流れには一種の周期性やリズムや起承転結があり、時間と為替変動の関係性を「日柄」という考え方で体系化したのが、一目均衡表なのです。

一目均衡表がほかのテクニカル指標とまったく違う部分は、為替レートやその平均値を未来や過去にずらして、「雲」や「遅行線」を描画し、売買判断に使用するところです。二次元のチャートに過去や未来という三次元的な奥行きを持たせている点は、世界で唯一無二、オンリーワンの指標といっても過言ではないでしょう(図1)。

図1:一目均衡表の仕組み

まずは一目均衡表の仕組みを解説しましょう。

ほかのテクニカル指標同様に一目均衡表でも、「ある一定期間の高値と安値の中間値」という"平均値的なもの"に注目します。日足チャートであれば、

●当日を含む過去9日間の高値Hと安値Lの中間値が「転換線」=「H(9)+L(9)」÷2
●当日を含む過去26日の高値Hと安値Lの中間値が「基準線」=「H(26)+L(26)」÷2

移動平均線のように各終値すべてを足して平均値を求めるのではなく、一定期間の高値と安値の中間値ですから、為替レートの高値・安値の更新がない場合、横ばいで推移することが多いのが、その特徴といえるでしょう。逆にいうと、転換線や基準線が上がったり下がったり傾きが変わるのは、これまでの為替レートが高値や安値をブレイクした瞬間です(むろん、過去の高値や安値が期間からハズれることによる消極的な上下動もあります)。そのため、転換線・基準線の傾きは、為替レートの勢いを端的に表わすものとして、移動平均線の上下動よりも強い売買シグナルになるのです。

図2:一目均衡表の転換線と基準線

図2はドル/円の日足チャートに一目均衡表の転換線、基準線だけを描画したものです。チャート中央で、基準線、転換線が大きく下落したポイントが売りシグナルになっていることが分かります。また、為替レートと転換線の位置関係に注目し、現在値が転換線を越えたら買い、下回ったら売りという取引の勝率が高いことも分かります。まとめると、

●基準線・転換線の傾きの変化
●基準線と転換線の位置関係
●転換線と現在値の位置関係

に注目すると、為替レートの勢いを初動段階でかなり正確にとらえることができるはずです。

このページのTOPへ

一目の「雲」は支持帯・抵抗帯として働き、上値下値予測に使える

次に、一目均衡表の中でもっとも有名な「雲」について見てみましょう。この「雲」こそ、過去や現在を未来にスライドさせて、その影響を見るという一目均衡表独自の考え方に基づくものです。日足チャートでは、

●「当日の転換線+基準線」÷2を当日を含め26日先にスライドさせたもの=「先行スパン1」
●過去52日間の高値と安値の平均値「H(52)+L(52)」÷2を当日を含め26日先に
  スライドさせたもの=「先行スパン2」

となり、先行スパン1と2で囲まれた部分が「雲」です。

図3:一目均衡表の雲

「雲」が示しているものをあえて単純化すると、これまでの価格変動の中心ゾーンということになります。過去の値動きの中心ゾーンである「雲」は、今後の為替レートの下落を阻止する支持帯や、上昇を阻む抵抗帯として働きます。図3はさきほどのドル/円日足チャートに雲を描画したもの。期間中、ドル/円の下降トレンドが続いていますが、雲の下限や上限がドル/円上昇を阻む頑強な抵抗帯として働いていることが分かります。直近では、為替レートと雲が離れすぎているため、売買判断に即座に使うことはできません。ただし、ドル/円が上昇しても当面の上値メドは、雲が重く垂れ込めている77円台後半から78円50銭まで、という予想を立てることができます。
雲に関する売買判断としては、

●雲の上限、下限は為替レートの抵抗帯、支持帯として働く
●抵抗帯、支持帯の強さ、弱さは雲の厚みで判断する
●為替レートの雲入りは、乱高下の前兆。為替レートの雲抜けはトレンド発生のシグナル

といったものがあります。

なにより、今後の為替レートがどのように動くのかの道しるべ役として使えるのが「一目の雲」のすばらしいところでしょう。

非常に大ざっぱではありますが、雲は過去の投資家の平均的な売買価格を表わしていると考えることもできます。為替レートが雲の上にあると過去の投資家の損益がプラス転換するので上昇に弾みがつき、雲入りすると損益が曖昧になるので乱高下が起こり、雲割れするとマイナスになるので下降に勢いがつく、といったイメージでとらえると分かりやすいかもしれません。

