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「高値と安値の中間値」から為替レートの均衡点を探る一目均衡表

トレンド系指標には前回、紹介した単純移動平均線のほかに「一目均衡表」「ボリンジャーバンド」「平均足」などさまざまなものがあります。
メインチャートに複数のトレンド系指標を表示すると、画面がごちゃごちゃして見にくくなるので、どれかひとつだけ選ぶ必要があります。
非常に大雑把に大別すると、

移動平均線:中長期投資、短期売買いずれにも対応できる。トレンドを忠実に遵守した取引をしたい人向け。

一目均衡表:為替レートの抵抗帯・支持帯などを見て、値動きをより多面的に分析したい人向け。

ボリンジャーバンド:行き過ぎた値動きに対する逆張りや急激な動きに対する順張りを使い分けたい人向け。

平均足:売買判断のわかりやすさを重視したい人向け(「平均足」はほかのトレンド系指標と費用可能)。

といった特徴をもっています。
そのなかから、「自分がメインで使いたいトレンド系指標」を選んで、実戦トレードの"良きパートナー"、"賢い助言役"として活用していく必要があるのです。

そこで今回は、移動平均線以外の選択肢である一目均衡表とボリンジャーバンドについて、その仕組みや使い方を見ていきましょう。

ますは「一目均衡表」です。
この指標は、1936年に株式新聞の記者だった細田悟一氏が「一目山人」のペンネームで発表した日本独自のテクニカルです。

同指標が重視しているのは「ある期間の高値と安値の中間値」。「中間値」にせよ、移動平均線のような「平均値」にせよ、投資家全体としての動きを平均的にとらえようとしている点に変わりはありません。

為替レートがある期間の高値と安値の中間値より上にあれば、買いで勝負した買い方が優勢。下にあれば売りで勝負した売り方が優勢と考え、買いと売りの勢力の「均衡」点を見つけるのが一目均衡表の狙いなのです。

図1:一目均衡表の構成要素

【図1】は最近の「ドル/円」日足チャートに一目均衡表を描画したものです。一目均衡表は次の6つの線(領域)で構成されています。

「転換線」… 過去9日間の高値と安値の中間値を結んだ線。
「基準線」…過去26日の高値と安値の中間値を結んだ線。
「先行スパン1」…転換線と基準線の中間値を26日間先行させた線。
「先行スパン2」…過去52日間の高値と安値の中間値を26日間先行させた線。
「雲」…先行スパン1、2で囲まれた領域。
「遅行線」…為替レートの値動きを26日間、過去にずらした線。

先行スパンや遅行線など、線を未来や過去にスライドさせ、値動きを時間の流れのなかでとらえようとする発想がユニークです。たとえば、先行スパン1と2は、ともに高値と安値の中間値ですから、中間値同士で囲まれた「雲」の部分は過去にもっとも頻繁に、激しく取引が行われた「ホットゾーン」になります。

雲の部分には多数の投資家の買いや売りのポジションが大量に残っているため、雲は値動きに対する抵抗帯や支持帯、買い方と売り方が激しくぶつかり合う乱高下ゾーンとして機能します。
対する「遅行線」は現在のローソク足(日々線)を26日後にずらしたもの。
遅行線が日々線を上に抜けるというのは、単純に26日前のレートを超えて上昇したことを意味しており、値動きが勢いをもって反転した根拠になります。

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転換・基準線でトレンド、前方の雲で値動きを予測、遅行線で勢いを見る

図2:一目均衡表の3つの視点

【図2】は「ユーロ/ドル」の日足チャートです。一目均衡表の場合は、線がごちゃごちゃとあるので見にくい印象がありますが、

  • ● 転換線(赤)と基準線(紫)は長・短移動平均線同様、両者のクロスや現在レートとの位置関係に注目する。
  • ● 為替レートの先に立ちはだかる雲は抵抗帯、支持帯と考える。
  • ● 遅行線(青)が日々線を上抜けたら買い、下抜けたら売りと判断。

という3つの視点をひとつの画面で見ることができるので、慣れればきっと役立つはずです。

【図2】の場合、直近の「ユーロ/ドル」は急上昇後に急落して、転換線、基準線を突き抜けて下がり、トレンドが陰転。現在のところ、薄い雲にサポートされて下げ止まっています。

今後は、下方の雲をサポート役にして反転上昇する可能性も考えられます。反対にサポート役となっている雲が薄くて突き抜けやすいことや、遅行線が日々線に迫っていることからさらに下落する可能性もあるでしょう。

ただし、基準線が横ばいで過去26日の高値と安値の中間値がほぼ一定であることから、現在は横ばい相場が続いています。そうしたトレンド状況から、大きな動きはまだ起こりそうにない、と判断することもできます。

図3:強いトレンドと一目均衡表

強いトレンドが続いている場合は【図3】の「ドル/円」チャートのように、現在レートが基準線・転換線や雲の上を推移する形状になるので、この形状なら順張りトレンドフォローの買いで勝負です。なるべくシンプルに考えたいなら、雲抜けなど雲を支持帯・抵抗帯と考えた売買判断に絞る、というやり方もありでしょう。

また、遅行線の日々線超え・割れは非常に単純なシグナルですが、比較的当たりやすく、トレンド転換の初動をとらえることができるので、大変貴重です。
外為オンラインのブラウザ版チャートでは、「チャート設定」で雲や遅行線だけを表示することもできるので使いこなしましょう。