ちなみに、なぜ26日先にずらすのかに関しては、一目均衡表の深遠な時間論が関係しています。一目山人は、相場は安値-高値-安値-高値のN字型など、さまざまな波動で動くことが多いと考え、どのような時間軸で、波動が生まれるのかを研究しました。その過程で、「9、17、26、33、42、68、72……」といった数字が自然の流れを体現した周期であることを発見。中でも「26」は一セットの上下動が起こりやすい「一節」と考えられ、重要視されています。

そのため、一目均衡表ではほかの指標のように、設定期間の数値を自分好みに変化させることはあまりおすすめしません。多くの投資家が9、26、52という期間設定を使っていることもあり、その数値のまま使うほうが的中率も上がりやすいように思えます。

このページのTOPへ

「モメンタム」と同じ仕組み。「遅行線の日々線抜け」は高精度

最後に、一目均衡表の中で私が絶大な信頼を置いている「遅行線」について解説しましょう。

●現在の為替レートを26日前にさかのぼって描画したもの=「遅行線(遅行スパンとも呼ぶ)」

要するに、26日前より現在の為替レートが高いか低いかを示しただけの単純な線が遅行線です。売買判断としては、

●遅行線が現実のチャート(日々線)を上に突き抜けたら「買い」
●下に突き抜けたら「売り」

考え方は、「現在の為替レート-X日前の為替レート」で算出する「モメンタム」という指標とまったく同じです。図4はドル/円の一目均衡表に遅行線を付け加えたものです。あまりきれいなクロスではありませんが、〇の部分で遅行線が日々線を突き抜けた直後に、ドル/円が一段安している様子が分かります。

図4:一目均衡表の遅行線

一目均衡表では、「転換線の基準線上抜け」「為替レートの雲抜け」「遅行線の日々線上抜け」がそろった瞬間を「三役好転」=強い買いシグナルと見なしています(その反対は「三役逆転」)。3つのシグナルが絶好の売買タイミングで重なることは稀ですので、最初に起こりすやい「遅行線の日々線上抜け」と「転換線の基準線上抜け」「雲抜け」のいずれかが出揃った「二役好転」で早仕掛けする手もあり、でしょう。

このページのTOPへ

一目と正反対。時間軸を無視した「新値足」はトレンド相場に強い

本連載では、今後、一目均衡表のような人気の高い指標だけでなく、あまりなじみがないものの、勝率の高い指標も取り上げて、その使い方を簡単に紹介していきたいと思います。

26種類という豊富なテクニカル指標を自由自在に使いこなせる外為オンラインのブラウザ版チャート。その中で一目均衡表とともに、日本独自の指標として採用されているのが「新値足」です。
一目均衡表は独特な時間の概念を取り入れた指標ですが、反対に為替レートの値動きから時間軸を取り除いたシンプルなチャートが新値足です。新値足の作り方(図5を参照)は、

●為替レートの終値が過去の高値を上回ったときに陽線を記入
●過去の安値を下回ったときに陰線を記入
●陽線から陰線への転換は、すぐには記入せず、過去n本前の高値を下回ったときに陰線、安値を上回ったときに陽線を記入(nには3を当てはめることが多く、この場合、「新値三本足」と呼ばれる)。

図5:新値足の仕組み

時間軸をまったく気にすることなく、新値足が陽線に転換したら買い、陰線に転換したら売りというトレンド転換だけに注目した指標ですので、相場と四六時中睨めっこしている必要がない点は魅力といえるかもしれません。

ただし、急激な上昇後の急落などの場合、為替レートが直前の陽線3本分を下回るまでに相当時間がかかってしまうため、売買判断がかなり出遅れてしまう危険性が高いのも事実です。

時間軸にとらわれないという意味では中長期投資向きといえますが、08年のリーマン・ショック以降は為替レートの乱高下が続いており、いまひとつフィットしない状態です。どちらかというと、持ち合い相場や乱高下相場よりも、比較的長く一定のトレンドが続く通貨ペアや相場状況に向いた指標といえるでしょう。

図6:新値足の売買判断

図6はユーロ/円の1時間足チャートに新値足を描画したものです。外為オンラインのチャートツールでは、単純に新値足が描画されるのではなく、実際のチャートの上に上書きする形で描かれているので判断しやすくなっています。このチャートでも、乱高下のあったチャート中央の上昇では途中に大きな急落もあってフィットしていません。しかし、後半部分でユーロ/円が大きく下落する場面では、新値足の陰転での売買が大成功しています。

そう考えると、あまりレバレッジをかけない少額トレードで、大きなトレンド転換を狙っていく取引に向いた指標といえるでしょう。短期売買の場合は、長期的なトレンドの方向性にシグナルが出た場合のみ、エントリーするような手法が有効です。直近の為替相場では、長期的な下降トレンドが続くユーロ/円やポンド/円などでの売り取引などで使うと、シュアに儲けられる可能性が高そうです。

外為オンライン:高機能チャートの特長

外為オンラインの豊富な機能と美しいユーザーインターフェースを備えたFXチャートツールをご紹介します。

今すぐ無料体験!FXデモ口座開設

このページで使用されたFXチャートツールはすべて無料でお試しいただけます。この機会にFXデモ口座をご体験ください。

※このコンテンツは投資を促すものではありません。
実際の投資に関しては、自己責任において行ってくださいますようお願いいたします。


このページのTOPへ
外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の損失が発生するおそれもあります。外為オンラインFXでは、個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。(法人のお客様の場合は、当社が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額以上の委託証拠金が必要となります。為替リスク想定比率とは金融商品取引業に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。)くりっく365の取引に必要な証拠金額は、取引所が定める証拠金基準額で、個人のお客様の場合は、証拠金額の約25倍のお取引が可能です。(法人のお客様は、証拠金の額がリスクに応じて算定される方式であり、取引所が算定する証拠金基準額及び取引対象である為替の価格に応じて変動しますので、証拠金額のくりっく365取引金額に対する比率は、常に一定ではありません。)取引手数料は、外為オンラインFXでは、取引コースにより1000通貨コースが1ロットあたり片道0円〜20円(税込)、1万通貨コースが1ロットあたり片道0円〜200円(税込)となります。くりっく365では1ロットあたり片道0円〜3,080円(税込)となります。(詳細は取引要綱詳細をご参照ください。)また、本取引に係る法定帳簿の書面による交付を申し出された場合のみ、書類作成送付手数料(1送付当り2,160円(税込))が必要となります。取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。当社は法令上要求される区分管理方法の信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するものではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様よりお預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始にあたり、契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて開始していただくようお願いいたします。
商号:株式会社外為オンライン(金融商品取引業者)  登録番号:関東財務局長(金商)第276号
加入協会:一般社団法人 金融先物取引業協会(会員番号1544)
口座開設
資料請求
会員ログイン
外為オンラインが選ばれる理由
はじめての方へ
FXデモ体験
FXセミナー
マーケット情報
よくあるご質問
PDFライブラリー
新着情報
メンテナンス情報
サイトマップ
会社概要
開示情報
English / 中文
お問い合わせ
個人情報の取扱について
ご利用にあたって
勧誘方針
採用情報
反社会的勢力との関係遮断に関する基本方針
リスクについて
お客様サポート電話番号:0120-465-104[携帯電話・PHSからも利用可]【受付時間】午前9:00〜午後5:00(土日・年末年始を除く)
support@gaitameonline.com
無登録の海外所在業者による勧誘についてのご注意
マイナンバー 社会保障・税番号制度
FX取引の規制について金融庁証券取引等監視委員会〈情報受付〉一般社団法人 金融先物取引業協会証拠金規制に伴う取引概要の変更について

ISグループのサービス

海外不動産投資するなら:海外不動産投資ドットコム
投資信託するなら:レオス・キャピタルワークスのひふみ投信
カーシェアリングするなら:EARTH CAR (アースカー)
就職活動するなら:就活オンライン
当社はISグループの一員です
登録番号:関東財務局長(金商)第276号(金融商品取引業者)/一般社団法人 金融先物取引業協会加入 会員番号1544
Copyright © 2017 株式会社 外為オンライン All Rights Reserved.
2017年5月1日更新