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統計学の標準偏差と正規分布に基づいたボリンジャーバンド

さて、次に取り上げるのは、値動きの勢いを重視した短期トレーダーなどに絶大な人気を誇る「ボリンジャーバンド」です。ボリンジャーバンドは、統計学の標準偏差と正規分布の考え方に基づいた指標です。

標準偏差というと、真っ先に思い浮かべるのは、高校や大学受験の偏差値だと思いますが、偏差値もボリンジャーバンドも同じ考え方に基づいて計算されています。標準偏差といのは、ある期間の価格が期間の偏差値からどれぐらい"バラツいて"いるか、分散しているかを求めたものです。

単純な足し算や割り算ではなく、数値を2乗したうえで、√を使って平方根を求めるという統計学的な手法を使い、「平均値からのかい離=標準偏差」を求めます。標準偏差はσ(シグマ)と呼ばれますが、「平均値±標準偏差」が±1σ線、「平均値±標準偏差×2」が±2σ線になります。

この標準偏差を、統計学の「正規分布」の考え方に当てはめると、価格変動が、

◯ ±1σに収まる確率は68.26%
◯ ±2σに収まる確率は95.44%
◯ ±3σに収まる確率は99.73%

であることが、数学的に証明されています。

【図4】は「ユーロ/円」の4時間足チャートにボリンジャーバンドを表示したものですが、正規分布の考え方に立つと、「ボリンジャーバンドの±2σ線を超える確率はおよそ4%、±3σを超えるのはたった0.3%に過ぎず、いずれ平均値のほうに戻ってくるだろう」と予想できるわけです。つまり、一方向への行き過ぎが修正されて反対方向に戻る動きに賭ける「逆張り」が、ボリンジャーバンドの売買戦略の基本と見なされています。

図4:ボリンジャーバンドの仕組み

【図4】でも±3σまで為替レートが達した例は数少なく、その地点は逆張りで儲けられる格好のポイントになっています。ただし、この指標を開発したジョン・ボリンジャー自身は「逆張りで使うべきではない」といっています。その意味では、為替レートが±2σに沿って突き進むような強い値動きに乗る順張り手法が王道といえるかもしれません。

ボリンジャーバンドが±1σと±2σの間を上下動しながら急上昇/急落する現象は「バンドウォーク」と呼ばれ、強いトレンド継続のシグナルです。

昨年来、急速な上昇トレンドが続いた「ドル/円」の日足チャートを見ても【図5】、バンドウォークが発生していることがわかります。バンドウォーク発生時は、バンドの幅自体が安定・拡散することが多く、そうした局面は順張りで臨むのが正解になります。

図5:バンドウォークと順張り

 

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±2σ超えで逆張り、エクスパンション&バンドウォークで順張り

ボリンジャーバンドでは、

(1) 為替レートがバンドに対して、どの位置にあるか?
(2) バンドが広がっているのか狭まっているのか?

という2点に注目します。
(1)に注目した場合は、逆張りの発想で、「為替レートが+2σを越えたら上昇し過ぎなので売り、マイナス2σを越えたら下落し過ぎなので買い」という判断をするのが一般的です。

反対に(2)は「バンドの幅が広がって為替のボラティリティが急上昇しているので、その方向性についていく」といった順張り判断の根拠に使います。ボリンジャーバンドの幅は横ばい相場が続くと急激に狭まり、一定のトレンドが続いているときは安定・拡散傾向にあり、乱高下相場になると急激に膨張します。

「スクイーズ」といって、狭く縮小したバンドの幅が拡大(「エクスパンション」という)して、為替レートが一方向に勢いよく動き出した瞬間に、その方向性に乗るのが順張り手法になるわけです。

このように、順張りで使うか逆張りで使うか、使い方が局面、局面で180度違う点がボリンジャーバンドの難しいところでしょう。
ただし、ボリンジャーバンドが統計学における価格の"バラツキ"を示したものであることを理解すれば、バンドの広がりや縮小、傾き具合を見ながら、「現在の為替相場が値動きの激しい荒れた状態なのか、値動きの乏しい静かな状態なのか?」という現状認識をするには、とても役立つ指標といえます。

その現状認識をどう売買判断につなげるかが問題なのです。

逆張りで使う場合は、バンドの幅が拡大から収縮に向かう瞬間を狙ったり、ボリンジャーバンド同様に為替レートの「買われ過ぎ・売られ過ぎ」を判断する別のオシレーター系指標も併用したりして、売買シグナルの精度を高める必要があると思います。

王道である順張りで使う場合は、バンドが縮小している状態から膨らみ始めて、ボラティリティが高まった瞬間=トレンド転換の初動を狙うと、成功する可能性が高いでしょう。

図6:ボリンジャーバンドの順張り&逆張り判断

【図6】の「ユーロ/ドル」の1時間足チャートでもわかるように、あえて単純化すると、逆張り手法が成功しやすいのは、相場が静かなとき(レンジ相場や規則正しいトレンド相場)。失敗しやすいのは、為替レートが上下に乱高下したり、トレンドが転換する場面です。

反対に順張り手法が成功しやすいのは、相場が静かな状態から方向性をもって大きく動き始めたとき。失敗しやすいのはボラティリティが低くなり、横ばい相場に転じたときといえるでしょう。


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2017年7月1日更新